プロローグ
初投稿です。少しでも皆さんに楽しんでいただける小説にしていきたいです。
「......ここどこ?」
おかしい。確かにベッドの上で寝息を立てていたはず...
周りを見渡してみたが、何もない。
ただ、一つわかることは、
「白だな」
何言ってんのこいつ? と、思われるかも知れないが本当なのだ。
俺の周りは全部白。床も壁も無い。
「お~い。そこの人間」
おおっ! 新発見!
俺、座ったまま浮かんでいるみたいだ。
「無視すんじゃねぇぞクソ餓鬼」
おっと。自己紹介がまだだった。
俺は柊 楓
もちろん男だよ?
まぁ、祖父から剣術を教え込まれている以外は普通の高校生だ...多分。
平穏な毎日を送っている年齢16、身長は155と低めの(好?)青年さ。
友人からチビと言われるが、あまり気にしていない。
それよりも、気にすべきとこは顔だ。
よく女に間違われる。
そのせいか、トイレに入ると驚かれるし、強制的に女装させられた数は両手で数えきれない。
そんな環境に慣れてしまったのが少し怖い。
「いい加減気づいてくれないかしら...あれ? 目から汗が」
まぁ、そんな俺にも夢がある。
ふふふ......聞いて驚くなよ。
俺の夢は 『イケメン天使になり、ハーレムを作ることっっ!』
なぜ天使かって? カッコイイからに決まっているだろ。
「気づいて...」
「どちら様でしょう?」
「気づいてるなら反応しろやああああ!!!!」
ずいぶんとお怒りのようで。
「今気づいたんだからしょうがないじゃん」
「本当でしょうね...」
今俺が話しているのは、目の前にいつの間にか現れた髪の長い女性。
顔は整っていて髪は金、背は170くらいかな?
まぁ、確実に美人に入るだろうね。
「それで...あんた誰? ここどこ?」
「一気に質問すんじゃないわよ。まぁいいわ。私は神。んでここは天国ね」
なんとこの方は神(自称)らしい。って、
「んじゃあ神。天国ってどゆこと? 雲の上にあると思ってた」
「あれ? 私が神ってこと認めるんだ」
当たり前だ。羽生やしている人間がどこにいる。
俺は、目の前で起きたことは信じるタイプなんだ。
「いいから話進めてくれ」
「言われなくても... 説明するわね。あなたは、死んだから天国にいるの」
「...今なんとおっしゃいました?」
「二回も言いたくないんだけど。めんどいから」
神(仮)によると、どうやら俺は死んだらしい。
......なぜ?
「まぁ死んだのを覚えていないのは当たり前なの。だって本当は死なないはずなんだから。」
......ハァ?
「...つまり!私の手違いで死なせちゃったわけ!」
「ちょっと表出ろ」
「ごめんっ! 許して♡」
「ふざけんなああああ!!!!」
ははは...俺の人生あっさりと終わっちまったよ...
「せめてなぜ俺を死なせたか説明してくれ...」
「分かったわ。あなたのベットの上に子犬いたでしょ?」
キューちゃん(俺命名)のことか。
「その犬が本当は死ぬはずだったんだけど、近くにあなたが居たからまちがえちゃったの♪」
「そんな理由で俺は死んだのかよ...」
まだやりたい事あったのになぁ...
天使になるとか、ハーレムとか、天使になるとか。
「生き返るとかできないのか?」
「できるわよ。...異世界でなら」
さっきからずっと突拍子なことをおっしゃる。
絶対ツッコまないもんね!
「じゃあそれでいいから生き返らせてくれ。死なせたこと許すからさ。」
流石俺。心が広いなぁ。
「マジ?」
「マジです」
「ありがとおぉぉぉぉ!!!!」
「ぐぼぁっ!?」
金髪神め...タックルしてきやがった。
「ホントにありがとね! これで神様をクビにされずに済むわ!」
へぇ~。神様って職業だったんだ。
給料どれくらいだろう?
「それじゃあ異世界に送るわね。...あっそうだ! 何か叶えてほしい事とかある? 神様権限で一個だけならOKだから」
「な、なんでもいいのか? 不老不死とかアニメのキャラになるとか」
「もちろん!そのようなこと容易いものなのです!」
バカ神でもそゆことできるんだなぁ~。
「なにかバカにされた気がするけど... まぁいいわ。なににするか決まった?」
「うぅむ...」
ごめん。悩んでなんかないです。
なぜならもう決まっているからね。
「なら、俺を天使にしてくれないか?」
「えっ? 本当に? そんなの私が指を動かすくらい簡単なことなんだけど?」
「いいんだよっ! 俺の夢なんだから!」
「じゃあ天使にしとくわね。あと、オプション機能付けてあげる」
「おっ、サンキュ。」
バカ神...少し見直したよ。
「むっ...準備はいい?」
「何をだよ」
「それではっ!しゅっぱ~つ!」
「ちょ、まっ」
瞬間、俺の視界は闇に包まれた。
どうでしたか?
できれば、この小説を読んだ感想や批評をお願いしたいです。
完結目指して書いていきますので、よろしくお願いします。