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お魚、お野菜、並びに番人

やっと十話目!

これからもよろしくですU・x・U

 霊夢の家兼神社で手料理を振舞って少し雑談をして、博麗神社を後にした。

 時間はまだ二時か。

 ……なあ……

 ……なんだよ、いい感じに眠っていたのに邪魔するなよ……

 ……別にいいだろ。いつもお前、俺の中で寝てんだから……

 ……いやいや、起きてるからね……

 ……まあ、どうでもいい話は置いといて。なあ、いつになったら完全同化が出来るようになるんだよ……

 ……ああ?バカ言え、まだ無理に決まってるだろうが、要件はそれだけか?だったらもう答えたから寝るぞ……

 ……あ!ちょ、ちょっと待てよ!って、チッ、寝やがったよ……

 とりあえず、どこ向かおうか。

 ってそういや、さっき紅魔館に行こうって言ってたか。

 人里でなんか買ってから行くか。

 金は射命丸さんから貰ってるし。

 博麗神社へと繋がる石階段を降りて、人里に向かう。

 やっぱ、俺が居た世界とは違うんだな。こういう風景とか見るとしみじみ思うわ。

 って言ってもまだ幻想郷に連れてこられてから一日しか経ってないけど。

 おっ、人里が見えてきた。

 意外に栄えてるんだな。

 みんな笑顔でいっぱいだ。

 さてと、何買おうかね。

 ……………何も思いつかないんだけど。

 ……知らねぇよ……

 お、おう……。

 いきなり出てくるとかマジびっくりするからやめて欲しいんだけどな。

 もうこの際、食材買って料理でも振舞うか。うんそうしよう。

「おっさん、この大根と玉ねぎ、それにそこの味噌貰えないですか?」

「少年、一人でお買い物かい?」

 八百屋のおっさんが聞いてくる。

「そうですけど」

「偉いねぇ~、と言うわけだ半額にまけてやるぜ」

 とそんなこんなでまけて貰い、食材を集めた。

 次は、魚だな。

 魚屋は……あそこか。

「すいません、なんか生きのいいやつないですか?」

 そう言うと魚屋の大将がニヤリと笑い、これはどうだいと一尾持ってきた。

「なんですかこれ?」

 よくぞ聞いてくれたな少年!と言わんばかりのドヤ顔を見せる大将。

「よくぞ聞いてくれたな少年!」

 あっ、言ったよ。

「コレはな、イトウという魚でな。滅多に取れない魚なんだよ」

 マジか!こんなとこでお目にかけれるなんて夢にも思わなかった。

 ……興奮し過ぎ……

 ……別にいいだろ……

「あのいくらで?」

 買いたいがきっと高いだろうな。

「ん?値段か?……ふふ、実はな仕入れたのは一尾だけではなくて二尾なんだよ。二尾目はうちで食べるようで一尾目は誰かにやろうと思ってたんだ。ちょうどいい少年にやるよ」

 おお!マジかよ大将。

 大将いい人ではないですか!

「有難くいただきます!」

 おうよ!と大将は言い、イトウを貰ってきた。

 これだけあればいいか。

 よし、紅魔館に行こうかね。

 森を抜け、紅魔館へと向かう。

 おっ、見えた見えた、やっぱりデカいな。つうか、こんなにデカくてなんで咲夜さん、レミリア嬢、フラン、美鈴さんしか居ないんだ?

 まあ、俺が知らないだけだろうけど。

 〜〜〜〜少年移動中〜〜〜〜

 もうそろそろ……あ、また美鈴さん寝てる。

 起こしてあげるか。じゃないと咲夜さんに殺されるからな。美鈴さんが。

 代わりに俺が痛めつけて起こしてあげるからねと。

 〜風針〜

 風で作った針をとりあえず十本投げてみる。

 針は真っ直ぐ美鈴さん目掛けて軌道を描く。

 おし!刺さる!って……え?……

 ……ほぉ、やるなあの門番……

 マジか、眠ってるのに針を蹴り落とすなんて。

 でも何本か刺さってるけど。

「痛っ!ちょっと誰ですか!」

「俺ですけど何か?」

 美鈴さんが痛みで目覚め、俺の風針が刺さった事におこらしい。

 げきおこだぞぅ!みたいな?

 ……違うと思うが……

 ……ふざけただけだって……

「あ、あなたは!………………だ、誰でしたっけ?」

 風針千本。

「ちょっ⁉それは何ですか!絶対それに当たったら痛いじゃ、済まないですよね⁉」

「大丈夫でしょ?美鈴さんだし、風針千華ふうしんせんげ

 千本もの風針が美鈴さんを襲う。

 美鈴さんはあたふたしてはいるけどちゃんと避けてる。

「ちょっと、これ止めっ⁉うわっ⁉」

「はい、もっとリズム良く避けて下さいね。はいワンツーワンツー」

「え?あ、あ。わ、ワンツーワン、って結局刺さったじゃないですか!」

 た、楽しい……。

 ……お前はどうよ?……

 ……楽しいぞ……

 そして、千本が終わる頃には身体に十本くらい風針が刺さった美鈴さんが居た。

 この人やっぱり強いな。

 千本投げたのに刺さったの十本って……。

「ちょっと騒々しいと思って様子を見に来てみたら、貴方だったのね。楓香」

 門の中から出てきたのは紅魔館の主、レミリア=スカーレット嬢だった。




どうでしたか?

楽しんでいただけたでしょうか?

感想待ってます(`_´)ゞ

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