↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほ~むらん☆倶楽部  作者: 機関車上田
まだ老け込む歳ではないの章
28/37

木刀で床を突いて砂波羅リコが凄む

 木刀で床を突いて砂波羅リコが凄む。

「てめえ、なんでウチに来ねえ、入学式のあとも誘ったぞ」

 しつこい人だ。薫はムッとして、

「――何度も言ってます。運動部は無理です」

「なんの理由があるってんだ。五〇メートル五秒三で体を使わねえとかバカかてめえ」

「……」

「黙秘だと?」

 もちろん男バレを考えれば絶対入部できない。

「いい根性だなオイ。喧嘩してえのかオイ。何か言えよオイ」

 オラオラと薫を覗き込んできて、

「――あ。おまえ、女好きだろ?」

「え?」

「人間ってのは猫とおんなじで、興味あるものを目で追っかけるし瞳孔も大きくなる。人の目を読むのはサイクルサッカーの基本テクだ。で、明らかにおまえはアタシを『そういう目』で見てたな? ごまかしても無駄だぜ?」

「……!?」

 わりと図星だった。手足が長くて大人っぽくて正直老け顔でとっくにOL十五年目っぽいリコは薫の理想に近かった。なんなら彼は熟女フェチだ。女性は三十代から甘くジューシーな味わいになってきて四、五十代にもなれば完熟甘露が小じわに染み込んだパッションフルーツが爆誕するのだと彼は信じていた。

「なぁるほど! じゃあ勧誘方法を変えなきゃな」

 砂波羅リコが敵意をやめてニヤニヤし、薫の耳にささやく。

「うちの部なら……女抱き放題だぜ?」

「……はあっ!?」

「アタシに惚れてる部員だらけだからアタシが命令すりゃ薫にも抱かれるさ。練習しながら恋愛三昧、いいだろ?」

「そんなの出来ませんっ」

「好き放題さしてやる。せっかくの女子校、楽しめよ」

「そんな悪いこと……」

「自由恋愛の何が悪いんだい?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。