クリスマスプレゼント(200文字小説)
結婚して10年。
もちろん妻を愛している。
そして、子供たちも。
「もうすぐクリスマスね」
「そうだな」
「子供たちのプレゼントは大丈夫?」
「手配済みさ」
12月24日。
「こんにちは。 ○○急便です」
サンタからプレゼントが届いた。
「わぁーい! サンタさんからだ」
無邪気に喜ぶ子供たち。
「△△ちゃんチのサンタはパパなんだって! ウチはちゃんとサンタさんからだね。 でも、どうして宅急便なの」
「ウチには煙突がないじゃないか」