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EP:03-Tranquility before the storm 〜③〜

彼のコネは計り知れない。

というのも。

「あの婦警ってば友達でよぉ、お前らに近づく合間にインカムで連絡入れた訳よ、俺様頭イイー!」

「あぁ、素直に驚嘆する。」

「シャチョさんカッコいー!!」

「おう、どんどん誉めろー!!」

調子に乗ってドヤ顔のブレード。

ケインまでも誉める中、美沙はドン引きのままだ。

「で、お前らもショッピング?」

「も...ってことはオーナーもですか?」

「あぁ、この堅物君のファッションコーデ。」

「ダイジョウブ?シャチョさんいつも同じ格好だよ?」

「チャイナ娘減給。」

「ボク何かマズイこと言った!?」

特に理由はない。

というかそもそも給料が無い。

「大体何だお前、チャイニーでボクッ娘って属性モリモリかよ...胸は...もうちと盛ろうか。」

「[[rb:你让我生气.> お前は私を怒らせた]]」

「リンちゃん落ち着いて!そのダンベル仕舞って!!」

どこから取り出したのか血眼でダンベルを振りかぶるリン。

美沙に羽交い絞めにされてそれを振り下ろすことは無かった。

「そんで何だよそのダンベル。」

「前にシャチョさんにお腹殴られてから鍛えてるんだヨ!」

「え、ワンモア?」

拳をグッと。

「オーナー、やめてください。」

「冗談だから土下座やめろ、うわすげぇ綺麗なフォーム...流石ジャパニーズ。」

なんてアホらしい一幕を過ごして、一同はフロムシャンゼリゼへ。

ファッション関連で一番熱いのはこのエリアだ。

が、着いた瞬間にブレードに着信。

「電話出てくるわ...もしもし、刑事さん?」

ブレードが少し離れる中、ケインの経緯を知らない2人は彼に話しかける。

「コーネリアスさんもランカーなんですよね?」

「あぁ、そうだ。」

「シャチョさんとどうやって仲間に?」

その問いに彼は戸惑う。

なんたって敵同士だったのだ、倒されて勧誘されましたなんてどう思われるか。

なんて彼の思考は徒労に終わる。

「殺しあって俺が勝った、以上。」

『えぇ!?』

「おい…」

戻ってきたこの男があっさりバラしたからだ。

「大丈夫だって、こいつらも似たりよったりだから。」

倒して仲間にする…まるで王道RPGの様な人生を送る男、ブレード。

そんなブレードに、彼は気になっていた事を聞く。

「そういえば君、武器はどうしたんだ?」

自分だってヴィント・ダンサーを隠して持ってるのに。

「持ってるぜ、粒子化させながら。」

彼の司る星属性の力は何かを粒子化させる事ができる。

しかし部分だけ粒子化していない部分を作らなければそれは霧散してしまう。

なので彼が粒子移動する時も実は一部分残しているし、武器だって一部分をキーホルダーの様にベルトに着けている。

「規格外が過ぎるぞ…」

「枠に収まらない男と呼びな。」

そんなこんなで、彼らはショッピングを楽しんだ。





ーーーーーーーーーーー





後日。


マハロの前を大量のデモ隊が通る。

それも、この店のあることないこと誹謗中傷を叫びながら。

「オーナー、放っておいていいんですかい?」

「いいんだよツルッパゲ、度が過ぎれば何とかする。」

と、言ってる矢先に。

こちらに石を投げようとする姿を目視。

「シャチョさんごめん、遅くなっちゃって!」

買い出しに行っていたリンが戻ってきたがタイミングが悪かった。

投げられる石の射線上に彼女の後頭部があるのに気付いたブレードは自らを粒子化する。

そして彼女を押しのけ、庇うように立つと投げられた石を掴み、これ見よがしに。


握り潰す。


デモの為に声を上げていた連中は静まり返る。

対してブレードはこれ見よがしに砕いた石を地面に落とすだけで何もしない。

やがて彼はそのまま店内に戻っていった。

「おいチャイニー、怪我は?」

「へ、あ、大丈夫...だヨ...?」

「そうか、怪我されちゃ労力が減るからな...ほら、他も動き止めねぇで働け。」

手をパンパン叩きながら彼は激を飛ばす。


その夜、宿舎にて。


助けられた事を出勤していなかった者達にも話すリン。

「光みたいな速さでボクを突き飛ばして石を掴んでサ!あれが粒子化…だよネ!?」

「リン、その話もう6回目だよ...」

偶然近くを通りかかり、捕まったのはフラム。

そこから皆集まってまるであの一瞬を英雄譚の様に仰々しく聞かせるリン。

既に数人グロッキーだ。

でも...と、リンは続けて。

「納得いかないのが...何でシャチョさんあいつらをぶっ飛ばなさかったんだろう...」

「確かに、オーナーの実力なら分で皆殺しにできそうだしな。」

「んな訳ねぇだろツルッパゲ、秒だ秒。」


...

 

「いつからいたんすか...」

「今来たんだよ、てめぇら何か盗まれたもんとかねぇか?」

なんて、突然登場のブレードから謎の質問。

その反応は予想済みなので補足。

「フロムシャンゼリゼで怪盗が流行ってんのは知ってるよな?」

「あ、はい...確かフロンティーヌでしたよね?」

「正解だJAP...フロムシャンゼリゼでしか活動していなかったそいつが何故かこの近辺にも現れたらしいんだよ。」

昨今、そのフロンティーヌによる被害が前より相次いでいるとの事だ。

この近辺に、ASですらも。

「もしかしてシャチョさん、心配してくれて!?」

「いや、お前らが被害にあってくれたら俺にも依頼入って動きやすいなって。」

「人でなし!」

「ハッハー、よく言われる...何も無いならいいや。」

そう言って彼はまた窓から帰っていった。

今回はバイクで来たので、跨ってエンジンを掛けようとすると。

「怪盗よー!!」

と、女性の叫び声。

ブレードはエンジンを掛け、声の元へ。

人気の全くない道。

そこにはグラマラスな風貌の女性。

近くにいるのは如何にもな怪盗コスにマスクを被る者。

ブレードは迷いなく。


轢き殺さんと突貫。


が、かろうじての所で躱され、逃がす。

しかし、その動きはまるで何かに引っ張られてるかのような不自然さを感じた。

「おい、あんた...」

被害者らしき女性に尋ねようとしたが、既にその姿は無い。

そこから導き出される結論...そして目的とは。

「動くな!」

拳銃を構えて威嚇する警官が数人。

そしてその後ろから現れるのは先程の女性。

こちらを指差しながら。

「はい...あの人です...」

予想通り。

ブレードを陥れる罠だったのだ。





to be continued...


身内に手を出す者の末路の精算準備が始まる。


次は土曜日、では!

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