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Story31 百年前です。1

 「イレイラー! いるかー?」


 冒険者ギルドに戻り、イレイラにさっきのゴブリン達の事を報告に来た。

 ギルドに入るなリ大声でイレイラを呼ぶ。イレイラがいる奥のギルドマスター部屋、略してマスター部屋ルームに行っても良いんだが、勝手に入っちゃダメだと言われてるから大声で呼ぶ。

 

 『おい、あの坊主この前の奴だよな?』

 『ああ、この前の奴だ。噂によるとSランクになったらしいぞ』

 『マジかよ! まぁ、確かに、Aランクのガルド相手にあの強さだからな』

 『それにギルドマスターの事を名前で呼んでるぜ。あのギルドマスター名前を呼ぶのを許可するなんてな』 


 周りの冒険者達が何か話しているが、今はそれどころじゃないので無視。

 大声で呼んでも出てこないので、もう一度叫ぼうと空気を肺いっぱいに吸い込んだ所でギルドの奥から人影が現れる。

 

 「うー、誰だよ。私は昨日、飲みすぎて頭痛いんだって。……はぁ、一人で飲むのも辛いな。早く飲み相手と結婚相手が欲しい。いや、結婚相手はいるか……ふふふ」

 

 そんな事を言いながら、眠たそうにイレイラ出てくる。

 いや、昨日会った時もそんな事言いながら出てこなかった?

 そして結婚相手いるんだな、良かったもう狙われない。

  

 「イレイラ、大事な話があるんだ。マスター部屋ルームに行っても良いか?」

 「な、何だ私を呼んだのはジンか。それに大事な話を二人きりでなんてそんな……まさかそっちから来るなんてナ」

 

 いや二人きりとは、一切いっさい言ってないけどね?

 だからそんな、もじもじしないでくれる? 結婚相手いるんでしょ?

 

 「というよりも、私を呼ぶ時は受付の子に言えば良いのに。……そうか、それ程私の事を……結婚相手はやはりジンだな」 


 あ、結婚相手がいるってそう言う事か。

 まぁ、丁重にお断りしますけどね?

 それに後ろの二人から、何か殺気めいたものを感じるんですけど。

 それより、本当に大事な話なんだけど、こんな茶番してらんないよ。

 

 「とりあえず、マスター部屋ルームに行こうか」


 殺気をびしびし浴びながら、殺気を出している二人とイレイラを連れマスター部屋ルームに行く。

 

 

    


 

 

 「いいか、イレイラ。これは結婚とかそう言う話ではなくて、モンスター達についての話だ。真剣に聞いてくれ。あと、結婚相手は他の人を探してくれ」

 「何だモンスターの話か、それならそうと言ってくれ。それと、他の結婚相手は却下だ」


 最後の台詞せりふが物凄く気になるが……無視っ!!

 

 「さっき、ゴブリンの依頼を受けて森に言ったんだが、まずゴブリンの行動がおかしかった」

 「ふむ、結婚の話については無視か。……あれ、何だろ無視をされると何故か快感がっ!」

 「おい」

 「冗談だ。いやあながち冗談では無いが、まぁ良い。それで?」

 

 この人ちゃんと聞く気あるかな?

 

 「ゴブリンは普通、団体で行動をするだろう? それが単体で森を徘徊していた」

 「ふむ、それは奇妙だな」

 「まだある。一体のゴブリンが俺達に気づい後、仲間を呼んだんだがその量は俺達に向けられる量じゃなかった。」

 

 最初は三十位だったけど、少しずつ増えてたからな。

 

 「それに、ゴブリン達は何かに指示をされるように動いていた事とモンスターランクはEではなかった」

 「何かに指示? ゴブリンキングがいたんじゃないか?」

 「確かにゴブリンキングはいたが、ゴブリンキングは後から来たし、ゴブリン達はもっと違う何かの指示についていたと思う。それと、そのゴブリンキング自体も強くなっていた」

 

 少なくとも、俺の攻撃を受け止める位は……。

 もの凄く嫌な予感がする。

 

 「んー。そんな事例は今までに無かったぞ。どう対処するか……」

 「イレイラ、一つだけあるぞ」

 

 イレイラの見解にルナが答える。

 ルナを見ると、真剣な表情で、だがどうした物かという感じでこちらを見ていた。

 

 「この事例は、百年前・・・に起こっている。弱い魔物とモンスターは何かの指示に従うように、そしてモンスターも魔物も強くなる。この事例は一つしかない」

 「……まさかっ!!」

 

 ルナの言葉で、何かに気づいた様に声をあげる。

 それにしても百年前か……そのワードはどこかで聞いた事がある様な……まぁ、百だしな色んなとこで聞いた事はあるだろ。

 そして、ルナが続ける。 


 「そう……『峰山龍』の復活だ」

 

 


 うわ、マジかよ……。

すいません、諸事情により遅れました。これから何時も通りに投稿していきます!

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