Story13 決着です。1
光が止む。俺は『光聖龍』を見た。
まだ目が慣れてないようだ。
この光を出した張本人は俺、ジンだ。
『光聖龍』の魔力の塊が俺に当たる寸前、俺の『固有スキル創造』で新しい固有スキルを創った。
そのスキル、その名も『絶対防御』!! 能力は俺に対して危害を加える、スキル、固有スキル、魔法、固有魔法、攻撃を受け付けないという物だ。
俺に危害を加えるって事だから、回復魔法とかはちゃんと効きます。
『光聖龍』の魔力の塊が『絶対防御』にぶつかった瞬間、白く発光したのだ。
なんにせよ、『光聖龍』の隙を見逃す訳にはいかない。
顔の前まで跳躍し、『光聖龍』のもう片方の目を焼き切る。
『グァァアアアアアオオオオオオオ!!!!!」
「よっしゃ―――グハァッ!!!」
『光聖龍』の目を焼き切り、咆哮した瞬間。
『光聖龍』が回転し、俺に尻尾をぶつけた。
吹き飛び、壁に激突。
体全身に強烈な痛みが走る。何本か折れただろう。
HPもごっそり削れてるだろう。
LV 13
HP 36/292
MP 156/227
攻撃 130/130
防御 142/142
俊敏 357/357
ステータスを確認すると、HPが260も持っていかれていた。
「クッソが!! 何か弱点みたいなのは無いのかよッ!!!」
俺がそう咆えると、『光聖龍』がもう一度尻尾を振り俺を攻撃してくる。
「二回目はくらわねぇよ!!」
寸での所で壁を蹴り、跳躍し避ける。
が、しかし、尻尾は俺を追撃してくる。
どうやら目を潰したとしても、気配や音で分かるらしい。
「本当に化け物だな!!」
どうする、どうすれば良い?
『固有スキル創造』は一日三回、さっき一回使ったから後二回。
何か方法はあるか……!?
「良いこと思いついた……」
俺は新しく創る固有スキルを考え付いた。
これなら何とかなるんじゃないか……?
やって見なきゃわかんねぇ!!
「スキル創造!」
すると俺の体が微かに発光する。
「よっし、これなら」
創ったスキルはその名も、『世界図書館』!
これもそのまんま。この世界のあらゆる書物から、読みたい本、知りたい情報を検索し脳内で見れるという凄物だ。
「『世界図書館』発動!!」
知りたい情報は勿論、『光聖龍』の弱点。あるかどうかは分からないが……。
……あった!! 『光聖龍』についての情報!
読みたいが、こいつの尻尾を避けながらは難しい。
一時退避するか? ……いやそんな事をしたら、村がめちゃめちゃになる。
もうなってるけど、これ以上させたくは無い。
クッソ、やるしかないか。
『まず『光聖龍』は不死身である』
………はい?
……ふ、ふっざけんな!! こんチクショー!!
いや、落ち着け。まだ続きはある。
『不死身といっても、死ぬ。死んだ後、百年後に蘇る。『不死鳥』に近いだろう。『光聖龍』を倒す方法は、体のどこかにある『光聖龍の逆鱗』を破壊する事だ』
…………? ミッシェルにも必要なんだよな? その逆鱗。
ど、どうする? どうすれば良い!!!
……一つだけ、一つだけ方法がある。だけどそれは『固有スキル創造』もう一回使う事になる。最後の一回だ。
別に良いじゃんと、思うかもしれない。でもそれだと、何かあった時に対処できなくなる。
「……えーい、儘よ! スキル創造!!」
今日最後の『固有スキル創造』を使い、新しい固有スキルを創った。
「これなら、なんとか……」
しかしその瞬間、気が緩んだのか、『光聖龍』の攻撃をくらう。
「ガッ……!?」
今度は地面に叩き付けられる。
地面に俺を中心とし、クレーターができる。
こりゃ、親父の加護で回復したHPも1を、越え、た……な…………。
「あっぶねぇ! 死ぬかと思った!!」
はい、まだ死んでません。いや死んだけどもね? 多分。
でもこれのお蔭で、強くてニューゲームだな。
『最強』
HPが一以下になる攻撃を受けた場合、全『ステータス』が十分間五倍。更に、HPが一の場合どんな攻撃を受けても0にならない。
これが、今のステータスです。
LV 13
HP 1460/1460
MP 1135/1135
攻撃 650/650
防御 710/710
俊敏 1785/1785
効果は十分間、早めに決着をつける。




