勉強しないとなあ、という憂鬱
真夜中の河原の土手は、でも
側道の街路灯が案外、明るくて
思っていたほど暗さは感じない
それよりも冷たい風に気持ちも気力も消えていく
寒さは容易に人の気持ちを変えてしまう
変えるのか、それとも奪っていくのか
冷たい風にのせて
わたしのなかにある黒く澱んだ気持ちを
奪い去ってくれたらいいのに
都合よくはいってくれなくて
よしやるぞ、という強い気持ちを奪っていく
高校の入学試験まで、もう何日もないのに
こんなんで大丈夫かな
高校生になれるかな
なれたとして、やっていけるかな
悩みはつきない
川面に光る明かりがゆらゆら滲んで
自分が泣いてるような錯覚におちいる
目をおさえ、泣いていないことに安心して
進路を思って、また、不安になって




