表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/179

EP:18-Rising little star. 〜③〜

謎の男、再登場&再戦。


余りにも容赦なしに砲撃が飛んでくる。

パトカーが下がって、ジープ等の軍用車両に乗った屈強な男達がロケットランチャーを構えているのである。

「何あれ!?」

「海軍!!」

「何で!?」

「私があいつらの関係者だから!!」

聞きたくなかった。

ともかく、何もしなければお陀仏だ。

「これ使って!」

と、数十個のマガジンと共に拳銃が入った袋を投げ渡される。

最近出たばかりの自動小銃...威力も精度も申し分無しとカタログに書いてあったのを記憶している。

「得意でしょ、銃撃。」

「丁度欲しかったんだ、これ。」

「あげないわよ、私の私物なんだから。」

何はともあれ、マグの弾を確認...全部満タン。

一発撃って、大体の風の抵抗を計算。

それから飛んでくるミサイルを打ち落としていく。

次々と、次々と。

反動も計算してるのか、引く程に正確。

「本当に上手いわね!!」

「へへーん!今、唯一の取柄と言ってもいいよ...うわっ!?」

おだてられてて調子に乗っていたのか、撃ち漏らし。

直撃は免れたものの、近くの地面にクレーター。

衝撃も半端なく、カノンが何とか車体を支える様に捌いてくれたから事なきを得たが。

称賛の眼差しは一瞬にして落胆のジト目に。

「ごめん。」

「以後、気を付ける様に。」

なんてコントしてると、次は機関銃。

切りが無い、次第に距離も狭まっている。

万事休すか...そんな時。


後方の集団が大爆発。


色々聞きたくないような情けない悲鳴も聞こえる。

爆炎が立ち上がる中、飛び出してきたのは。

「兄貴!!」

「よぉ、トム...中々スリリングな目に遭ってるじゃねぇか。」

ブレード・E・ホプキンス。

頼れる兄貴分のお出ましだ。

援軍が来るのが予想外だったカノン。

「そんな...だって相手は...」

「海軍?場合によっちゃ今日で滅ぶぜ。」

そう言いながら、後ろに小さな筒玉を数個投げ捨て。

ローグで撃ち抜く。

オーバーに爆発を起こし、また悲鳴のオーケストラ。

「運が良けりゃ生きれる様にはしてるさ...ただ奴らがその"運"を掴めるか。」

"見物だな"そう呟いた兄貴分の顔は、どこか憂い気だった。

どこへ馳せた想いなのか、全く読み取れない。

が、そんな事を気にしてる暇も無くなった。

業炎が天より降り注いだからだ。






ーーーーーーーーーーーーー






突如、目前に襲い掛かる炎。

感じたことがある。

隣に目を向けると、全身赤いラインの入った黒ライダースーツのヘルメットマンがバイクに乗っている。

雰囲気で何となくだが...

「テメェ、前にジパングで()り合った根暗君か...また標的違いなんて事は?」

「否、今回はそちらが標的だ...邪魔者の始末。」

「依頼者は海軍ってか...というよりジョージのおっさんか。」

「...恨みは無いが。」

「あっても無くても、俺はあいつの兄貴分なんでな。」

インペリアルを召喚し、スロットルを吹かす。

相手の男も同じく、青龍刀を構えてスロットルを吹かし、併走する、

「トム!!」

「何...あぎっ」

顔面に何かを投げつけられるジュリアス。

小箱だ。

「お守りだ、タイミング考えて使え!!」

それだけ言って別の車線へ移り、隣の男と仲良く並んで飛ばす。

自身は星の魔力を。

相手は炎の魔力を。

互いの得物に宿し、斬撃を衝突させ合う。

次にブレードはローグを発砲し。

男は炎で弾丸を掻き消す。

そのままピンポイントに炎を放ってくる男。

それを一閃で掻き消し、バイクを寄せる。

シートに膝を立て、縦に直接斬り込む。

が、男も負けじとそれを受け止め、一瞬左手を放し、炎を放つ。

けれども刹那。

片手でローグのシリンダーを開き、弾丸を親指で腰のポーチから弾いてセットし発砲。

この間、0.7秒。

放たれた魔力吸収弾が炎を全て吸い込み。

それに対し、通常の弾丸を魔力を込めて撃ち込む。

魔科学反応によって誘爆を起こし。


ハイウェイの一部が抉り取られる程の大爆発を起こす。


爆風から逃れる様に走り出たブレード。

男も直ぐに追走してくる。

が、ブレードは急ブレーキ。

男の後ろへ出て、しまったとばかりに振り向くがもう遅い。

【Finishing Slinger mode - Activity.】

星光衝動波(シュテルンバスター)。」

バイク諸共、男を光の奔流が飲み込んだ。

だが、これで終わった気がしない。

その通り。

ボロボロだが、バイクごと飛び出してきた。

炎か、何らかの手段で最低限の障壁を張ったらしい。

だが、青龍刀は破損したのか、失っている。

炎を纏わせた右拳が迫る。

「はぁッ!!」

だが、全て読み切っている。

一度戦った相手は絶対に忘れない。

パターン対策も済ませてある。

左拳に握り握り締めていた魔力吸収弾を男の拳で押し潰す様に受け止める。

炎は霧散し、全てブレードの左掌に吸い込まれていく。

「何ッ!?」

「倍返しだッ!!」

【Finishing Combat mode - Activity.】

空いた右手でエンドブロウダーをタッチし、受け止めた拳を掴んで引っ張る。

驚愕を抑えきれずにバランスを崩す男。

そこに、導き出されるように眩き星光を纏う(ストレート)が繰り出された。

流星拳(メテオフィスト)ォ!!」

「ぐぉおッ!!?」

まともに顔面に決まった。

光の奔流を受けても割れなかったヘルメットが食らった右半分半壊した。

魔力で強化されていたので半壊で済んだのだが、本来なら全壊か首ごと吹っ飛ぶ程に全力だった。

まだ足りない。

そんなものはわかっている。

【Finishing Combat mode - Activity.】

再押し(リロード)

怯んだ男にとどめを刺すべく、身体を独楽の様に回転させ、右回し蹴りを繰り出す。

金色に明滅させた必殺の蹴撃を。

輝星剃(スターラ)刀旋風脚(イトシェイバー)ァアア!!!」

「がはっ...」

右わき腹をへし折らんとする威力でめり込み、吹っ飛ぶ。

そのまま男はガードレールを凹ませ、クッションにする形で叩きつけられた。

気配が止んだ...殺気も。

ようやっと。

「これで...再起不能だな。」

そう言っても、返事は帰ってこない。

バイクをローグで数発撃ち抜いて今度こそ大破させる。

どうせ生きている、そこに放置しておく。

何者かは置いておくとしよう、気にはなるがそれどころではない。

先程から耳元でスティーヴの声がうるさい。

内容は一大事、"2人が捕まった"...だ。

きっと別ルートから追い込まれた所を、砲撃されたのだろう。

ブレードはすぐさまスティーヴに目的地の割り出しを頼む。

今日中に助け出さなければどうなるかわからない。

相手は荒っぽいと評判の海軍だ。

もう遅いが、事を構える準備をしよう。

サイドアームへとバイクを飛ばす。

と、その前に、インカムの別チャンネルへ。

「よぉ、お久しぶり...元気?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ