おしえて!ローザちゃん!(魔法・理論編 下)
25話目です。前回の書いた後に気づいた。こういうのって説明回っていうんだね。
「で、アタッカーというにはサンダーボルト一本じゃ辛くね?」
「うん。だから悠翔君にはテンプレートを覚えてもらおうと思うの。」
「てんぷれーと?」
「各属性に存在する基本の魔法の事ね。普通の魔法使いはまずここから習得していくの。」
テンプレートには3つの『階位』があって、それぞれ威力やら習得難度やらが違うんだよね?
「そう。第一階位が一番簡単で、第三階位が一番難しくなる。その分第三階位のほうが威力が高くなるの。ただ、別に第三階位の魔法が一番強いわけじゃなくて、本当に強い冒険者とかならオリジナルで第三階位以上の威力がある魔法を持ってることが多いよ。」
「なるほどなるほど、つまり階位の魔法は基本って事だな。」
「そういうこと。でも基本であるがゆえになかなか威力は高めになってるから、下手にオリジナルを作るより早く強くなれるの。」
変なものだとテンプレの完全劣化だったり、無駄に魔力食うくせに派手なだけとかざらにあるからなー。
「そうなんだけど…なんでそんな詳しいの?」
さあ?
「気にしてても埒あかないぞー。さ、続き続き。」
「あ、うん。で、同じ階位にもいくつか種類があってね、ボール系とかアロー系とかブラスト系とかいろいろあるの。」
「あ、それはなんとなくわかる。」
「そうなの?ならどんどん行こうか。早速だけど、ユウト君には雷属性第一階位、『スパークボール』を覚えてもらうよ。」
「…って言っても、俺それ知らないぞ?確かお前使えないんだろ?雷。」
「そうだけど、どの属性もボールは大体一緒だから。というわけで私の一番得意な風属性第一階位、『エアボール』で実演しまーす!≪エアボール≫!!」
――――バシュッ!
「…なんか飛んでったけど。」
「あれが『エアボール』です!さ!やってみて!」
「いや、しかし…」
「ん?どしたの?」
「あれ、よく見えねぇよ…。」
「あ。」
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改めてそのあと、水の第一階位、『アクアボール』と、火の第一階位、『ファイアボール』を見せてもらいつつ、夕方――というより現在―――までかけて何とか習得しましたとさ。乙。
「案外難しいんだよあれ!」
『サンダーボルト』と比較して何倍かかってるのさ。途中昼休憩まではさんだし。
「はいはいそこまで。最後におさらいだけど、とりあえず一発撃っとく?」
「ん?ああ。そうだな。≪スパークボール≫!!」
――――バチッ!
うーん、地味っ!
「うるせえ!!そういうもんなんだよ!!」
「そのぶん魔力は消耗しないんだからいいでしょ。二人ともケンカしない。」
で、スパークボール自体の威力はサンダーボルトより低かったけど、飛距離的にはスパークボールのほうが良かったんだよね?
「そうだな。あと、魔力って割とリアルタイムで回復するもんなんだな。」
「まあ、とは言っても魔法を使えば疲労はたまるし、疲労があると魔力の回復は遅くなるんだけどね。」
休める時にしっかり休むのが重要ってことだね!
「そういうこと。で、これで本当に最後だけど、実は応用属性って公に認められたのが割と最近で、その九属性論の中でも第一階位までしか紹介してなかったから第一階位までしかないんだよね。これだけは覚えといてね。」
「そうか。まあ基本属性にしたって第三階位まで覚えたらあとは一緒なんだから大差ねえだろ。」
「おおっ?言うねぇ。第三階位まで全部覚えてるのなんてBランクの冒険者だって一握り位なんだよ?あのSランクのカガリさんだって第三階位の底辺を覚えてる程度らしいよ?」
「そんなんでSランクになれるのか?」
「カガリさんはね、前に言った打ち消しと衝突の使い分けがすごくうまいんだよ!魔法の威力こそそうでもないけど、全部の属性ひっくるめたオリジナルの『九霊斬』は一定以下の攻撃力だと打ち消しで消しちゃうのにそれを上回ってくると今度は衝突になってつぶしちゃうの!しかも魔法の出の早さも、魔法自体の速さもすごいからどんな冒険者でも対処しきれずに衝突の余波でダメージを受けるの!しかもそれだけじゃなくてね!魔獣との戦闘の時だと的確に相手の魔法を衝突でつぶして味方のサポートを…」
あーはじまっちゃったよ。まあとにかく魔法は威力がすべてって訳でもないからね?
〔…了解。〕
「ユウト君!?聞いてるの!?」
「あ、ああ聞いてる聞いてる。」
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ローザちゃんの話はこの後夕飯の時まで続いたとさ。へ?どこで食ったかって?またローザちゃんの家だよ。今度はライアンさんも交えて。ええ。ガッツリ無視されましたとも。だからちょっといらっとしたので夕飯はカットです。あ、なんか明日ようやく冒険者としての活動を始めてみるらしいよ?やっと物語が動くね!
「おいそこ。メタいこというな。」
だって事実だし。君わかってる?こっち来てから明日で7日目だよ?いい加減話を動かしてっての。
「…もうそんな経ったのか。ぶっちゃけた話、まだ何か不足がある気がして怖いけどな。」
まああれだ。案ずるより産むが易しってやつ。なんとかなるって!ほら、異世界チートとかで!!
「…なんだかなぁ。」
次話で話が動き始めます。下準備がようやく終わった…!
4/30 ~~~~の数を削りました。




