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EP:05-Blow away everything. 〜②〜

男女平等制裁祭り。


前日。


魔具専門店【サイドアーム】、AS支店。


ランカーのライセンスを見せれば購入ができる店であり、量産型のA・W。

そして魔法を応用した小道具が置いてある。

マハロに近いのもあって、AS支店はブレードの行きつけだ。

「獄炎瓶、水玉、一つ、ウインドカーテンを5つ程。」

獄炎瓶...火炎瓶等比にならない程の灼熱の魔力を閉じ込めたボトル。

水玉は対照的に水の魔力を秘めたスライムの様な物。

ウインドカーテンは風による強固な盾を作り出す小型装置だ。

もし、これらを上手くまとめて使ったら。

使用意図を理解した店主はドン引き。

後ろでケインも引き攣った表情でいる。

「B.E、どこを吹っ飛ばすつもりだ...?」

「あぁ、後、火と水の魔石も。」

「その上更に火力上げるつもりか!?」

魔石は強力な魔力による衝撃で割ると魔科学反応にて爆発を起こす。

「その...大丈夫なんだなホプキンス、やりすぎではないんだな?」

「おうよ、昨日のアバズレから更に入手した情報がここに。」

昨日はあれから警察署内で拘束したフェミニアンの構成員から聞いてのは実に単純な内容だった。

昨今の怪盗騒ぎに便乗して。

実力派の幹部が3人、怪盗に扮して自分達の勧誘を断った者達、あるいは邪魔した者共の何かを盗み、資金に変える。

問題はその資金の使用内容だ。

先の違法A・Wの取引用がほとんどだそうで。

最近受け取った物の中には...

「パワードスーツタイプと来たか...」

「機動外殻タイプとまではいかねぇが、ちと厄介だ。」

質量の整った機動外殻タイプは維持こそ大変だが抑止力になりえる。

パワードスーツタイプは身体強化が主。

サイズも身長が少し伸びるくらいで威圧感はそれ程ない。

が、油断はできない...違法物の贋作とはいえ拳一つで非力な人間なら一発だ。

防御に適したタイプなら、並大抵のランカーでも破壊に手間取る。

「サッと破壊するにはこれに限る。」

「いや、これだと...」

「中の人間も殺す、当然。」

容赦する気はない。

我慢の限界なのだ、こちらも。

「男だの女だのピーピーうるさかったんだよ...いい加減叩き潰してやるよ、虫ケラ共。」

最大の殺意を持って。






ーーーーーーーーーーー





そして現在。

魔石は巻かれ、撃ち抜かれ。

次に買った他の小道具をまとめた小袋を投げつけ。

戦闘開始時にこっそり仕掛けておいたウインドカーテンの影響で酸素の薄くなった空間を緊急脱出を図る。

壁は撃ち抜きながら穴を粒子化で通り抜ける。

幾つかの壁を抜けて見えた窓から盛大にダイブ。


次の瞬間、アジトの全てがド派手に吹き飛んだ。


水蒸気爆発。


密閉空間で激しい高温と水のぶつかり合いが引き起こす化学現象である。

彼の用意した道具はその発動条件を満たす為であり。

パワードスーツごと目の前のあんちくしょうを確実に葬り去る為の準備だった。

颯爽と降りて来たブレードを見て固まる一同。

ケインだけはにやけている。

打ち合わせ通りだからだ。

「そんな...」

「リーダーが...」

「負けちゃったのぉ...?」

先程までケインに襲い掛かろうとしていた幹部3人は動きを止める。

止めて...矛先をブレードに変更。


愚かにも。


「よくもアグリシアを!!」

「リーダーの仇だ!!」

「いなくなっちゃえー!!」

それぞれ魔法を放とうとチャージするが、発動より早く。

大気の怒り(アエルレイジ)。」

ケインの起こす強風がその集中を散らす。

その上、感情的に高め過ぎた魔力は装備している魔石に多大なオーバーフローを起こし。

腕輪ごと魔石は砕け散った、3人共。

風が止むころには3人は丸腰だった。

けれどもこの男は歩みを止めない。

【Finishing Combat mode - Activity.】

右拳が激しく、紅く明滅を始める。

星が自身の存在を示す様に。

燃え上がる様に。

ゆらりゆったり進む目前には怯えるリサリン。

「あ、あのぅ...やっぱりぃ、暴力はよくないかなぁって思って...ゴギャッ!?」

「【[[rb:流星拳 > メテオフィスト]]】流星拳(メテオフィスト)。」

星の魔力を爆発的に集中させた右拳がリサリンの顔面中央にめり込んだ。

潰れたアンパンの如く顔面を破壊されたリサリンは失神と共に倒れ伏す。

「この野郎!!」

激昂するウェンディがコンビネーションを仕掛けてくる。

が、それを躱し。

「ンゴアッ!?」

股座を蹴り上げる。

男女共通の弱点を蹴り上げられた彼女は涙目となり抑え込んで怯むが。

止まらないこの男はエンドブロウダーをタッチ。

【Finishing Combat mode - Activity.】

輝星剃刀(スターライト)旋風脚(シェイバー)。」

次は右脚が金色に明滅。

「ハァッ!!」

繰り出されたのは鋭い回し蹴り。

放たれたそれは彼女の胴に抉り込んで吹っ飛ばす。

当然、再起不能。

部下が次々とやられていく様を見せつけられて先程までの強気な態度も鳴りを潜めるシェリー。

そんな彼女の目前に立ったブレード。

手元には本日4度目のタッチを迎えるエンドブロウダー。

「ひぃ...」

脅えたってもう遅い。

「噛み締めろ、てめぇの過ちを。」

【Finishing Combat mode - Mode】

星魂連打撃(スタービート)!!」

両手が浅葱色に明滅。

繰り出されるは拳の乱れ豪雨。

「オララララララララァ!!」

打ち上げる様に放たれたコンビネーションは瞬く間にシェリーをボロ雑巾に変え、地に叩きつけた。

これにて、掃討完了。

残るは沈黙のみ。


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