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毎日イライラする。イライラしては不安になって、不安になってはそんな不安定な自分にイライラする。頭は働かなくて、何にも興味がなくなった。_____________________________
2019年3月。当時の彼と別れた私に君はこう言った。「俺と付き合ってください!」
私は今まで、“男は男で忘れる”というモットーを掲げて生きてきた。そのため、今回も適当に付き合って、私が本気になったころくらいに捨てられるのだろうと思った。しかし、今の状況の中、独りで立ち直るよりも誰かがいた方が楽だと思ったため、君の申し出に同意した。そうすると君は顔にクシャっと皺をよせ、笑顔を見せた。私はその笑顔を見て、少し後悔した。
私は君と出会うちょっと前に、当時の彼氏に誘われて始めたマルチ商法の投資という物に手を出していて、始める前も始めてからも全く興味はなく、ただお金が欲しいという安易な考えで始めたら、次々と人を入れて紹介料をもらい、そのお金で資金を作り、運用をするというねずみ講と何ら変わりのないものにまんまとはめられ、意味も分からないし、今自分がその話を聞いて、ショックが大きいものに犠牲にしてもいい友達なんていなかったため、誰も誘わないでいた。しかし、その会社では実際に稼いでいる人が上に立ち、新しく入ってきた人たちに、宗教染みた言葉で巧みに操り育てていた。労働収入の人たちを馬鹿にしたことを言っている人が多く、そこにいると働いているのが恥ずかしく感じるほどだ。そのため、私は働かなくなっており、当時に彼氏にすべてお金を出してもらって生活をしていた。
そのため、君と出会ったときは無職のくず女になっていた。彼氏のおかげで手に入れたある程度みんなに知られている地位と、働かなくても生活できているという優越感から、天狗になっている絶頂期に君と出会った。
君の第一印象は、「なんだ、この陰キャw」
だった。自分のライバルが入れた人だったし、全く眼中になく、顔もちゃんと見たことないくらいだった。しかし君と彼氏が仲良くなり、よく電話するようになってから君の名前を知った。
「こいつ、一貴っていうんだよ。仲良くしてやって。」
「フーン。そうなんだ。よろしく。私みやび」
そこから投資のほうが忙しくなったため、すれ違いの生活を過ごすようになり、暇になった私は、一貴と一緒に遊ぶようになった。私たちは拠点が渋谷だったため、学校が終わったら渋谷にきてミーティングを受けるなどの生活をしていた。そのころ私は学校の近くにある彼氏の家に住んでいたため、学校と渋谷の間にある実家には全く帰らなくなり、家族ともすれ違いの生活をしていた。また、渋谷が楽しくなりすぎて、学校に行かなくなったのもこのころからだった。そんな私とは真逆だった一貴は、親身に思ってくれる両親と弟と三匹の猫がいて、学校にもちゃんと行き、さらには部活もやっていた。私にはないものを持っている君に、うらやましさと嫉妬心すら持っていた。
コミュニティ内でスノボに行くことになり、私たちはスノボ代を稼ぐため、日雇い派遣のバイトを始めた。このころからだろう。私たちの運命が動き始めたのは。バイトが終わった後はカラオケに行き、分かれて帰り寝て、その日にまたバイトに行く。この時点で私は彼氏と過ごす時間より、一貴と過ごす時間のほうが長くなった。当然一貴もそうだった、




