EP:02-Violent Star 〜⑥〜
日が変わったけど自分の中ではまだ月曜だからノーカンノーカン。
オチ。
後日。
ロメニアを潰して元の土地を取り戻した孤児院。
その立て直しの真っ最中だ、【マハロ】の面子を連れて。
「おいツルッパゲ、その角度はおかしい、ちゃんとやらねぇと埋めるぞ。」
「えぇっ!?こ、こうですかい!?」
元ロメニアの連中と共に。
経緯が経緯なのでとても気まずい。
が、そんなの関係ねぇ。
「お前らもしっかりやんねぇと埋めんぞ、真のフェミニストであるこの俺は男女平等に暴力を振るう事ができる。」
「ホプキンス、それはただの暴君だ。」
そんな彼に横からツッコミを入れるのはケイン。
彼も無理やり呼び出されたのだが、やる気満々に仕事をこなす。
これこそが正しく生きるという事なのかもしれない。
粗暴な奴だが、彼の隣にいれば勉強できる事も多いだろう。
実力的にも、彼の方が上な訳だし。
「さて...おい下っ端ども、ガキ共に飯配るから寸胴運べ。」
『うぃす!!』
それに、面倒くさがりの筈の彼がこんなにもやる気になっているんだ。
孤児院の子供たちの為に。
「配り終えたらお前らも食え、昼からも忙しいから。」
「あら、優しいのね。」
「馬鹿言うなメアリー、人だって補給が無ぇと動けねぇ。」
常識だろ、と続ける彼は寸胴から紙の器にカレーをよそう。
「おいトム、その木材置いててめぇも食え。」
「あ、はい、兄貴!!」
ジュリアスは手にしていた木材を丁寧に地面に置き、手を洗ってからブレードの持つ器を受け取る。
いや、それよりも。
「...は?お前今なんて?」
「え、兄貴って...」
「待った、何で?何で俺がお前の兄貴?Why?」
「いやだって...兄貴は兄貴だから!!」
「いや意味わかんねぇし、おいお姉さま何とか言ってやれ。」
「その子、最近あんたをそう呼びたくて悩んでたらしいわよ。」
「んなこと聞いてねぇよ!!」
助けてもらい、自分の為に起こってくれる彼をジュリアスは"カッコいい憧れ"として慕う様になったのだ。
調子が狂う。
「アッハッハッハッ!!」
その隣で大声で豪快に笑うのはスティーヴ。
「いいじゃないかB.E、兄貴だって。」
「童貞スティーヴテメコラ...他人事だと思いやがって。」
「他人事だからね、良いじゃないか、兄貴として舎弟に色々教えてやりなよ。」
「冗談じゃねぇ。」
"俺は面倒が嫌いなんだ。"
to be continued...
これにて、第2話終了。
今回を機に、面倒臭がり主人公が更なる面倒事に巻き込まれていく事になります。
では、また水曜日!




