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〜第3章〜急展開っていうのはこのことを言うんだと思う【前編】

いきなりお気に入り登録してくださった方がいました!

感謝、感謝です!


今回は新登場の子視点も書いてみました。


「......知らない天井だ」


この台詞、今の状況にぴったりだねっ!


おはようございます。カエデです。

昨日はアイネからもらった本を読んだのだが、半日以上もかかるとは思っていなかった。


「......まだアイネは寝てるな」


俺の隣で漆黒の美少女が寝息を立てている。

俺より先に寝てたはずなんだがな。

あぁ...... このままずっと眺めているのもありだな。

しかし、今は時間的にも起こすべきだろう。

というわけで、アイネの頬をつまんで......


「......何をしておるのじゃ?」


ちっ。


「いやいや。寝坊助さんを起こそうとしただけですよっと」


「まだ朝ではないか」


昨日の朝から寝ていたクセに何をいってるんだか。

それにしても......


「んぁ~ 腹減ったなぁ......」


それもそのはず、昨日の朝から飲まず食わずだったのだから、腹が減るのは当然だ。


「魚を捕ってくるというのはどうかの? 其処の道を辿って進んでいけば川が見つかるはずじゃからの」


「そうだな。んじゃあ行くか」


というわけで、道を辿ってみることにした。

整備されてて助かったよ。おそらく、神殿に行くための道なんだろうな。

ずっと進んでいけば、この森から抜け出せる......かな?。



--out side--



--??? side--



「はぁ......どうしてこんなことに」


見渡す限り木、木、木。あと、少し草と土があるくらい。

うっすらと日光が差し込んでくることから、今は朝なのでしょう。

目を横に流せば、川の水面が日光で輝いていています。

川は緩やかに、サラサラと流れていて、心に安らぎを与えてくれます。

そんな大自然を独り占めする私は、きっと神の加護を......


すみません。現実逃避してました。


私は今、森の中で彷徨さまよっています。


「近衛騎士の一人でも連れてくるべきでしたね......]


いや......

伝説のキノコというものを採りに行こうと思わなければよかったんですよ。

そのキノコは、食べると不治の病でもたちまちに治ると言われてるんですが......


「ここはどこですか~?」


もう最悪です!

携帯食料も残りわずかですし。

このままでは死んでしまいます......


「ちゃんと道に沿って進んでいるんですけどね......」


それなのに何故森から出られないのです?

もう誰かが仕組んでいるとしか......

はっ! もしかしたら、この森が私を何処かに導いているのでは......


「ふふふ...... 何故今までこのことに気付かなかったのでしょう!」


きっと伝説のキノコはこの先にあるはず!

必ずこの私が仕留めてみせますからっ!



--out side--



--カエデ side--



「おぉ~ すげぇ~」


「綺麗じゃのう......」


歩き始めて早十分、アイネの言うとおり、さやさやと流れる小川を見つけた。

水はとても透き通っていて、遠目でも魚が泳いでいるのが見えるくらいだ。


「ぷはぁっ! うめぇっ!」


「このような綺麗な水は中々見られぬからの。何か入れ物があれば持って行けたのじゃが......」


アイネは残念そうに顔をしかめる。


「神様パワーでなんとかならないのか?」


「そんな都合の良いものなど無いわ」


仕方ない。今のうちに、この川を枯らす勢いで飲んでおこう。

なぜかアイネが変なものを見たような視線をこちらに向けてくるのだが、俺の近くに何かあるのだろうか?


「ふぅ~ もう飲めないや」


「......]


俺が水を推定10ℓ(良い子のみんなは真似しないでねっ)を飲み終えた矢先、アイネが無言でちょこんと隣に座った。


「......そういえば、カエデにぴったりな武器があるのじゃが」


「いきなりどうしたんだ? 別に魔物モンスターってやつもいないし、別に今でなくても......」


「いいから受け取るのじゃ!」


俺の言葉を制し、金属の取っ手らしきものを渡してきた。しかも2つ。

ん? どうやら持ち手の先にも剣身らしきものが付いている。

しかし、それは非常に細く、長さは10cmもないだろう。

......刺さったら痛そうだな。


「これは何なんだ? レイピアのミニVerか?」


「その剣に魔力を込めてみるのじゃ」


なんでだ?

まぁいいや。魔力を込めてみよう。

......確か、体内の中にある、もやもやっとしているもの(アイネ談)が魔力で、それを溜めて放出するらしい。

うん。全然わかんない。

なんか異物らしきものがあるのは(意識を向ければ)わかるんだが、溜めて放出ってのが分からん。


「......どうすればいいんだ?」


「やはり先ほどの説明では不十分だったかの。そうじゃな...... 魔力をその剣に込めるところをイメージするのはどうかの?」


なるほど,,,,,,

魔力を玉のように圧縮する絵を頭の中で描き、それを一気に......


「って、うおわっ!?」


「ふむ。成功したようじゃの」


いやいや、マジでビビったよ......

いきなり剣が伸びたら誰でも驚くはずだ。

伸びた剣身は2m近くになり太くなった。

ん?これって......


「もしかしてツヴァイハンダーか?」


「おぉ。よく分かったの。この剣は我が家系に伝わるものじゃ。その姿になれば、どんな硬い物を切ろうとも刃こぼれすらしないのじゃ」


つまりすごい剣ってことでOKだろう。

あれ?ツヴァイハンダーって両手剣じゃないのか?

なぜ2本ある?


「カエデなら大丈夫であろう。この世界の重力は地球の1/100。軽めの双剣のように扱えるはずじゃ」


なるほど。重力が小さいのか。通りでいつもより足取りが軽かったわけだ。


「ん? 本当だ。予想よりかなり軽いな」


アイネには色々と助けられているなぁ......

もし一人だったら近いうちに精神が崩壊していたかもな。

よし!今度何かお礼をーー


「キャァァァァーーーー!!!!」


っ!? 女の子の悲鳴のようだ。

声の大きさからして、ここから遠くはないようだ。


「ぬっ!? カエデ! 急ぐのじゃ! 誰かが魔物に襲われおる!」


「分かってるっっ!」


俺とアイネは悲鳴が聞こえた先に向かって走って行った。




今回は少し書き方を変えたつもりです。え?変わってない?気にしないでください。

それにしても、文才のなさすぎだなぁ......


皆様、悪いところをどんどん指摘してくださいねっ!


次話からは更新速度が少し遅くなります。

それでも毎日1話ずつ投稿していきます!

ちなみに応援してくださると作者は喜び、階段から転げ落ちる勢いで、はしゃぎます。




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