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ほ~むらん☆倶楽部  作者: 姉村一男
我がほ~むらん☆倶楽部は永久に不滅で章
31/37

で、なんとなく不安になってリヤカーを見たら

「で、なんとなく不安になってリヤカーを見たら本当にベースが一枚なくなってて、手紙のとおり盗まれたみたいなの」

「なら通報して十年以下の懲役または五十万円以下の罰金にしてもらいましょう」

「待って! 続きも読んで」

「はあ」


 返シて……欲しい奈良

 本日夕方 立川市 貴様らのサッカーグラウンドに

 王乃薫を連れてこい 以上


(途中で切り貼り飽きただろ……)

「王乃さん、わかってもらえた?」

「要求通りあたしを連れていきたいと? 一枚盗まれたくらいなら新品を買いましょうよ」

「みんなでお金を出しあって買った大事なベースなの。お願い、グラウンドまで来て!」

 いいですよとは言えない。窃盗犯の目的がわからない。

 最悪、凶悪事件に巻き込まれたらどうする。王乃ホールディングスの人間としてリスクは一般人より気にしなきゃいけない。

「王乃さん、一生のお願い……!」

 胸にすがって懇願してくる。野球冒涜団を助ける義理はないのだが。

 脅迫状がひらりと床に落ちた。

「あ、円佳さん、裏にも書いてますよ、『追伸』って」

「え? そうなの?」

 気づいてなかったんかい!

 拾って読み上げた。


 追伸

 薫、きみもこれを読んでるな?

 求めを拒めば百万本のヴィデオを家に送りつける(かっこ)着払い(かっこ閉じる)

 百万本のヴィデオだぞ? 来る気になったな?

 さあバッチコーイ!


「ソ連で作曲されて日本語版を一九八七年に加藤登△子(かとうと△こ)が歌った『百万本の×ラ』みたいに言うんじゃねえよ……」

「王乃さん、世代を考えてボケてください!」

「まあいいですよ。放課後いっしょに行きましょう円佳さん」

「ほ――本当に!?」

「犯人わかっちゃったんで。ハァ……あいつら……」

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