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『かこまれたちきゅう 第8話』
アンドロメディア、マゼランド、ソンブレラン――。
三つの宇宙人部隊の代表団が、今まさに集結していました。
定期会議の時間となっているからです。
各部隊の隊長以下、数名ずつが参加している、すべての運命を決すると言っても過言ではない会議です。
有力な三つの部隊以外にも、数多くの部隊が地球の周辺には潜んでいるわけですが。
そういった部隊からも、一名ずつだけではあるものの、会議の場へと足を踏み入れることが許されています。
とはいえ、会議に参加できるのは、あくまでも有力な三部隊のみです。
力のない部隊は、会議がはたしてどんな結末を迎えるのか、ただ黙って見守るしかないのです。
もちろん、力のない部隊といっても有力な三部隊と比較してのことですから、勘違いしてはいけません。
宇宙の様々な場所から集まってきている無数の部隊のどれもが、地球人類なんて赤子の手を捻るように、むしろ赤虫を踏み潰すように、簡単に消滅させられる力を持っているのですから。
補足説明しておきます。
赤虫というのは、釣り餌なんかに使われる虫で、ユスリカの幼虫のことです。
とっても気持ち悪いです。
近所の男子が持っていて、その赤虫を投げつけられたことがあります。
あのときは、泣きわめきながら逃げ回りました。
懐かしい思い出です。
それはともかく、宇宙人部隊の会議についてですが。
会議は何時間もの長きにわたって続けられました。
きっと目がしぱしぱしていたに違いありません。
眠気を堪えて続けられた会議によって、ひとつの盟約が締結されることになりました。
その内容は、地球上の人間に関する調査のため、有力な三部隊からそれぞれひとりずつスパイを派遣する、というものでした。
私が以前イメージした三人の宇宙人がいましたが、実は彼らは有力な三つの部隊にいるエリートたちだったのです。
スパイとして選ばれたのは、その三人でした。
長髪がさらりと揺れる爽やか系のイケメンである、アンドロメディアの宇宙人――。
気性の荒い感じの野性味溢れるイケメンである、マゼランドの宇宙人――。
見るからにお嬢様然とした超美人である、ソンブレランの宇宙人――。
以上三名が、地球人を調査するために向かってくることになりました。
場所は、日本のとある住宅都市。そこで宇宙人たちは、ひとりの少女と出会います。
というか、それが『私』なのですが。
私と宇宙人たちが出会い、そしてどんな物語が繰り広げられていくのか……。
それは次回以降のお楽しみです!




