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俺らの学校

 体が右へ左へと揺られる。


 毎日なぜ、こんな餅よりも密度の高そうな電車に乗って、憂鬱な学校へ登校しなければならないのか、


(中まで餡ぎっしりってか!)


 世の中憂鬱なことは沢山あるこれもそのうちの一つでしかない。


 ただ俺は知っている、もう一つの憂鬱があと1分後にくることを。


 電車のスピードが段々と落ちていく。


 電車内に駅に着いたアナウンスが流れる。それとほぼ同時に電車のドアが開く。


 人混みの中一際目立って周りの視線と一緒に乗車してきた奴が俺の真横でピタリと立ち止まった。


「おはようレオン!今日も顔が死んでるね!」


 もう一つの憂鬱というのは、これのことだ。

こいつは 市ヶ谷葵 小中高と一緒、しかも家も目の前と来てる、


(ちなみに家が目の前なのに違う駅から乗ってくるのには、親とあまりうまく行っていないという事情があるからだ)


これが腐れ縁ってやつだろう


(なんで字の如く縁が腐んねぇんだよ!

            もっと頑張よ!)


 別に、葵に話しかけられるのが嫌とか、葵が嫌いだとか、そういう類の憂鬱ではない。


 では何が憂鬱か、それは、さっき葵と一緒に乗車してきた『視線』どもだ。俺が葵と話すと周りからの視線が痛い! 痛すぎる! これのせいで毎日俺の精神は削られていくばかりだ。


 そんなことを思っていると、目的の駅に着いた。


 改札を出て、右へ曲がり、15分ほど真っ直ぐ歩くとみえてくる『平城高校』これが俺たちの通っている高校だ。


 平城高校は、今年で70周年、故に校舎は廃墟に見えるか見えないかのギリギリを攻めたような外観だ。

ただ、生徒数は1学年300人ほどいる。県立の高校だということを考えれば多い方だろう。


 そんな平城高校の、唯一と言っていい自慢のポイントは、図書館の大きさだ。なんかのランキングに載っていたが、高校の図書館の規模でいえば日本で3番目、古書の貯蔵書数で言えば日本一らしい。


 なんとも自慢になりにくい自慢ポイントだ。


 今日は新学期初日、俺たちは高校2年生へと進級した。


 学校の前の満開の桜を横目に校門を通り過ぎる。

昇降口に入り、下駄箱へ靴を入れ、腐った味噌のような匂いを発する上履きを出し、慌てて足を突っ込む。


 そんな光景を見て苦笑いをしている葵と共に、教室のある3階へと歩く。


 俺のクラスは2年D組、葵は隣のクラスの2年C組だ。

「じゃあ、私こっちだから。また後でね」

「わかった。じゃあな。」


 また後でねってもしかして帰りもあいつと一緒なのか? 絶対に嫌だ。


 今こうして少し話しただけでも、周りからコソコソと指を向けられて、悪口まがいのものを言われているのに、一緒に帰りでもしたら、明日俺の命があるかもわからない。


 下校のチャイムの同時にダッシュで帰ろう。俺はそんな決意を胸に、教室のガタガタのドアを強めに開けた。


人生で初めての小説です


どうぞ温かい目で見てください


多分、叩かれると、精神が崩壊して、足のくるぶしが、爆発します



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