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EP:04-It doesn't matter. 〜④〜

ケイン・コーネリアスも強いんです。

今話はここまで。


本作品はフィクションであり実在する人物や団体・国家あるいは思想とは全く関係無ぇって言ってんだろおうこるぁ。



翌日の夜、宿舎にて。

「これだヨー!おばあちゃんのペンダントー!!」

「はっはー、3日どころか2日も掛けなかったぜ。」

ドカドカとやって来たブレードがリンに何かを差し出したと思えば奪われた筈のペンダントだったのだ。

泣いて喜びながらペンダントに頬擦りするリン。

朝から連絡を受け、今か今かとソワソワしていたリン。

それは周りの者も心配になるレベルだったが、今こうやって笑顔の彼女を見るとこちらまでほっこり。

「ありがとー!シャチョさんは恩人だヨー!!」

「ふははは!!もっと俺を褒めたたえろぉ!!」

アグリシアの屋敷にてフロンティーヌをおちょくりながらなんちゃって特撮ヒーローに変身したりしてたのは彼である。

ペンダントがどこにあるか。

再度警察署に向かって先日の襲撃者を痛めつけてようやく聞き出せた彼は即座に回収に向かった。

結果、フロンティーヌも偶然同時に来ていたので彼女を利用しながら出し抜く形で行動させてもらった。

衣装?悪ふざけの一環なので特に何の意味も無い。

これにて一件落着。


と、行けばいいのだが。


「てめぇらは俺が良いと言うまでここを出んな。」

「どうしてですかい?」

ゴラムが尋ねるが。

答えは直ぐに帰って来た。

「奴ら...フェミニアンは躍起になっている、屋敷で計画書を見た限り無差別攻撃を仕掛ける予定もあった様だしそれが早まってもおかしくない。」

「ですが、俺達だって自衛くらい。」

「それで怪我作ったら店のに支障出んだろうがクソハゲ、回復アイテムだってただじゃねぇんだよ。」

そう言われ、息が詰まる。

「なぁに、直ぐに片を付けるさ...今に奴らは総攻撃の準備をしている筈だ。」

彼の言う通り、意識を取り戻したアグリシアはフェミニアン全体に連絡を飛ばし。

手始めにセントラルへの攻撃を手配している。

という盗聴情報がスティーヴより来た。

既に情報は警察に届け済み、正式な討伐依頼が発行された。

「俺と堅物君がどうにかする。」

ケインにも連絡を回してある。

「シャチョさん!!」

「あ?」

「...気を付けてネ。」

「おう。」

宿舎を後にしてバイクを出す。

奴らの本拠はセントラルのとある廃学校。

そこを買い取って隠れ家にしていたらしい。

これはメアリーが集めた情報だ。

「童貞スティーヴ、返事どうぞ。」

[良好だよ、B.E...チャールズ警部から入電、{敵の数は40人程、全員武装しているらしい。}だそうだよ。]

「...前調べたら80人程いなかったか?」

[君の活躍で逮捕されたり脱退したり。]

「はーん、サツもやんじゃねぇか...」

残り40人なら幹部を見せしめにするか全員痛めつけるか。

フェミニアンはもう、男相手でもそうでなくても見境が無い。

テロ予備軍の犯罪者集団と認定されたのだ。

暫くバイクを走らせていると、併走する車が一台。

ドライバーはクラナ、助手席にはケインの姿が。

そのまま共に目的地に着き、揃ってマシンを降りる。

目の前には武装を構えるフェミニアンの集団。

こちらから打って出たのご意外だったそうだが、直ぐにこちらへ構えてきた。

対して、ブレードはインペリアルを召喚。

ケインはヴィント・ダンサーを構え。

クラナはハンドガンを二丁取り出す。

「全員あの違法A・Wを付けてる筈だよ。」

「わかってるぜ。」

「気を抜くつもりはない。」

何せ、素人でも魔法が使える道具なんて恐ろしいてもんじゃない。

「尤も、それでも実戦経験なら負ける気はしない。」

「じゃ、よろしく。」

「は?」

「え?」

何という事でしょう、その発言が聞こえた時には彼は粒子となって消えていた。

「ホプキンスくんんんんん!!?」

響き渡るクラナの絶叫が開戦の合図となった。


【Finishing Combat mode - Activity.】


銀色(アルゲントゥム)の風(・ヴェントゥス)。」


しかし突如クラナの嘆きをストップさせる程に場に響く電子音と凛とした声。

ケインが、ブレードも付けていた銀の端末をタッチしている。


昨日、マハロを出てから。


"おい堅物、良いモンやるよ。"

ブレードは銀の端末を渡してきた。

彼が腰に着けているのと同タイプだ。

"そいつはエンドブロウダー、魔力を手に込めてタッチすれば体内の魔力を爆発的に高める...回数制限はあるがな。"

5回程だそうだ。

"この間一緒に見たトクサツを思い出せ、所謂こいつは。"




必殺技スイッチ。

彼はヴィント・ダンサーを真っ直ぐ構え、刃先に風を収束させる。

次の瞬間、極大に膨れ上がった銀色の強風が吹き荒れる。

吹き荒れた風はフェミニアンの武装兵を吹き飛ばしていく。

抵抗する間も無く、あっけらかんと。

「この程度か...なら、彼がいなくても問題ないな。」

「こ、コーネリアスさん...?」

「彼は逃げたんじゃない。」

「...そうだね、ホプキンス君だもんね。」

目の前に立ちはだかる幹部を目前に不敵に笑う2人。

しかし、トップの姿は見当たらない。

情報によると逮捕されなかったそうだし、逃げる場所と言えば。





ーーーーーーーーーーー





アジト内部。


その中央の部屋にて。

「よぉ、昨日ぶりだな。」

ブレードの目の前にはアグリシアの姿が。

バックドロップの傷か、頭には包帯が巻かれている。

「...成程、あの黒づくめの正体はあなたね。」

「だとしたら何だ、握手でもするか?」

「いいえ...殺すわ。」

アグリシアは歪なトランクを取り出し、それを変形させる。

「はッ...何だよ、テメェの方が怪盗の嬢ちゃんよりロマンわかってんじゃねぇか。」




ーーーーーーーーーーー





構成員を減らし。

残りは3人、幹部連中だ。

小柄なのがリサリン。

グラマラスな黒髪がウェンディ・ミルトン。

そして見覚えが無いが...銀髪のロングヘア。

スレンダーな身体つきはまるで彫刻の様だ。

彼女がNo.2...シェリー・ボナフレア。

アグリシアと並んでこの団体を仕切る実質トップだ。

「情報では、あの3人が怪盗の真似をしていたらしいよ。」

「成程、つまりはそれなりの装備を持っている訳だ。」

世間を騒がす怪盗の名を語れるぐらいだ。

油断してはいけない。

言ってるそばからリサリンの姿が消えた。

クラナは周りを見張るが視認できない。

「ミューセラミス、君は他の2人に注意しろ。」

そう言ってケインはヴィント・ダンサーを振るって風を巻き起こす。

すると、リサリンが突如現れて転ける。

「ふぇえ...痛いよぉ...」

なんてあざとい台詞付き。

それに反応することなく。

「風の魔法はボクの専門分野だ、通用する事はないと思え。」

「ならこれはどうだ!?」

目前に高速移動してきたのはウェンディ。

風で高速移動し、フリッカージャブを仕掛ける。

ケインは身体を捩って躱し、再び風を起こして吹き飛ばす。

「くっ...」

「無駄だ、君たちの動きは単調過ぎる。」

そして風速を強める。

「提案だ、降伏さえしてくれれば悪いようにはしない。」

「え、ちょっと勝手に...」

クラナが慌てるが続けるケイン。

「君たちは今、テロリスト予備軍として指名手配を受け、捕まれば重い刑は免れない。」

「...何が言いたいのかしら?」

「わからないか、救済措置を図ると言っているんだ。」

「ふん...笑わせないで!」

シェリーは腕輪を装備した手を高く掲げる。

集まるのは赤色...炎の魔力だ。

集まる値が異常だ。

風の殻(ウインドシェル)!」

クラナを引き寄せ、風のバリアを張る。

「燃え尽きなさい!!」

彼女を中心に業火が広がる。風のバリアにヒビが入るが構わない。

しかし、周りを見ると幹部以外はみんな燃えていく。

リサリンとウェンディは自分と同じようにバリアを張っている。

下っ端は自分が倒したんだ、しばらく動けなければ防御もできない。

炎は弱まったが魔石の限界を超えた様で、外して捨てる。

「仲間まで巻き込むのか!!」

「使命を全うできたのよ、本望じゃないかしら!?」

「外道め!!」

「男の癖に愚弄するな!!」

バリアを外したウェンディが再び目前に迫っていた。

クラナを庇いながらだと避けきれない。

迎え撃とうとするが後ろで新しい魔石に付け替えたシェリーがこちらを狙っていた。

どうする...


迷っている時だった。


盛大な轟音が起き、彼女達の背後にある建物が吹き飛んだ。

突如起きた大爆発によって。

「アグリシア!!」

『リーダー!!』

叫ぶ幹部3人。

ということはあそこには...

「ホプキンス君!!!」

クラナの悲痛な叫びが木霊した。




to be continued...


次話は月曜日!

対フェミニアン編も決着!?

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