表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

不人気の街と始まるSacred treasures fight

最初の街は7つの街から選ぶことができた。

因みにこの地帯――ground of Japanでは、魔王と6騎士1巫女の戦いの話が残っている。

氷の大魔術を行使し魔王の攻撃を相殺した「氷の魔術騎士」

大いなる焔を纏った矢で魔王を射抜いた「焔の弓騎士」

ありとあらゆる攻撃をその盾で受け流した「水の盾騎士」

紫電の速度で細剣を煌めかせ魔王を穿った「雷の細剣騎士」

沢山の部下を斧で薙ぎ払ったと言われる「土の斧騎士」

傷付いた人を癒し結界で仲間を守った「風の巫女」

そして僕がいる街のモチーフとなった騎士。かの者の前では全ての武器、防具は意味を持たなくなり、纏っているもの全てを消え失せさせる、騎士の中でダントツ人気最下位の「溶解の屑騎士」

である。戦いのあとそれぞれが国を治めたそうだが、この領地の広さ、財政力はこのゲームが発表されたときからの人気投票で決められた。無論、この街は狭いし治安も悪い。更に近辺のモンスターは強すぎて連戦なんてトップランカーでも無理と言われているほどなのだ。因みにこの街にいるプレーヤーは僕だけである。

「こりゃ、スゲー街だな…」

街はあちこち荒んでおり、マトモなのはあの石像位である。

「あれが――溶解の騎士様?」

僕は走ってその石像に駆け寄る。凄く優美な剣である。

「こんな剣、使ってみてーなぁ」

なんて独り言を呟く。

「ま、取り敢えずギルドに行ってみるか!」

僕はギルドに向かって駆け出した。


ーーーーーーーーーーーーーーー


「クエストはこちらになりまーす!」

僕は愕然とした。今あるクエストは


炎の竜を討伐せよ!

セイクリッドフレイムドラゴン×1 参加上限2人

難易度☆×80 ★×72


かの悪魔を祓え!

セイクリッドミノタウロス×1 参加上限1人 聖職者禁止

難易度☆×82 ★×21


伝説の術を取得せよ!

セイクリッドサキュバス×1 参加上限1人 捕獲限定

難易度☆×91 ★×84


などである。☆×1=★×100なので、一番簡単なクエストでも★×8072ということになる。この前別の街で発生した史上最高難度と言われたクエストは


悪魔を祓え!

ミノタウロス×1000 参加上限なし 特殊効果につき全ステータス2倍 経験点豊富

難易度☆×2 ★×4


である。という訳でこの街のクエストは謎に高難易度なのだ。

「まあ、やってみっか…」

という訳で来てみたら、卵がある。


セイクリッドフレイムドラゴンの卵

レベル1

HP5728400 MP976810

セイクリッドフレイムドラゴンの卵の中身

HP24 MP9258771

孵化して30秒は防御力1、HPは30。中身のHPが30になると孵化する


「生まれた直後に殺るか…」

今も体力は増加を続けている。

27………28………………………29………………………3

僕は駆け出した。そして手に持った剣をぞぶりと差し込んだ。

生まれたてのセイクリッドフレイムドラゴンはポリゴンの欠片となり空へ飛び立った。


LOG

クエストクリア!

「カミヅキ」のレベルは1から168に上がった!

報酬として、「聖なる炎の結晶」×100、「セイクリッドフレイムドラゴンの革鎧+10」、999999Gを手に入れた!


レベル90前後がこのゲームで最も歴が長いプレーヤーのレベルなのだが、それを大きく上回るレベルまでカミヅキはなってしまった。この後、街に帰って工房を訪ね、聖なる炎の結晶を見せたところ、

「おお、これが100個あれば強力な武器が作れるぞ!お代は999999Gじゃ」

と言われたので渡した。

「少し待っておれ。いま作ってやるからな。」

で出来たのがこれである。


溶炎剣 セイクリッドフレイム

耐久力 計測不能

攻撃力 12000(耐久力削りに変換可能。1/100になるが)

耐久力削り 300

属性 業火 聖炎

ランク 製作準神器

匠の技と高レアリティのマテリアルによって作られた武器近くの敵をその炎で薙ぎ払う。後方にも被害が出る。目立つ。悪魔、アンデッド、天使、咎人などに対して効果が上がる。


なんと。神器の次のレアリティ準神器である。しかも悪魔に有効ときた。じゃあ次はあのクエストだな。


ーーーーーーーーーーーーーーー


という訳でセイクリッドミノタウロスを難なく倒してその報酬から準神器「セイクリッドミノタウロープ」を作ってもらい、新魔法を3つ覚えた。新魔法の効果はなんかえげつないので今は伏せておく。そしてこの街のクエストをクリアしていく上でこの街のクエストの特徴が掴めて来たような気がする。屑騎士と呼ばれるのに相応しいなとも思ったが健全な僕はそうは思わない。この街のクエスト、最高。僕はテレポートの魔法を習得したが、転移先にここは登録しておこう。

そして僕はこの街から他の街へと移動することにした。――伝説の「神器」を持って……………………。


ーーーーーーーーーーーーーーー


他の街についたとき、自分と周りのステータスをみて驚いた。強めの人のステータスが


Lv.98

HP24600 MP23150 攻撃力2160 ………


といった感じなのだが、僕のステータスは


Lv.384

HP297653191 MP326529957 攻撃力369584 ………


とまぁアンバランスなのである。

そんな中、決闘イベント、Sacred treasures fight 略してSTFが開催されることとなった。この大会の優勝者は神器を貰え、更にモテると言われている。実際、これまでの5回がそうなのだ。参加しない選択肢などないので、僕は参加することにした。参加賞も良いのでほとんどのプレーヤーが参加するこの大会で、今まで集めた武器や技を試してやる。

Sacred treasures fightでどんな技や武器が出るやら。

因みにカミヅキ君は変態のようです。




文章力無くてすみません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ