黄虚彩との戦闘・第二段階
黄虚彩が胸の“黒い穴”を最大まで開き、
世界の光が吸い込まれていく。
金色の粒が逆流し、
影が光を放ち、
光が影に沈む。
ミュレが叫ぶ。
「彩ちゃん!!
このままじゃ……黄の泉が死んじゃう!!」
セレスは青い糸を伸ばすが、
後遺症で力が弱い。
「……彩さん……
黄虚彩は《光脈崩壊》を発動しています……
光の色脈そのものを壊す力……
ユナさんの光が……!」
ユナは胸元を押さえ、
膝をつきそうになる。
「……やだ……
ぼくの光……また……消える……!」
彩はユナを抱き寄せた。
「ユナ!!
あなたの光は消えない!!
私が守る!!」
ユナの覚醒:希望の核《光脈勇核》
黄虚彩の囁きがユナの心に流れ込む。
——勇気は弱い。
——希望は偽り。
——光は消える。
ユナの瞳が揺れ、
胸の光が消えかける。
だが——
彩がユナの手を強く握った瞬間、
ユナの胸元が強く輝いた。
「……彩……
きみが……
ぼくを呼んでる……!」
胸の奥から、
黄金の光が爆発するように溢れた。
セレスが息を呑む。
「……これは……
《光脈勇核》……!
黄の泉の“希望の核”……
ユナさんが……覚醒しました……!」
ユナは立ち上がり、
彩の手を握り返す。
「彩……
ぼく……もう逃げない……
きみと一緒なら……
ぼくの光は……絶対に消えない!!」
彩の胸元も輝く。
「ユナ……
一緒に行こう!!」
二人の共鳴:光脈共鳴《双光共鳴》
彩とユナの光が重なり、
世界が一瞬、静止した。
ラベンダーと黄金の光が混ざり、
泉の上に巨大な光脈が浮かび上がる。
レイアが息を呑む。
「……すげぇ……
二人の光が……世界を照らしてる……!」
セレスが涙をこぼす。
「彩さん……ユナさん……
あなたたちの光は……
黄虚彩の反転を“上書き”しています……
これは……《双光共鳴》……!」
黄虚彩が苦しむように揺らぐ。
——光は……
——希望は……
——勇気は……
——消える……はず……
彩は叫ぶ。
「消えない!!
私たちの光は……絶対に消えない!!」
ユナも叫ぶ。
「ぼくの希望は……
彩が守ってくれた!!
だから……返さない!!」
決着の一撃:光脈希望環《彩ユナ・希望の環》
二人は同時に手を前へ突き出した。
「ユナ!!
行くよ!!」
「うん!!
彩!!」
ラベンダーと黄金の光が輪となり、
黄虚彩を包み込む。
「——《彩脈希望環》!!」
光の輪が黄虚彩を締め付け、
反転した光を“元の光”へ戻していく。
黄虚彩の身体が崩れ始める。
——光……
——希望……
——勇気……
——返せ……
彩は涙をこぼしながら叫ぶ。
「返さない!!
あなたが奪った光は……
全部……私たちが取り戻す!!」
ユナも叫ぶ。
「ぼくの光は……
もう誰にも奪わせない!!」
光の輪が強く輝き、
黄虚彩の身体が完全に崩れた。
最後に残ったのは——
小さな“光の欠片”だけ。
セレスが震える声で言う。
「……黄虚彩……浄化完了です……
黄の泉は……救われました……!」
ユナは涙をこぼし、
彩に抱きついた。
「彩……
ありがとう……
ぼく……生きてる……
光を……取り戻せた……!」
彩はユナを抱きしめ返す。
「ユナ……
あなたの光は……本当に綺麗だよ……!」
泉が強く輝き、
森全体が黄金の光に包まれる。
こうして、黄虚彩は浄化され、
黄の泉は完全復活した。
希望の色は世界に戻り、
次の色脈へと道が開かれる。




