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EP:07-So far Distance. 〜①〜

第7話、そこ事案とか言わない。

ある人物の過去が少しペラり。

導入が無理矢理?まぁまぁ。


表紙です↓

https://twitter.com/poh_YmikuIMZVQ/status/1383256010869993472?s=19



ASのハンバーガーショップ【ラニラニ】。


ハワイ本土からの老舗ハンバーガーチェーン。

老若男女人気があり、デート中の食事でもよく利用される。

今の彼らの様に。

窓際のテーブルにて、ブレードと向かい合ってソニアが揃ってチーズバーガーセットを注文していた。

そしてポテト付きのそれがやってきて、2人揃って手を合わせて。

『いただきます。』

ブレードは勿論、一見お淑やかに見えるソニアも豪快に齧りつく。

そして無言で感想を表すかのように満面の笑顔。

余りにも幸せそうで、ついついブレードも眺めてしまう。

視線に気づいて、ギョッと固まってしまう。

「わ、私何か粗相を!?」

「あぁいやいや、笑顔がキュートだっただけだ。」

「あ、そうなんですね...ぴぇッ!?」

"可愛い"の言葉に反応して赤面。

それがまた可愛らしくて笑みを溢してしまう。

前回のスサノオの件以来。

あれから彼女とはこうしてよく会っている。

自分の手が空いた時、彼女の学校が休みで劇に関わる予定も無い時。

「しかし、本当に良かったのか?チケット。」

今回は彼女がスサノオによる前回の礼だと観劇チケットを持ってきてくれた。

しかも特別席。

「良いんです、細やかなものですが...」

「今をときめくスサノオ様のチケットだぜ、細やかなもんか。」

彼としてもタダでもらうのは忍びない、だからこの食事は彼の奢りだ。

「それに...応援費も頂いちゃいましたし。」

「ただの気持ちだ、気にすんな。」

依頼料をそのまま返しただけだとは言わない、気づかれてるのだろう。

相手は高校2年生の16歳、こっちは21歳...まぁ年齢で言うと事案だが。

正直言って、癒しだ...彼女との時間は。





ーーーーーーーーーーー






マハロにて。

今日はジュリアスの出勤日。

例の如くメイド服を着させられているが、最初とは違って澄まし笑顔。

慣れとは恐ろしい。

品を客に届けて厨房に引っ込もうとする中。

「ひぃっ!?」

お尻に妙に気持ち悪い感触を感じるジュリアス。

目を向けると、そこには手。

しわしわの手がジュリアスのお尻をわしわししている。

何とも言えない気持ち悪さと未知の恐怖が襲い掛かる中、勇気を振り絞って犯人を見る。

ハット帽を目深く被り、立派な顎鬚を拵えた老人。

顔はしっかりと見えないが、ニタついてる口元は正しく"スケベジジイ"の姿。

「お、お客様...当店ではその様な...」

「ぐふふ...良いではないか...んほぉ!?」

が、その姿は新たに表れた姿に蹴飛ばされた。

それはガタイの良い無精髭を生やした壮年だった。

軍服らしき物を着ているのだから軍人なのだろうか、最近はファッションでもあるからわからない。

老人を蹴り飛ばした後、壮年はジュリアスに向かって首を垂れる。

「連れが迷惑を掛けてすまない。」

「い、いえ...とんでもございません。」

「そう言わずに、迷惑料も支払おう。」

壮年は懐から大きく膨らんだ巾着を出す。

「あぁいえ、そんな...大丈夫ですから...。」

「しかし...俺に出来る事と言えば...」

壮年は悩んだ。

手に顎を置きながら悩んだ。

その解は。

「...なら、面白い話を聞かせよう。」

「え?」

「あぁ安心しろ少年...きっと君ぐらいの年頃が気に入る冒険譚さ。」

「はぁ...え、今俺の事男だって...?」


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