表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ほ~むらん☆倶楽部  作者: 姉村一男
隠し球の章
11/37

円佳の笑顔は屈託のないまま

 円佳の笑顔は屈託のないまま変わらない。自分の行動が人のためになると信じている「誤用じゃないほうの確信犯」である。

「だ、誰か助けて……」

「大丈夫、いま楽にします! お花さん、しびれ○な!」

「それもポケ○ンの技うぶぶぶぶヴヴヴヴビビビビ――!?」

 でっかい花粉が頭上から降ってきて、付着するやいなや数万アンペアの電流を出した。

「最後にもっかいギ○ドレイン!」

「ぎょおおおおおおおーっ、あ? おほっ……」

 力を吸われつくした。

 ツルがほどけて地面に落とされた。

 もう動けない。うすれゆく意識。

 薫が最後に見たのは正義をやはり疑わない心堂円佳のほほえみだった。

「ぐっすり寝ててね。午後の授業は代返しておくわ」

「学年、違うんですけど……」

 ガクッ……。



 ……土のにおいがする。

 たくさんの女子に囲まれてるにおいもする。

 地べたに大の字で寝かされている感じがする。

 なぜか金縛りみたいに動けない。

 そして全身をモミモミされてる気がする。

「……?」

 まぶたを開けたら想像通りのものが見えた。十人以上の女の子たちが寄ってたかって薫にマッサージしていて、薫が目を開けたと気づいたら「あっ、起きた?」と笑った。悪の組織にこれから改造手術されるみたいな光景だった。

「あのう……何してるんですか……」

「そこは、うちがお答えしますえ」

 京都弁の少女が言った。垂れ目の美人で、後ろ髪にかんざしを挿し、作務衣を着て地下足袋を履き、なんか温泉の従業員みたいだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ