EP:22-Hot break. 〜①〜
第22話。
方言警察の方々お許し下さい、めちゃくちゃなのはワザとです、奴ったら適当なので。
今回は比較的平和です、日常回的な感じです。
ですが新武器を入手したりします。
では、どうぞ。
表紙です↓
https://twitter.com/poh_YmikuIMZVQ/status/1395781490752081925?s=19
深夜、ヨモツカタヒラの端にて。
雪に馴染むが如く白いテントを張りながら。
白の鎧に身を包む集団が座していた。
1人の女性をリーダーとして。
「海軍戦闘部隊第一...尖兵との連絡は途絶えた。」
ならば...と続けて。
「あそこにいる仇敵を我らの手で直接蹂躙しようではないか!!」
鼓舞に対し、部下は全員呼応するように声を上げる。
彼らはブレード達がこの地に旅行へ来る情報を事前に掴み、待ち伏せていた。
邪魔をされ、仲間を殺された復讐の為に。
元帥のジョージとその周りの人間は動かなかったが、血気盛んな部下は違った。
特にこの第一部隊は海軍一の荒くれ者達の集いと評判高い。
先日の研究所での時、暴れた者はこの部隊からもいたのだ。
彼はそれを殺した。
標的はブレード達の泊まる旅館。
他にも犠牲が出ようが知った事では無い。
「武装展開!!」
リーダーの声を合図に。
戦車、機関銃砲、機銃部隊。
戦闘準備配備。
「攻撃...」
開始。
その言葉は掻き消された。
突如機関銃砲から起きた爆発によって。
連鎖的に爆発が重ねて発生する。
戦車等も全ておじゃんだ。
混乱が巻き起こるのは当然で。
「な、何事だ!?」
リーダーは近くの部下に問うがわからないと返される。
次の瞬間、その部下の額にクナイが刺さる。
深々と...一撃である。
彼だけではない、他の部下もよく見ると次々に惨殺されている。
近寄って遺体を確認すると、どれも手裏剣やクナイが刺さっているか、鋭利なモノで斬られている。
鎧がまるで機能していない、不思議な事に。
これは魔法の仕業か。
なんて、確認している暇は無かった。
してはいけなかったのだ。
「隊長!!」
鎧に身を包んだ部下が駆け寄ってくる。
振り向き。
「何だ...がッ!?」
刺された...その部下に。
否。
部下の恰好をした誰かに、刀で。
「きさ...ま...」
「お主達の野望、夜露へと消えてもらう。」
引き抜き、振り下ろし。
「眠れ、安らかに。」
残心。
たった1人の者に、部隊は全滅させられた。
「さて。」
彼らのいる旅館へと、いざ。
なんて、思っていたら轟音。
金属の交差音。
摩擦音。
接続音。
振り向けばなんと、多脚型戦車が。
「ふむ...あの男が好みそうな外観にござるな。」
[貴様を生け捕りにして、ジョージ様への手土産にしてやる!!]
加えてこの声、先程刺したばかりの女隊長。
確かに殺した筈だ...人ならば。
ならば、サイボーグか、似たモノか。
ともかく。
重苦しい鎧を全てパージし、脱ぎ捨てる。
中から出て来たのは、黒衣に身を包みしガンスリンガー。
どこから取り出したか、同じく漆黒のテンガロンハットを頭に被る。
我音・ジ・ハイエンダー。
彼に向かって戦車がガシンガシンと重音を立てながら迫る。
が、この男は怯まない。
懐より何かを投擲...。
小さく、平でひらひらした何かがクナイにぶら下がる形で戦車の足元に突き刺さり。
{そんなちょこざいな物で―ぐあッ!!?}
大爆発。
彼が投擲したのはブレード製の札型爆弾。
それも試験品より遥かに威力を増しており、戦車の足の耐久度を易々と超える程。
だが全壊ではない、懐に潜り込んで刀を振り抜く。
ヒビの入った足を損壊させ、飛び上がる。
[くッ...貴様ァ!!]
対してバランスを崩した戦車は砲門を2基出し対空砲火。
我音は先程と同等の爆弾クナイをコクピットらしき場所へ投擲。
[させん!!]
が、迎撃放火の元に空中で爆散。
しかし、爆風が紛れた後に彼の姿は無い。
どこにいるのか周りを見回す。
脚を壊されたので動けない。
他の脚に取り付けられたカメラを総動して探し。
背後にいるのが見えた。
後ろ脚に取り付けられた機銃をロックオン。
舌なめずりをしながら胸を穿つがべく、掃射。
ハチの巣になった。
その人影が霧散していく。
[何...ぐぅう!!?]
「霧分身の術。」
今度は先程対極にある脚を破壊された。
更に機銃まで叩き斬られた様だ。
霧分身...文字通り、霧で構成された分身だ。
実体は無く、水の魔力で構成されている。
さて。
敵は動けない、そして攻撃手段まで失った...万事休す。
なのだが、突如様子が変わり。
[ククク...シハスクイナリ、シハワレワレヲミチビクモノナリ!!]
それはキングブレイドに倒されたギガントのパイロットと同じ言葉。
我音も報告は受けている、あれが聞こえたら。
自爆の合図だと。
だからこそ対処する。
左手を翳し、紫色の光を一瞬輝かせ。
「終焉にござる。」
コートの中の左腰元。
エンドブロウダーに手を伸ばし、タッチ。
【ソイヤ!!必殺の一撃...斬!!】
刃に紫電を灯し、高らかに掲げ。
「雷遁一閃の型...とうッ!!」
高々と飛び上がる。
雷光必殺。
「落斬-覇光刃!!」
それは彼が師と兄妹弟子と共に編み出した雷の剣の型。
振り下ろされた刃は戦車を一刀両断し、中まで焼き上げ。
全ての機器を破壊し尽くし、自爆分の魔力が発生しないまま...崩壊。
残骸に近寄り、確認するが生気を感じない...今度こそ終わりだ。
遅いが、女将は起きているらしい。
焼酎ぐらい出してもらおうか。
ブレードが温泉でリーパーと会っている頃です。




