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森のキャラバン  作者: 森のキャラバン
37/53

邪馬台国ってどうなんだ?

本当に不思議、

みんなが大好きな邪馬台国は、無かったなんて言う人が出るほど、

でも、あると信じたい。

そんな根詰めないで、休憩すればぁ~? スンちゃん!北京オリンピックで、北島選手も泳ぐよ! 応援しようぜ~♪」

「うん、魏志倭人伝の全文があった!」

「は?」

「倭人は帯方郡(今のソウル付近)の東南にあたる大海の中にあり、山島が集まって国やムラを構成しているんだって、ゴロスケ」

「ふ~ん。大海? それって、沖縄っぽいね」

「方角は、北九州も関西もあてはまるけど~」


「もともと、百余国に分かれていた。漢時代に朝見する者があり、現在、(魏の)使者が通じている所は三十国である。

帯方郡より倭に至るには、海岸に沿って水行し、韓 国(馬韓?)を経て、時には南行し、時には東行し、その北岸(?)

狗邪韓国くやかんこくに到る。七千里余りである。

始めて大海をわたること千余里(一里が四キロとすると、四千キロ以上)で対馬に至る。其の長官を卑狗(ひく/ひこ)といい、副官を卑奴毋離ひなもりという。

この地の人々が住んで居る所は孤島であり、周囲四百余里しかない。土地は山ばかりで険しく、深林も多く、道路は獣道のようである。千戸あまりの人口。良い田がなく、 海産物を食べて生活し、船で南北(韓国や北九州?)にのりだし

交易を行っている。また大海を渡ると千余里で、壱岐に到達する。この海を瀚海(かんかい:現在の玄界灘)という。

「海洋民族、うみんちゅ・海人の表現だよね」

「(中略)で…、身分が低い者(下戸)が高い人(大人)と道路で出会ったとき、後ずさりして脇によけうずくまったり、あるいはひざまずいて、

恭順の意を表す。応対には、噫(あい:はい:おう?)と言う。わかりました、という意味のようである」

「アハハ! 従順なところ。それって、いかにも日本人っぽいね」

ゴロスケがウケまくった。

「ゴロスケ~、その従順なところと言う意味では、『古代の韓国と日本』という本の中で…、


中国で最初に倭が出てくるんですが~、倭といわれているのは、日本では、(矮小)の(矮)小さいという意味だといっているのですが、後漢の時代。西暦でいいますと百年くらいですが、その時に、『説文解字』という辞書がでてくる。その字引の中には倭というのは従順の意味なんだと書いてある」

「アハハ~。従順だから、神も使いやすかったのかも知れない!」

「確かに、その倭という字は、矮小のワイの字に似ているよな~、そう思いたい気持ち分かるよ」


「それに、『三国史記』という韓国で一番古い歴史書ですが、これによりますと、八〇三年から八年までにかけて、日本から使者が再三やってきます。黄金を持ってきたり、美しい珠を持ってきたりするわけです。

「戦いを好まず、贈り物好きと…きた!」


「今の地図で見るよりも、川州の堆積分、陸地が少なかったと思うけど、それにしてもね~」


「うん。この国は元々男性の王がいたが、七~八十年の間に倭国は乱れ、数年間争いを繰り返していた。そこで国々は共同で一女子を王として擁立した。

名づけて卑弥呼という。鬼道(呪術?)にたけており、大衆を幻惑している。(能く衆を惑わす。)」


「霊能者だったんだ。沖縄にいっぱい居るね~」


「日本のやよい文化の青銅器の文化。銅剣、銅鐸、銅戈、銅鐸、荒神谷遺跡で銅鐸六個。銅鉾十六本、銅剣三五八本が土の中から見つかった。弥生文化は、出雲だもんね」


「スサノオは、スサから来たっていうのを、チラッとどっかで見たけど…」

「出雲と朝鮮半島の関係は密接。新羅系・高句麗系の文化。別に、信州から上州、群馬県のほうへ伝播します。そして群馬へ入って、東国に波及した文化は。さらにそこから南下するわけです。毛野の国から武蔵へ入って、そして相模のほうへ行くのが一つのルートなのです」


「は~」


「百済から壱岐、対馬を経て北九州に入り、そしてそれが南九州の方に、移っていき、一方では博多湾あたりから分かれ、瀬戸内を東へ行って大和へ行く。大和は百済系文化が多い」


「何で、こういう研究が、却下されるかというと、日本は単一民族で~、うんたらかんたらという、昔、教科書で教えたようなことが、違うからだよね。もし、いとこ同士みたいな国民だったら、拉致も脅威もないよね~」


「秦の始皇帝が、徐福に命じて、『不老長寿の薬』を探そうと若い男女2000人が来たって話もどこかで見た」


「うん。男が一人いて、(卑弥呼の)給仕をし、言葉を取り次ぐため居処に出入りしている。(ここには)宮室・ 楼観・城柵が設けられていて、常に警備の者が守っている。女王国の東へ海を渡る事千余里で、また国がある。皆倭人である。

更に侏儒国しゅじゅこくがその南にある。この國は皆身長が三、四尺(九十cm~百二十cm)で…」


「みんな、ちっちゃ~。まさしく日本人」


「…ある。女王国を去る事、四千余里である。


またその東南に裸国・黒歯国があるが、船行一 年で到達する」


「ハワイとか、タヒチを思わせるね~」


「…倭の地は、海の中に島として存在しており、地続きだったり島になったりいる。周囲は五千余里程である。(中略)」


「干潮で陸になったり、海になったりするのは、まさしく、海の中の島が邪馬台国?」


「島、島ってどうも、日本列島のことを島って言っているんじゃないのかな?」


雪ネェが静かに言った。

「大人を敬う時のやりかたは、柏手をうってうずくまり拝む。人の寿命長く、百年、或いは八、九十年である」

「長生き~、それも沖縄っぽいね」


「大人は皆四人か五人の妻を持ち…、」

スンちゃんが、チロリと雪ネェを見た。怒りそう…だから。

「時効よ」

雪ネェが言った。

聞こえている…。

「下戸も二、三人持っている。婦人は淫行を行わず、嫉妬せず盗みもしないので訴訟は少ない。

法を犯した者は、軽い者はその妻子を没収し、重い者はその一族も皆殺してしまう」


「罪を犯したものは、妻子を没収?面白い罰だわね~。その没収された妻子はどうなったの?」


「さぁ~、書いてない」


「日本で超人気の有名な魏志倭人伝が、とっくに全公開されないの? 中国の文献や、韓国の古文書で見つかり、日本に証拠がないのは、何ゆえ~?」


「…」

誰も答えられない。


スンちゃんと雪ネェとゴロスケと成っちゃんが、小難しい話をやっている頃、大下さん一同は、夏草を刈っていた。

コウジは、早めに抜けてご飯を作る。

畑からゴーヤを採って来て、新野さんの奥さんと一緒にゴーヤチャンプルーを作ることにした。

ゴーヤは、縦に切り、種をスプーンでほじくり出しスライスして塩でもんだ。


「卯の花があるんで、豆腐の代わりにしよっか?」


「卯の花?」


「お豆腐の絞り粕!」

新野さんの奥さんが言った。


「胃ん中に入れば、同じだよね~」


「豚肉がないから、ベーコンにしよっか?」


「加工前と、加工後の違いだけだもんね~」


「天日干しの半生の椎茸があるから入れよっか?」


ベーコンをカリカリに焼いて、塩を水洗いしたゴーヤを炒めた。

卯の花を入れると、パラパラになった。しょうゆを入れて、卵を落としてうんと炒めた。

かくして、ゴーヤ卯の花チャンプルーの出来上がり!


「何かフリカケみたい~!」


焼きナスの酢の物と味噌汁とスイカの皮の漬物。それがお昼ご飯になった。


「パラパラしてんな~、何それ?創作料理か…」


「うん、ゴーヤ卯の花チャンプルー、カリカリベーコンのせ。ご飯にかけて召し上がれ!」

それが、意外といけるのだ。


「フリカケよりも、美味しいね~」

「うん。フリカケって、本当に添加物をふりかけているみたいで、好きじゃないけど。こういう卯の花で、しょうゆ味のフリカケできないかしらね~。ゴーヤ、ニンジン、椎茸とかの乾燥野菜も彩りに入れて~、売り出したいな」


「徳川のMY雑巾よりは…、売れると思うよ!」


「ああ、昔、そういうこともあったな~」


「徳川の埋蔵金、何それ?」


いつもは一緒にいない松野さんの奥さんが、珍しく興味を示した。


それぞれが持ち寄りの意見を述べますが、まとまらず。

興味のない人は外で虫取り。

雪ネェは、あくまで沖縄説、

でも、もう一つ何かが欠けている気がする。

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