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EP:06-Heroismer on Stage. 〜④〜

ねー、この男ったら直ぐにキザな事するー。


セントラルの別の通りにて。

「依頼終了、戻るぜ。」

[お疲れ様...B.E。]

[しっかりスサノオ様でしたよ!]

「ファンにそう言って貰えるのは光栄だが、流石に身に余る。」

彼にしては珍しく一歩引いた感じ。

「しかし、A.W以外の武器でエンドブロウダーを使うとこの通りだ。」

ブレードは先程まで使っていた刀を取り出すが、灰になって崩れ去る。

先程までのスサノオの正体はブレード。

スサノオの姿になる為に前に使った変身スーツを改造。

立ち振る舞いや言葉遣いはファンである美沙に色々教わった。

数日前にオウムアムアに匿名で依頼があったのだ。

それも多額の依頼料を先払いで同封されながら。

内容は"スサノオに対する嫌がらせを止めてほしい"

誰が依頼したのか、ブレードは直ぐにわかった。

悪漢共を懲らしめろだなんて物騒な依頼内容でない辺りがらしいというか。

まぁ、結果的に懲らしめたが。

あれ程無様に見られる様に打ちのめされれば、暫くは何もできまい。

しかし...高くつくとは言ったが余りにも貰い過ぎた。

工面が大変だったのではないだろうか。


...







翌朝。


ブレードは1人、セントラルの街を歩く。

特にあても無かったがひたすら歩く。

目的の人物を見つけたのか、立ち止まる。

見つめる先には、昨夜スサノオとフロンティーヌが立ち回った場所に立ち尽くすソニアの姿が。

彼女も気づいたのか、こちらを向く。

「あっ...」

「よう。」

面食らう様に固まる彼女に、彼は巾着を投げ渡す。

慌てて受け取る彼女。

そんな彼女に開ける様促し、従って中を見ると。

封筒。

中には、札束が入っていた。

「スサノオに渡しといてくれ、応援費だ。」

「え、えっと...でも...」

「それと伝言も頼む...本気で応援してる、頑張れ。」

「ッ!」

「じゃあな、伝えとけよ。」

それだけ伝え、その場を去った。

立ち尽くす彼女はそのまま静かに涙を流し。

「ありがとう。」

と、聞こえぬ声を漏らした。

頂いた巾着を抱きしめながら。




[依頼料を全額渡すだなんて、粋な事するじゃないか。]

渡したそれはスサノオがオウムアムアに依頼した際に払った額と同じだった。

どうしてこんな事をしたか、自分でもわからない。

「俺の勝手だ、ほっとけ。」

[何だい、あの娘に惚れたかい?]

「俺は21、あちらはJK...事案だろ、有り得ねぇ。」

[照れなくても良いじゃないかB.E...いつもみたいに自分に正直に...]

強引に通信を切った。

いやもう、聞くに堪えなかった。

理由はまだ知らない。


まだ、知らない。


「...うっせぇんだよ、相棒。」




to be continued...

これにて、第6話終了です。

読んでくださってありがとうございました!


次回は土曜日!

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