牛飼いとやまんば
☆牛飼いとやまんばの昔話
牛に括りつけた塩鯖を売っていた牛飼いが、
山でやまんばに食われそうになって、
知恵と勇気でやまんばを撃退する昔話がありましてね。
この話の滑稽なところは、
知らずに やまんばの 家に逃げ込んだ牛飼いが、
天井近くの梁から おびえつつ やまんばをのぞき見すると、
やまんばが 餅を焼きつつ こっくりこっくり。
牛飼い、やまんばが居眠りしているあいだに、 萱の先で 餅を 釣り上げて、
もぐもぐ たべちゃう。
そして、起きたやまんばが、「だれが食った!」 と怒ると、
小さな声で、「火の神、火の神」
とささやくのです。
やまんば、「火の神じゃあ、しょうがない」
あっさり あきらめちゃう (笑)
このあたり、日本の昔話 独特の のどかさがあって
わたしは 大好きですね。
☆これを短篇にアレンジ
これを短篇にアレンジすれば、
食い意地の張った人くい鬼が
襲われておびえる村人の 「この魔法の実を育てれば 中から 鶏が どんどん出てくる」
というのを 真に受けて、(普通は真に受けないが、そこはギャグでごまかす 笑)
実を蒔いたら、鶏じゃなくて 栗が生えてきて
イガで 怪我をしまくり、という話が書けそうです (笑)
ゲーム風昔話の短篇になっちゃったな(笑)
☆昔話はアレンジすれば、いくらでも話はつくれそう
昔話って、アレンジ次第でいくらでも話はつくれそうですが、
どれだけ発想を飛ばすか、というところは 作家の腕の見せ所。
台所とかまどの神である荒神を、思いっきり原型をひねって
トトロ風な描写もあったりする 宮部みゆきの 『荒神』 は
パクリがいがあるかもね。
もっとも、2行ごとにドラマのある彼女とわたしじゃ、
レベルがぜんぜん違うから、悔しいけどさ!
負けるもんか。




