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Story16 私の話です。2

ブックマーク三十人突破しました! ありがとうございます!!

これからも頑張るのでよろしくお願いします!

 「口が開いてるけど、大丈夫か?」


 お父さんが私に、そんな事を聞いてくる。 

 凄い事を言われたからね。開いた口が塞がらないとはこの事だよ。


 「で、でもさぁ。お父さんがそれを言っちゃ、だめなんじゃないの?」

 「うーん……そう言われると、そうだけど。まっ、大丈夫だろ」


 い、良いのかな?

 

 「というか、意外と普通で驚かないんだな」

 「いやいや。驚いてるよ! でも……私の方が年上なのに、たまにジン君の方が年上みたいな時が結構あったから」

 「成程ね。まぁ、そういう訳でミッシェルの事が解決したら旅に出させます」

 

 ああ、あの目は本当にやる気だ。

 止めても無駄だなぁ……。


 「とりあえず、ミッシェルはジンに会った時にどうするか考えておけ」

 「……うん」

 





 


 そして時が流れて五日後。

 この五日間ずっと部屋に閉じ篭っていたからか、キントくん達は私の家に来なかった。

 お母さんは私の事を心配していたけど、お父さんが話を逸らしたりしていたらしい。

 そして今日は、ジン君が修行から帰ってくる日。

 ジン君とどういう風に謝って、仲直りしどう接するかは決まっていけど。

 勇気がなかなか出てこない。

 

 『ただいまー』

 『た、ただいまー』

 『おかえりなさーい』


 お父さんとジン君、お母さんの声が聞こえる。

 ジン君が帰ってきた、そう思うとドキドキしてきた。

 緊張しているのだろう。前までは仲良く暮らしていたのに……どうしてこんな事になっちゃたんだろう。

 ジン君はリビングにいるのだろう。お父さんとジン君の声がする。

 会いに行かなきゃ、と思ってもなかなか部屋から出る勇気が出てこない。


 「うぅー。どうしよう」


 そう独り言を呟く。すると、ドアからノックの音が聞こえた。


 「ジン……君?」

 「悪いな、ジンじゃなくて」


 部屋に入ってきたのは、お父さんだった。

 お父さんは私の傍まで来て、私に優しい目で話しかける。


 「気分はどうだ?」

 「もう、私は病気じゃないよ」

 「あー、いやそういう意味で聞いたんじゃ無くてな。今日ミッシェルの十歳の誕生日だろ? って事は『ステータス』が見えるって事だからな。急な変化で体調が悪くなったりする子が出る時があるからな」

 「あ……」


 そういえば今日は私の誕生日だった。

 最近どたばたしてて、すっかり忘れてしまっていた。


 「ううん。体調は大丈夫。むしろ元気だよ?」

 「そうか。それなら良い」

 「でも、『ステータス』が見えないけど……どうすれば良いの?」

 「あ、ジンとは違うんだったな。自分で『ステータス表示』って言ってみな」

 「うん。……ステータス表示」


 すると頭の中に何かが出てきた。



 LV 1

 HP  135/135

 MP  55/55

 攻撃  9/9

 防御  12/12

 俊敏  48/48


 スキル  なし

 固有ユニークスキル  『秘伝調合』

 

 魔法  『回復魔法ヒールLV1』

 固有ユニーク魔法マジック  なし


 固有 『医術の神の加護』 『半神』




 

 『ステータス』に『神』って付くやつが二つある……。何なんだろう?

 それに他のも気になるし、お父さんに聞いてみよう。


 「お父さん、『固有スキル』って所に『秘伝調合』って言うものがあるんだけど? これ何?」 

 「み、ミッシェルも『固有スキル』があるのか……はぁ。まぁ、いいか。頭の中で知りたいものに集中してごらん」

 「うん」


 あ、また何か出てきた。


  『秘伝調合』 調合に必要な材料や秘術、知識が分かる。調合する時に最大補正。


 この事をお父さんに話す。

 するとお父さんがおでこに微妙な汗をかいて言う。


 「お前も若干、チートだな」

 「ちーと?」

 「ああ、いや何でも無い」

 「そっか。後ね? 魔法が使えるの」

 「お、おう。魔法かどんなの?」

 「『回復魔法ヒールLV1』ってやつ」

 「『回復魔法ヒールLV1』? 光魔法じゃなくて?」

 「うん」

 「そ、そうか」


 お父さんがぽりぽりと、おでこをかく。

 暫くすると、お父さんが魔法とスキルについて教えてくれた。

  

 「ミッシェルにはスキルはまだ出てないけど、『回復魔法ヒールLV1』と同じで横に『LV』って言うのがあるんだ」

 「うん」

 「『LV』を上げると、その魔法やスキルの効果が一気に上がるんだ」

 「へー、どうやって『LV』を上げるの?」

 「『LV』を上げるまでの『経験値』を溜めれば良いんだ。『LV』が10LVまでいくと『極』って付いて、それ以上LVを上げられなくなる。でも『極』って付けば物凄く効果が上がるんだ」

 「『経験値』は?」

 「『経験値』はその魔法やスキルを、どんどん使っていけば良い。まぁ、その魔法やスキルによって『LV』を上げるまでの経験値の量は違うんだけど」

 

 成程、私の『回復魔法ヒールLV1』もそうなのかな?

 どんな能力なんだろう。


 『回復魔法ヒールLV1』 対象の傷や病気等を癒し直す事ができる。『光魔法』にある『回復魔法ヒール』よりも絶大な効果がある。


 傷を治せるんだ、じゃあこれのLVを上げようかな。

 ジン君いつも修行で、ボロボロになって帰ってくるし。

 これで直せるね。

 あ、ついでにこれも見ておこう。


 『医術の神の加護』 回復魔法ヒール、効果向上。HP回復力向上。(一秒毎に、二回復)アンデット族に対して全『ステータス』二倍。


 『半神』 神と人間の子。LVアップに必要な経験値を半減。


 ………神様? 神様の子供?

 ………………。


 「お母さんって、神様なの?」

 「……んん? どうして?」

 「『ステータス』に『医術の神の加護』と『半神』があるから」

 「……どうして、お母さん何だ?」

 「だって、筋肉ムキムキのお父さんが、医術の神様何て有り得ないもん」

 「どうして、どうして皆そう言うの……。筋肉ムキムキの『医術神』だっているんだよ」


 お父さんが床にめり込む勢いで、床を殴りつける。

 床がへこむから、やめて欲しいなぁ。

 そんな事を考えていると、お父さんが何かに気が付いたように顔を上げる。


 「はっ! 神って事がばれた!!」


 そう言うと凄い勢いで部屋を出て行った。

 私はさっきまでお父さんがいた所にいって、しゃがみ込む。


 「……良かったー。床へこんでない」


 『きゃぁああああああ!』

 

 その時だった。

 外から女の人の悲鳴が聞こえた。

次でミッシェルの話は終わると思います。


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