大学生編・第10話 「大学卒業 — 『必ず成り上がる』と決意する」
春の陽光が差し込むキャンパス。
花々が咲き誇り、卒業式の準備で賑わう中、内田しゅんは胸に熱い決意を抱いていた。
——ここまで来た。夢を掴むための第一歩を、確かに踏み出したのだ。
式典の会場は、期待と不安が交錯する学生たちの声で溢れていた。
壇上で名前を呼ばれ、しゅんは一歩一歩を踏みしめてステージへ向かう。
両親の顔が浮かんだ。貧しかった実家、母の温かい手料理、そしていつも心配しながら見守ってくれた日々。
今の自分があるのは、あの時の決断と、支えてくれた仲間のおかげだった。
卒業証書を受け取り、壇上から会場を見渡す。
千夏、岸本、浅野たちの顔も見えた。互いに目が合い、自然と笑みがこぼれる。
(この仲間と共に、俺は必ず成り上がる)
その胸に、強い覚悟が宿る。
卒業パーティーでは、多くの教授や先輩、友人たちが祝福の言葉をかけてくれた。
「内田君、君の挑戦は本当に素晴らしい。これからも、その熱意を失わずに進みなさい」
教授の言葉に、しゅんは深く感謝の意を伝えた。
しかし、現実は甘くない。
社会は厳しい。大学を出たからといって、成功が保証されるわけではない。
だが、しゅんにはもう恐れはなかった。
頭の中に選択肢が浮かぶ。
【〇:起業の道を全力で進む】
【×:安定した会社に就職する】
しゅんは迷わず【〇】を選んだ。
「このまま起業を続け、必ず成功してみせます」
仲間たちに向けてそう宣言した。
岸本は力強く握手を求め、浅野も千夏も笑顔で応じた。
その後、しゅんは起業家としての道を本格的に歩み始めた。
チームはさらに拡大し、サービスは多くのユーザーを獲得していった。
夜、一人で部屋の窓から夜景を眺めるしゅん。
ふと、かつての自分、37歳の時の自分の言葉を思い出した。
「人生はやり直せる。どんな過去も、未来のための糧になる」
ノートを開き、金色の文字が浮かぶ。
「大学卒業 — 『必ず成り上がる』と決意する」
そして新たな言葉が現れた。
【過去の自分が背中を押してくれたから、今の俺がある】
しゅんはペンを取り、力強く書き込んだ。
「これからの人生、自分の手で切り開く」
窓の外の星空を見上げながら、彼は心の底から誓った。
(必ず、頂点に立つ。これが俺の人生だ)




