生産ギルド1
きょうだいと別れたミケがこちらに戻ってくる。
「にゃー」
と、表彰状を広げて見せた。
「なんだ?」
俺が表彰状を指差すと、ミケは、
「革細工のレベルが5になったんだニャー」
と表彰状をヒラヒラさせる。
「革細工とは?」
「革を細工していろいろとつくるニャー」
「ああ、まあ、そうだろうけど・・・・」
「革細工ギルドの本部はバステトの女王様の国にあるニャー」
「ほう」
「このあいだ昇進試験を受けたニャー」
「へえ」
「これが合格証なのだニャー」
どれ・・・・
革細工ギルト認定証
レベル5
所持者が公式に認定された事を証明する
・・・・読めない・・・・ 肉球スタンプ
・・・・読めない・・・・ 肉球スタンプ
「これは、なんて書いてあるんだ?」
俺は読めない部分についてミケに質問した。
「ミケの名前と印鑑だニャー」
「隣は?」
「ギルドマスターのサインと印鑑だニャー」
「肉球が印鑑なのか」
「私達は生まれた時に猫みたいな肉球があるのだニャー。それを手形にとっておいて、証明印として使うのだニャー」
「そうなんだ」
「そうなのだニャー」
ここで、俺は背後から肩を叩かれる。
「なんだ?」
「ジャーン!」
ソフィアがミケの持っている証明証と同じものを広げて、俺に見せつけた。
「ああ、何かのギルドの証明証」
「裁縫ギルドのレベル5認定状だ」
「裁縫か・・・・」
どうもイメージと合わない。黙っていればイメージ通りなのだろうが、話すとイメージが台無しになる女だ。
「ふん、悪かったな。他の連中も何かしらの合成作成をやっているぞ」
「フフフ・・・・」
ロゼが妖しく笑って錬金術ギルドの認定状を見せた。
まあ、イメージ通りか。
「・・・・」
マギーは黙って鍛冶ギルドの認定状を見せる。
多分叔父にあたるギンガナムも鍛冶だったし、まあそんな感じか。
「みてみてー」
キララは調理ギルドの認定状をブンブン振り回す。
この生きているぬいぐるみは料理をやるのか・・・・いったいどんな料理を作るのか。
「お前も何かやってみたらどうだ?」
ソフィアの提案に、
「そうだな、やってみるか」
俺も俄然やる気になった。




