この地の文、一生の不覚・・・っ!
13話目です。主人公がようやく本格的に人と絡みます。登場人物もようやく増えてきたねー。
はい!やってきました冒険者ギルド!
〔どうでもいいけどなんでハイテンションなんだよ…〕
勇者君と他人の絡みがそろそろ観たいだけ。
「はぁ…」
あからさまな溜息吐かなくったって良いじゃないか。ほら、とっとと受付にGOだよ。
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「いらっしゃいませ!ご用件は何ですか?」
うむ、元気で宜しいね。
「冒険者の登録がしたいんですけど…」
「はい!新規の登録ですね!では、こちらに手をかざしてください!」
出されたのは水晶っぽい物が嵌め込まれた機械。確か『魔水晶』とか言う物で人の魔力を吸着する性質があった筈。ギルドカードの偽造防止にあれを使ってカードに魔力を入れておくんだよー
〔どっからそんな知識が…〕
気にしたら負けです。(キリッ
「はい!結構です。では次にこちらの記入をお願いします。」
「あれ?こういうのって先に書く物じゃないんですか?」
ああそれはn「はい!魔水晶で読み取った魔力をギルドカードに定着させるのにしばらく時間がかかるので先にやっていただいて、それから情報の記入を行うんです。」……
「ブフッ!」
「えっ私何かしましたか?」
「あっいえ何でもないです。…ックク。」
………
「え、ええとこれって全部書かないといけないんですか?」
「いえ、すべて自己申告ですので名前以外なら記入されなくてもいいですし、名前も偽名で構いません。代筆も承っておりますがいかがなさいますか?」
…識字率はそんなに高くないんだよね…
〔テンションだだ下がりだな…〕
誰にも聞かれない声なのに被せられるとは思わないでしょ…ほら早く書きなよ…
〔お、おう。〕
勇者君が書類書いてる…字も書けたんだね…なんか受付の子――――名札付いてた。エマって言うらしい。――――がニコニコ見てるよ…?
〔うん、気づいてたけど…なんか書きづらいよね…〕
取り敢えず全部書こか。項目は…名、姓、性別、年齢、出身地、武器の適正、魔法の属性、所属パーティ…あれ?最初の4つしか書けなくね?
〔出身地とかとても正直には書けないよね…〕
…まあ、下手に嘘吐くより無記入の方が良いでしょ。
〔だな。〕
「…書けました。」
「はい、結構です。ユウト・ハスミさんというのですね?私はこのギルドの受付を担当します、エマと申します。よろしくお願いします。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
「ギルドカードができるまでにまだしばらく時間がございますので、1階のロビーでお待ちください。」
「わかりました。」
…終始ニッコニコだったな。あの子。
「…うん。」
まあ、あそこで睨んでる人達見れば理由は良く分かるけどさ。ほら、勇者君割とイケメンだし。
「…ほめても何も出ないぞ?」
あくまで睨んでる人達と比べたらだよ?残念な事に僕は『人の容姿』という物差しは何処かへかなぐり捨てちゃったから、君の容姿の世間的な評価は分からないけどさ。
「…まあ、そうか。にらんでる人達よりマシならそれでいいか。」
…なんか先行き超不安過ぎるけど、なんとかギルド登録は終わったのでしたー
登場人物紹介のページですが、情報の増加に伴い既存の人物についても更新することがございます。今回1発目として地の文、悠翔の項を更新しました。そちらの方も合わせてお楽しみください。
冬休みに入り、とても暇になりました。何時にも増して不定期な更新になりますが、いつもよりスパンは短くなると思います。何時も通り気長に待っていてくださればうれしいです。
4/6 『・』を『…』に置き変えました。
4/26 会話文同士の間を1行、会話文と地の文の間を2行開けました。




