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ツッコミ勇者とボケる地の文  作者: ぽりーぷ
第1章 勇者と地の文
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珍味な木の実とパーティ戦闘

27話目です。関係ない話ですが、ルビサファリメイクですね。私歓喜!チルタリさんにもメガ進化こないかなー。

ドーモ、ドクシャ=サン。ジノブンです。



「いちいちネタを放り込まないと死んじゃう病気なのか?」



アイエエエエエ!?ユウシャ!?ユウシャナンデ!?



「だから私のわかんない話で騒がないでくれる?」


「アッハイ。」



ローザさんや?なんか今日刺々しくないですかい?



「別に?でも地の文がそう感じてるならまあそうなんじゃない?」



…ダメだ。今日のローザちゃんは地雷原…。



「あ、あー…っと、で、今回受けた依頼が、確か…『スモールゴブリン』5頭の討伐、だよな?」


「……」



……



「……」



ローザちゃん?



「何?」



≪上から木の実が≫!



「てっ!!」



そろそろ機嫌悪いのやめにしようか。悪ノリした僕も悪いけどさ、(ここ)であんまり不注意だと勇者君が守る間もなくやられちゃうよ?



「…わかった。」


「あ、この木の実俺の時も同じの落ちて来たな。これ、なんかうまかったんだよな。」



そういえばそうだね。同じ緑色だ。あの時のよりちょっと柔いみたいだけど。



「…え?これもしかして『リョクラン』?」


「え?なにそれ?」


「この森の珍味として有名な木の実。これがなる木自体がここにしか生えないし、低木のくせしてちゃんと日の当たる場所にしかできないから絶対数が少ないの。これだと売るには熟れ過ぎてるけど、もう少し若いのだと一つで大銀貨が動くくらいのものだよ。」


「マジで!?」



へー知らんかった。君たちツイてるね☆



「え、これ地の文がやったんじゃないの?」



木の実が落ちるようには仕向けたけど、何の木の実かまでは無理。君たちが偶然この実の下にいたからこれが落ちて来たんだよ。



「じゃあ本当にツイてるってことか!」


「私これ食べたことないんだよね…」


「それ熟れ過ぎてんだろ?食っちゃえ食っちゃえ!」



…うむうむ。僕の能力ひとつで機嫌が直るならありがたいもんだよ。僕、大満足!!



「なにこれおいしい!!」


「よく見りゃまだ上になってんじゃねえか。あれとれないかな?」


「『エアボール』で落とせばいいんじゃない?」


「それだ!!」



…あれ?食事時に限らず食い物関連の話の時って毎度僕はぶられるの?



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「大猟大猟!いい臨時収入だ!」


「全部売ったら金貨3~4枚は行くと思うなぁ。」



で、それで得たお金はどうするの?



「借金返済のためローザのところへ全額流れます本当にありがとうございました。」


「でもこれで大体全額返済なんだよねぇ。もうちょっとかかると思ってたんだけど。案外早かったね。」



まだまだ。勇者君には守衛のオッチャン(ガイさん)からの借金が残ってるから。



「そういやそうだった…」


「勇者が借金。世知辛い世の中だねぇ。」


「うっせ。」



で、結構な手荷物だけど、そんな装備で大丈夫か?



「大丈夫じゃねーし問題じゃねぇか?」


「とりあえずリョクランは私が持つから、ユウト君ゴブリン頼んだ!」


「え!?魔獣と戦ったことなんてロンリーウルフ相手の一回きりだぞ?俺で大丈夫か?」


「ロンリーウルフ一撃で仕留められるような魔法持ってるのは火力特化の人でもDランク以上だし、そう考えればユウト君はDランクの冒険者と同じくらいは戦えるから大丈夫だ!問題ない!」


「さらりと死亡フラグ建てないでくれよ。」



『神は言っている』って言う要員いるし最悪死なないって。いけるいける!



「サポートはまかせてよ!」


「一番良いのを頼む。マジで。」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「で、何匹かいるけど、どうすんだ?」



討伐証明に確か左耳がいるんだよね。



「うん。だけど、それ以外の部分は素材としても食材としてもうまみ無しだから、左耳さえ残ってればどう倒してもいいよ?」


「その倒し方を聞いているんだがな…」



そのくらい自分で考えなっ!



「言うと思ったぜ。」


「ユウト君。まずは観察するんだよ。」


「ああ、わかった。…数は3。少し足りないな。内2匹が素手、一匹が木の棒みたいの持ってる。あの棒地味にでかいな。簡単には切れそうにないな。」



背丈は人の子供位だね。これで負けたらカッコ悪いぞ~?



「いやカッコ悪いじゃ済まされんだろ。」


「そうだね。男なら殺されて食料だし、女なら良くて苗床だからね。」


「お、おう。」



責任重大だぞ~?大丈夫か?



「大丈夫にするために作戦立ててんだろうが。あいつらって魔法使うのか?」


「使わないけど、常時身体強化魔法を使ったような状態にあるんだって。それで魔力を使ってるから、思ってるより早いし、力も強いと思うよ?」


「なるほど、なら遠くにいるのを『スパークボール』で狙い撃ちして、寄ってきたら『サンダーボルト』でいいか。」


「じゃあ私は寄られ過ぎないように防御魔法の準備しとくね。」



うん。いいんじゃない?頭よさそうには見えないし。



「よし!やってみるか!」



連中、ちょうど開けたところにいるし、仕掛けるなら今だよ!



「よっしゃ!≪スパークボール≫!!」



――――バチッ!



「ギッ!?」


「グギ!?」


「グギャ!!」



奴さん気づいたみたいよ!ほら返り討ちだ!



「いやっまだ遠いだろ!≪スパークボール≫!!」


「グゲゲッ!!」


「なっ避けた!」



そらそうだ!ほら棒の奴がもうリーチの中だ!



「グゲッ!」


「速っ…!!」


「≪アクアシールド≫!!」



――――ザバッ!!



「グボ!?」


「ほら早く!!」


「っ!≪サンダーボルト≫!!」



――――バリバリッ!



「ゲッ!」


「ボーっとしない!!その盾は何のためにあるの!?」


「悪い!助かった!」



あと二体!サンダーボルトでひるんでるから今のうちだ!



「ならまとめて射程に入れてっ!≪サンダーボルト≫!」



――――ババババッ!



「グギャ!!」


「グゲゲ!!」



…うむ。敵性勢力ゼロ。それじゃ反省会ね。



「う…わかった。」


「耳取りながらね。ユウト君は想定だけで動きすぎだよ。だから想定しきれなかったスモールゴブリンの動きに対応できなかった。想定はしてもいいけど、その想定を超えてくるって意識しないと。」


「ああ。次から気を付ける。」



まあ最後の判断は良かったんじゃない?わざわざ危険を増やす必要もないしね。



「うん。あれは良かったと思う。想定はあくまで未定なんだから、もっと柔軟に動けるようにね。」


「わかった。」



で、もう一つ反省点があるんだよね。



「え、そう?それ以外は割とよかったと思うけど。」



ああ、勇者君のじゃないんだ。僕のね。



「は?お前手ぇ出してないんだから反省も糞もないだろ?」



あのねぇ?僕はあくまで地の文なの。物語を読者にお伝えするのが僕の役目。



「それがどうしたんだ?」


「あっ…」



今の戦闘シーン。伝わったと思う?



「……伝わらねぇな。」


「ね。」



というわけでこれからは悪いけど戦闘時に限り状況描写に集中させてもらうよ。勇者君たちにも有益なものになるようには努力するけどさ。



「しっかりしろよ。地の文のプロだろ?」



だからこんな状況初めてなんだって言ってるでしょ?



「まあまあ。正確な状況把握は戦闘において重要だし、ね?」



そう考えてもらえるならうれしいね。それじゃ!各々反省点を踏まえて!残り、逝ってみよう!



「おいバカやめろ!!」

かっ感想くれたって良いんだからねっ!(チラッチラッ


はい。真面目に感想お待ちしております。

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