表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/179

EP:20-As the flowing stars guide. 〜①〜

第20話。

作品中は夏だけど避暑地どころか寒冷の地へ温泉旅行に。

まーた幼女拾ってるよこの人。

やりたい様にやり、他人からの感謝が募った結果モテる男、ブレード。

ありがた迷惑に感じる彼に更なる受難が!?

ヨモツカタヒラ編、開幕です!


表紙です↓

https://twitter.com/poh_YmikuIMZVQ/status/1393973262867058691?s=19


暑さを増し、アスファルトの照り返しもキツくなってきた頃。

学生や公務員等の様々な人々が連休を頂く週間、通称【レインボウウィーク】。

昔、この時期にミキシング事変が終息した記念として全ての国籍、人種に安寧をと記念づけられた祝日連休週間だ。

その中、高級旅客列車【ノーザンライツエクスプレス】の1車両を貸し切りに。

「フルハウスだ...ブレードは?」

「ブタだ。」

ブレードと愉快な仲間達は辺境の地、【ヨモツカタヒラ】へと向かう。

ロシアモチーフの地【シベルード】の奥にある、冬の日本の田舎をモチーフにしたエリアだ。

響きが少々物騒だが、日本の辺境を意識しての事だそうだ。

ともかく、そこにある温泉旅館に予約を入れてある。

アレクセイの名で...当人は職務の真っ最中で"楽しんで来い"との事だ。

「私はツーペアだよ。」

「私もクラナと同じよ。」

「俺も姉ちゃんと。」

参加面子は中々大人数。

・ブレード

・スティーヴ

・ケイン

・ジュリアス

・功

・アニマ

・メアリー

・クラナ

・ソニア

・チェリム

・一

・カノン

・コーニッシュ

と、スーパー大所帯。

その中の半数くらいでポーカー中。

もう半数、チェリムやダズマ、スティーヴに一達は雑談。

「えっと...私、ロイヤルストレートフラッシュです...」

『マジで!?』

メアリーまでもびっくり。

しかもイカサマ無しでこれのソニア。

そして対照的にイカサマしようとして失敗したコーニッシュは引き攣り気。

「やっぱお前すこぶる運良いよな、今回のチケットも当てたのお前だし...はい、せーの。」

『あ り が と う ご ざ い ま す!!!』

「やめてください恥ずかしいです!!?」

何時打ち合わせしたのか、その場にいる総勢で。

まるで日本の幼稚園児の様なトーンを出し、唯一聞かされていなかったソニア羞恥で赤面。

無論、発案者は此度のリーダーことブレード。

「にぃ、言われた通りに言えたー。」

「おう、偉い偉い。」

そんなアニマの頭を優しく撫でるブレード。

気持ちよさそうに目を細める彼女に一同は癒しを覚える。

段々と兄妹味を増していくブレードとアルマ。

まだよく一緒に風呂に入る。

ってか、アニマが逃げるので無理矢理入れる。

尤も...最近はやけに素直に従う様になったが。

その他にも、余り泣かなくなったり。

聞き分けがよくなったりと変化が著しい。

けれど、たまに空を見つめて泣き出すのだ。

何故かはわからない...話さないから。

何かを思い出したのか...けど聞かない。

言わないから聞かない、そんな時は静かに話をして寝る。

どうでもいい事でいい、彼女が落ち着いて寝れるまで。

兄貴分として、彼女を護るだけである。

「にぃ、くすぐったい。」

手元は顎を擽る、猫の様に。

「よく似合ってるぜあ痛ぇッ」

調子乗ってたら齧られた。

噛む姿は犬の様、アニマ()の如く。

一同は今度はその光景に笑いを誘われる。

実は電車に乗って景色を見ながら若干ブルー気に見えた彼女に、先程のネタに参加させたのだ。

小さなことでも明るく気晴らしになれたらと。

後、本来はコーニッシュは欠席しようとしたのだが、トレムに。

"行ってきなさい、きっと良い思い出になります。"

と薦められ、果てにはソニアに。

"き、来てくれたらスサノオさんと会える機会をいつか作るから!"

と、言われて即参加する事を決意。

というか、彼女がスサノオとかかわりがあるだなんて初めて知ったのでそこに驚いた。

しかし、マハロの重役がこうもいない状態...大丈夫なのか、何故か部外者のコーニッシュが気になってしまった。






ーーーーーーーーーーーーー






その、彼らのいないマハロはというと...

「あの...どうして私がこの様な格好を...?」

なんて抗議の声を静かに上げるのはトレム。


バニー姿で。


それに答えるのはゴラム。

「そりゃあお前さん、"看板娘"係だよ。」

「私は男です!!?」

コーニッシュを旅行に連れて行く話をする時に、ブレードの計らいでマハロで食事するミニツアー計画を考えた。

それも無償で。

売上が軌道に乗った所かこの数ヶ月で超黒字なのて余裕があるのも1つの理由だ。

最初は悪いからと断ろうとしたが、"新しいビジネス提案に協力しな"との事で甘える事に。

だが、甘えっぱなしなのも悪いので、せめて自分は仕事を手伝うと言い出した。

子供達はマハロの店員...リンと数名が面倒を見るとして。

トレムは...この通り。


バニー。


見事に網タイツとかが際どいoh!バニー。

顔立ちは整って女性にも見える上に身体も細く、声もまだ高い。

似合うのは道理である。

「初めて覚える羞恥です...」

「似合ってるぜ。」

「シューダンさん、先程も言いましたが私は男です。」

「だがこの店の看板娘は男なのがお決まりだぜ。」

「どんな店を目指してるのですか彼は!!?」

旧友の変貌に改めて嘆きを覚えるトレム、強く生きて欲しい。

例え、今の姿の写真を興奮した美沙経由でブレードの携帯端末に送られ。

コーニッシュに見せられて彼女が"新しい扉"のノックを叩きかけても。

...その夜に流石に同情を覚えたゴラム達によって夜飲み会が開催されることになった。

なお、一番テンションを上げていたのは飛び入り参加したアレクセイである。

オリヴァーに再び蹴り飛ばされる勢いで。

陸軍元帥の威厳はいつも通り形無し。






ーーーーーーーーーーーーー






なんて阿鼻叫喚なんぞこの男は知ったことでは無く。

目的地に着いた一同。

かなり肌寒いので、普段の初夏用服から防寒服に。

雪の降り積もった日本の田舎。

を、モチーフにしたエリアだ。

田園が広がる広々とした風景。

家屋が少し広がるそこは正しく"集落"。

一同は先ず、荷物を置く為に旅館を目指す。

そんなに駅から遠くはない。

この一面でも一際大きく目立つ建物へ。

如何にも...老舗旅館といった風貌だ、これには一同目を光らせる。

ブレードはというと、アレクセイ達とちょくちょく来ていたので、懐かしい気分に。

そしてここの旅館といえば。

「皆さまようこそお越しくださいましたァ!!!」

ゾンビみたいにげっそりした"老舗"女将。

声がでかいがどう見ても脅しに掛かる形相なので早速一同の数人が怯えている。

女性陣で平気なのはアニマにメアリー、クラナ、カノンだけ。

男性陣は功とジュリアスを除いて。

ホラー体制の強い者達である。

その中ブレードが。

「よぉ、女将。」

「あぁあブレード坊ちゃま、ようこそおいでくださいましたぁ!!!」

「その呼び方やめろ...急に色々無理言って悪かったな。」

「いえいえぇ...他ならぬヴェルノーズ家に連なるお方の頼みでしたらぁ!!」

「ついでにボリューム下げてくれ、数人泣いてる。」

特にヴィネット姉妹とコーニッシュが。

一も半泣きであればケインはドン引き。

ダズマは苦笑いだ。

指摘されてやっと、表情を柔らかくし。

「あぁすみません、つい興奮してしまいまして...改めましてここの主を務めさせていただいております、萩井(はぎい) 織江(おりえ)と申します。」

「俺がガキの頃からここの女将やってる、超やり手だ。」

「そんな恐れ多い...」

「難点は顔面がCERO-Zな事くらいだ。」

「よく"本物"と間違われます。」

"何の?"と一同疑問を浮かべるが案内されるまま、部屋に。

男女別に大広間を1部屋ずつ取ってある。

そこからは各々過ごすことになる。

部屋でゆっくりする者。

旅館内を探検する者。

集落を巡る者...主にちょこちょこある商店を。


哀れ、トレム。

これよりコニーは発酵が進んで行きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ