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ひとびと  作者: はちみつ
はちみつ日記
11/100

死ね!と言う販売員

 友達の付き合いで買い物に行った。

 古着の店だった。

 古着をおしゃれに着こなしたスタッフが3人いて、忙しそうに服を検品したり、畳んだりしていた。


 客の一人が商品を持って、レジの前に行った。そのすぐ後に数人並んで列ができた。

スタッフの一人がレジを打ち始める。もう一人がラッピングをする。

 レジ打ちスタッフが、「左に並べって書いてあるのに、右に並ぶんだよね!!文字読めねーのかよ」と言った。

 ラッピングしていたスタッフが「死ねって書けば左に並ぶんじゃない」と笑いながら言った。レジ打ちスタッフも笑った。


 確かに、レジの脇に「左に並んでくださいね」と書かれたボードがあった。

死ねって…。この店の接客はこれが普通なのだろうか?


 私と友達はそそくさとその店を出た。

 妙なオーラが出ている感じがした。

 

 数ヶ月後、ある雑誌にその店が掲載されていた。

スタッフの言葉は酷くても、服の品は良いらしい。


 でも死ねって…。

 明日、都会のその店の近くに行く用事が出来た。若者のがたくさん集まる○○通りのあるところに。

 でも店にはいかない。そもそも私は古着は着ないから。

 たとえ雑誌に載るほど品が良い店でもね。

 死ねって言われるのはいやよね。


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