力ある言葉
6話目です。しりあす?なにそれおいしいの?
「さて、それでいったい何をしたのかを聞こうじゃないか。」
森の中の道を一人歩く勇者君。ちょっと怒ってる?
「変な事されたから警戒してんだよ。」
そんなつれないこと言うなよ~僕と勇者君の仲じゃないか☆
「まだ出会って2日目だぞ?」
細かい事は気にすんなって~。
「いいから話せ。」
…うっす。
勇者君は漫画とか小説とかよく読む人?
「漫画は読むけど…それと一体何の関係があるんだ?」
あせらないあせらない。そんでさ、たまに『そんなことありえないだろ!』とか『ご都合主義すぎるな。』とか思ったことない?
「そりゃあるさ。それで?」
僕がやったのはまさにそれなんだ。
「…はい?どういうこと?」
≪その時、偶然勇者君の頭上から木の実が落ちてきた!≫
「何言って痛っ!」
ね?こういうこと。
「ほんとに落ちてきた…つまり発言をそのまま現実にできるってことか?」
ちょっと違う。そこまで凄いモノじゃないさ。
「ならどういうことだよ?」
簡単に言えば確立の操作。勇者君が魔法を使うのに用いたのと同じ、力ある言葉を地の文とすることで、確率の低い事象を能動的に引き起こしたんだ。
「え?でも…」
勇者君がそれっぽい言葉を口にし続けていれば、さっきの言葉を口にするかもしれないだろ?
勇者君が森の中を歩いていれば、たまたま木の実が頭に落ちてきたって不思議じゃないだろ?
「な…るほど。そういえばお前、こういうことがどこかの世界で物語になるとか何とか言ってたな。」
そゆこと!この物語をご都合主義にするかどうかは僕の胸先三寸ってこと!
「なら俺を今すぐ元の世界に返してくれ!」
無理。
「なんでさ!0%じゃないだろ!?」
僕はあくまで地の文で、この力は物語を面白くする為のもの。こんなタイミングでお話が終わっちゃったら読者興醒めだよ?それに…
「それに?」
僕が暇だ!全力で断らせて頂く!!
「お前の都合かい!」
こんな面白い玩具を手放すものかぁー!
っというわけで僕と勇者君の二人(?)旅はもうちょっと続くのだったー。
「うっさい!あと絶対ちょっとじゃねーだろ!」
あ、そうそう勇者君。
「なにさ。」
日も暮れたし森の中でもう一泊ね。
「…もうやだ。」
こんな糞小説でも誰かが読んでくれてると信じて書いてます。
登場人物の紹介とかも書いた方がいいんでしょうかね?
意見等お待ちしておりまーす。
まあ紹介するほど登場人物出てきてないですけどね?
――――
10/27後の展開を考え、最後の4行を追加しました。
12/6ルビを一部削除しました。
4/6 『・』を『…』に置き変えました
4/26 会話文同士の間を1行、会話文と地の文の間を2行開けました。




