EP:08-Drink and dance!Samuraism. 〜④〜
小物っぽいと自覚しながらもぶっ殺すは彼の口癖です、教育に悪い?
そりゃ彼はロクな生き方をしていないから。
「熱燗おかわりぃい!!」
「おう!ジャンジャン飲んでくれ兄ちゃん!!」
あの後、店員やら客やらに感謝されにされて宴会状態。
店の奢りらしい。
「少し見直しましたわ、粗暴でしたけど。」
「おいおい、素直に誉めてくれてもいいんだぜコニー。」
「だ・か・ら!!」
「スー、カラアゲにレモンは?」
「[面白そうだ、頼む。]」
「よし来た。」
「聞きなさいな!!」
相変わらずの扱い。
対してスサノオは楽しくなってきた様子。
「[これは美味だ、気に入りそうだよ。]」
「ASのラニラニでカラアゲバーガーなるもんを出すらしい。」
「[興味深い、何時から?]」
「明日。」
「[時間があれば行ってみよう。]」
「ソニアと一緒には行かねぇのか?」
「[...彼女には彼女のプライベートがあるから。]」
「そうか、ならあいつは俺が誘うとしよう。」
「[あぁ...絶対に喜ぶ。]」
「おいおい、エラく大きく言ってくれるな、絶対ってか?」
「[...それくらいに、あなたとの時間は特別という事だ。]」
「...光栄だな。」
やっぱりストレートな好意をぶつけられるのはむず痒い。
そんな彼らに新しく料理を運んできたのはここの店長である壮年。
「さっきはありがとよ、スカッとしたぜ。」
「気にすんな、鬱陶しかっただけだ。」
「がはは...しかしあのランカー連中、日に日に調子に乗りやがる。」
...聞き捨てならない単語が聞こえた。
「ランカー?」
「あぁ...金さえ貰えれば何でもやるろくでなし集団だ、しかも奴らはギルドごとここを攻めて来やがる。」
「この店がシアターを除いてここら一体で1番大きな土地を持ってるので、それを奪おうとしてるんです。」
「あれがねぇ...」
どうやらこの近辺のランカーは随分と評判が悪いらしい。
無理もない、あんな輩共を目の当たりにすれば理解に難くない。
「しかし、追い払ってくれたのはいいが...まだ来るだろうな...。」
"殺す"という脅しも掛けたのに。
悩む店長に寄って来たのはコーニッシュ。
「店長、もうこれ以上あんな人達の好きにさせていいんですか!?」
「けどな、奴らはランカー...次はA・Wを持ち出してくるかも知れん...。」
ブレードが叩きだしたのは却って刺激する結果になった。
しかし、あのまま放っておいても大事になっていた。
どうしたものか。
と、悩むのは周りだけで特に刺激した本人はのらりくらり。
「一つだけ方法があるぜ。」
「な、何だそれは!?」
「まさか。」
コーニッシュが気づいたようだが構うことなく続ける。
「ASのランカーである俺に奴らの討伐を依頼する事だ。」
「なっ...」
「やっぱり...」
「やっぱりってレヴァノンさん、知ってたのか!?」
「まぁ...それにいい方法だと思います、腕も確かですし。」
「...だがランカーに頼むような金は...」
「なら、私が払いましょうか。」
そこに乱入してきたのは1人の婦人。
というか、先程劇場でブレードの隣に座っていた。
シスカ・ヴィネット。
「[貴女はッ...]」
「空軍元帥とあろうお方が、良いのか?」
「えぇ、小さな治安は大きな治安に関わるわ...正式に依頼するわブレード・E・ホプキンス、反社会的勢力と化したランカーズギルドを掃討なさいな。」
「引き受けた。」
早速メアリーに電話だ。
「待ってくれ。」
その前に、壮年はブレードに話しかける。
「どうしてここまでしてくれる?」
「言ったろ、気に食わねぇって。」
徳利に入った酒を飲み干し、彼は全てを見据える。
「ランカーは金次第で動くろくでなし...それはそうだ、だが誇りがある奴だっている。」
彼は。
彼と戦ったケインは。
彼が関わって来た人間は。
皆誇りを持って動いていた。
「あんな底辺を同類と認めてたまるか。」
ぶっ殺してやる。
to be continued...
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