魔物の軍団が来たそうです
本日4話目〜!これで最後だと思います!(今日は)
明日出せるか分からないですけどもぜひお読みください!
ある日もまた薪を割る音が割に響く。今日も今日とて日課の薪割りをしてアハトはそれを運ぶ。そして黒パンとスープの食事を終えて森に向かう。ここまでは今日も完璧だと思ってのんびりと歩いて森に向かっていると、全力で走ってくる男性がいた。
「たったったたたいへんだー!!!長老ー!」
何があったのだろう。気にはなったが特に後ろ髪を引かれるわけでもなかったので森に向かった。
その日はハーピーではなく翼の生えたイモムシみたいな魔物アレブロスが来たのでしっかりと【炎撃・全】しておいた。
今日もまたアハトの魔力はerrorのままである。
そろそろ夕方にも近づいてきたので家に戻ろうとすると何やら村の集会所の方に続々と人が集まっていく。
何か長老から言伝があるのだろうか。
特に用事もなかったので向かうと中々に衝撃的な内容だった。
「今この街には数千匹規模の魔物の大軍が迫っている。いわゆる大狂乱だ。
村に到達するまでは後1週間。王都に応援を頼みそこから来ていただくまでには6日ほどかかるそうだ。
ギリギリのラインではあるが魔物がこちらに迫ってきたらわしらで少しでも討ち取ろうぞ。」
集会所の各所でザワザワとどよめきが起こる。
「魔物の大狂乱にしても元々なら1000匹だって行かないはずだぜ。どうなってるんだ、、、?」
「そんな、、、俺ァまだ死にたくない、、、」
「き、、きっと王都の精鋭が全部倒してくれるさなっ、、、なぁ皆?」
確かに数千匹規模の魔物の大軍では村に侵入されたら一溜りもない。自分が死ぬのではないかという恐怖はいとも簡単に当たりを侵食した。中には涙を流すものまでいた。
アハトもその1人だったのだが彼だけはまた、別の理由ではあった。それは、、、
「やったあああああああ。数千匹!?これなら俺の魔力は少しでもなくなるんじゃないのかな!?前々から試したかった魔法をいくつかあるしこれはいい機会だ!」
そう彼の場合は嬉し涙に震えていたのであった。
早速次の朝、半龍化して森をひとっ飛びで抜けて魔物の巣窟となっている荒野に向かった。
「これは、、、やばいな。なんて物量だ。ワーウルフやブラッドキーパー、、、ランクは低くても数が数だなぁ。ただ、手応えはあって欲しいなぁ」
どこまで行ってもアハトはぶれ続ける。
「まぁあれくらいの量なら俺一人で何とかなりそうだし。今日は戻って森で鍛錬でもしよーっと。」
最近では格闘術の訓練もしだしたアハトはいよいよ何か名伏しがたい何かに変わりつつあった。
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