過去の断片と射命丸文
はいはい!如月です\(^o^)/
東方風妖録の六話をお届けにまいりました\(^o^)/
ゆっくりしていってね♪
「なあ、俺らはずっと友達だよな……そうだと言ってくれよ」
中三の冬。
「はあ?誰がお前を友達だって?バカじゃないの?死ぬの?ね、根暗くんっ!」
え、違うの。じゃあ、今までのことは……。
「遊びだよ。ア・ソ・ビ。マジウケるわぁー。その顔だよそれが見たかったのだよぉ!だいたいさ。親からも疎まれてる奴が友達できるわけないじゃぁん」
そうかよ。今までのは嘘で俺は騙されてたのかよ……。
やっぱり、俺には誰もいないのかよ。こんな力を持ってしまったから、忌み嫌われて……。
もうどうでもいいやどうにでもなっちゃえ。ウジ虫に人権なんていらないだろ?だったら今目の前にいるウジ虫を殺ってもいいよな。
「そうかよ。結局俺には誰もいないのかよ。なあ、ウジ虫。せめて俺のストレスの捌け口になれよ。否定権なんてお前にはないぞ……さっさと死ねよウジ虫が……」
気がつけば血の海。目の前は肉塊になりかけている死にかけの人間が一人倒れていた。俺は人じゃなくなっていた。妖になっていたんだ。
嫌な夢だ。思い出したくもない。早く忘れてしまえばいいのに。
目を開けると真ん前に天狗がいたそれもとにかくでかい。周りにはその天狗の部下であろう天狗がずらりと並んでいる。
「おお、起きたか」
すると天狗はなにやら説明をしえくれた。どうやら家を建てることは許可できないが同居ならしてもいいとのことだった。
この際住めればどこでもいい。
「おい、射命丸はどうしたのじゃ」
大天狗がそう言うと後ろの襖が開いて一人の女が出てきた。
黒髪、赤目の美人。
幻想郷ってとこは可愛い子しかいないのか?男にとってはパラダイスだな。
「すいません大天狗様。遅れてしまい。それで私になんのご用件でしょうか?」
射命丸と呼ばれた女の子は恭しくしく頭を下げる。すると大天狗が俺を指差して言う。
「うむ。実はだな。そこにいる人間がな、ここに住みたいと申すものだからな。そういえばお主の家は一人くらい住んでも狭くなるわけではあるまい。なれば射命丸よこやつをお主の家に住ませてやってはくれんか?」
一瞬、びっくりしたそむきをして俺の方をチラリと見やる。
チラリと見たときに俺と目が合いあちらが軽くお辞儀をしてきた。
返さねばと思ったが返す間もなく大天狗のほうに向いてしまった。
「分かりました」
どうでしたか?楽しんでいただけたでしょうか?やっと出ましたね文ちゃん!
さてオーバーラップ文庫のやつにエントリーするかもしれないので東方二作は上げるのが遅くなると思いますがよろしくお願いします\(^o^)/
それでは三倍アイスクリーム‼