表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/8

虫歯のアホの子

歯医者に行きました。

虫歯が出来た。

あんなに気にして歯磨きしてるのに、虫歯・・・


先週、気がついた。

速攻で歯医者の予約をしてついでに、歯科衛生士さんに歯垢取りもお願いした。日にちは12月26日クリスマスの翌日の午前中に時間が取れた。



当日またされる事なく歯科医のもとへ。

虫歯は出来立てだし、まだ表面だけなので、経過観察で歯垢取りにすぐ回された。


大きな歯科医院でビル一棟全て歯科、案内された2階のエレベーターで降りると、青で統一された内装は、先ほどと全く同じ作り。


違うのは人が多いこと、待ち合いのイスの七割に人がいる。内科では良く見る光景だが、ここ歯医者。

受付に番号札を渡し、待つことしばし。


疲れた顔の美人な歯科衛生士さんが呼びに来た。

歯科衛生士さんは美形揃いやなと思いつつ、いそいそついてゆく。


歯科のあの椅子に腰かけ、膝掛けもかけてもらい。

「お掃除していきますね。はい、お口をあけて下さい」


あーええ声やなぁ。すんごい、やっさしい口調。でも、顔色悪っ

(お姉さんお疲れかい?何があったか言ってごらん、ん?)と聞きたい。聞けやしない。物理的にも、心理的にも聞けやしない。


そして、一通り歯の確認が終わって

口にバキュウムとフロスが入ってきた。


ズボボ

「はがっ!?」

ズボボボボボ


喉ちんこにバキュウムが直撃。

喉の全筋肉を動員して咳を耐える!


バキュウムが私を吸ってきた時間は体感では長いが、実際は一瞬だったのだろう。

何事も無かったかのように、バキュウムお口から退場


不安!このお姉さん動じないにも程があるよ!(うわ)(そら)だよ!


そして、やっさしいええ声を聴きながらの歯磨き指導。耳に入る音は優しいのに、控えめに言って拷問。

お姉さん!お姉さん歯茎!歯茎引っ掻けてます!痛いっす!泣きそうっす!勘弁して下さい。


荒い!益荒男か!男らしいわ!


等と良く分からない突っ込みが脳内を駆け巡る。だがしかし、乙女に、気を使わせてなるものかと耐える私。


笑ってはいけない状況。そういう時に限って、笑える事を思い出すんだ。


1、ピューと吹く!ジャガーという、昔の少年ジャンプの漫画歯医者の回

2、お葬式の時、笑わしにかかってくる坊さん、木魚の叩きかたが何故かツボった

3、さっきの歯科医の鼻毛

などなど、何故今?!

その度に、ニヤリっとして、痛っ!と現実に戻されるの繰り返し。ごめん、私のにやけ面最高に気持ち悪いはず!


口腔内を研磨剤つきのドリルが行き来する。


そして、登頂部にふわっと暖かな何かが当たる。

「!」これ、おっぱいやんけーー!まじか!


登頂部の天国と、歯茎の地獄。耳に優しい柔らかな声からや喉ちんこにはバキュウムが定期的にぶち当たる。


ジェットコースターのごとくアップダウンを繰り返す私のテンション、終わった時には、ぐったり。

「はい、お疲れ様です。お口をゆすいで待ち合いでお待ち下さいね」

「・・・はい」

のろのろと起き上がる私



だがしかし!!登頂部に当たったであろうおっぱいを私は目ざとく確認するのだ!


タオル!!あれ、タオルやんけーーーー胸元の会わせに結構ボリュームのあるタオル挟んでてそっとのけてた。


心のささえ、おっぱいにまで裏切られ真っ白に燃え尽きた歯医者でした。


余りの上の空ぶりに、昨日のクリスマス何かあったのか?と邪推してしまったよ。


読んでくれてありがと。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ