やっぱりアハトは強い!
本日三話目の投稿となります。説明回が長くなってしまい申し訳ありません。ここら辺から話が動きだすのでよろしくお願いいたします。
【龍化】が最も簡単な効果で龍になることが出来る。遥か東にある東桜の国に伝わる蛇のような龍ではなく翼の生えた翼竜と言われるタイプである。それに「全自動魔力回復」「極硬化」「全能力倍加」「限界突破」
という効果も使用できる。半龍化は【龍化】のプラスアルファの効果が受けられない反面、体の部位のうち角としっぽと翼が生え機動力の上昇、ホバリング等先頭の幅は広がる。
【砲煌】は【龍化】によって得られる効果を更に2~10倍まで上昇させられる。しかし倍になればなるほど体への負担は大きく2倍を30分続けただけでも1週間寝込むほどの体力消費が着いてくる。
【黒炎】は炎魔法の威力増大に加え魔力を1.2倍使用することで相手に炎を一定時間固定することが出来る。
【暴風】はその名の通り風魔法の威力が莫大に上がり魔力効率上昇も加わる。
今日もアハトは自分の魔力をどれほど消費したらerrorから数字表記に変わるのかを試していた。
5歳で初めてステータスを開いた時はまだ9000000000とかだったのに10歳になったあたりからかerrorと表示されるようになってしまった。
それ以来どれだけ魔法を使っても一般的な魔力欠乏の証である倦怠感や頭痛、嘔吐感なども一切せず無限に撃ち続けられそうであった。
半龍化を使って空を飛び、雲の上辺りまで来ると
【炎極砲】【炎極砲】【炎極砲】【炎極砲】.....
10回ほど空に向かって撃ち込む。因みに【炎極砲】は炎B辺りの魔法使いが10人がかりで1分詠唱してやっと使えるレベルである。
しかしアハトは炎SSSという反則じみたステータスのおかげでほぼ無詠唱で連発できる。
「ざっと100発ほどうったか。魔力の方は…ステータスオープン!」
魔力の欄は変わらずerror表記である。
「どうしてだよぉ!どうしてなんだよぉ!ちくしょおお!俺に頭痛とか倦怠感とかってないのか!?」
叫んでいるとバサッバサッと羽音がしたかと思うと5.6匹の鳥人間いわゆるハーピーが襲ってきた。
「そりゃあんたらの領空で超級魔法乱発したら怒るわな。」
魔法は初級魔法から順に低級、中級、上級、超級、天災級、
神怒級に別れている。
神怒級になるともはや破壊の権化である。地図からいくつかの国が消えるとまで言われている。
ハーピーは鋭い牙を向けながらジグザグにこちらに突進してくる。スピードはかなりのもので普通の冒険者ならば手も足も出ないだろう。それもそのはず、ハーピーは魔物の中でもBランクに属する魔物で滅多に地上には降りてこない。
魔物にも等級がありFからSSSまで幅が広い。SSSになるとだいたい周辺の国で戦争がやみ、魔物の対処に追われるほどだ。
そしてハーピーはBランク。アハトの敵ではない。
【炎撃・全】
あっさりと骨も残らず焼滅した。
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