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第八話 「ゼロ・クライシス登場!! 模擬戦開始。僕の実力どの程度?」

 「ん?レミアちゃんじゃねぇの。久しぶりだね。ご機嫌いかが~?」

 「うん。久しぶりだね、ゼロ。わたしは元気だよ。ゼロは?」

 「いや、ここに来るまででかなり疲れちゃってたんだけどね~。相変わらずかわいいレミアちゃん似合ったら俺様、疲れなんて飛んでいっちまったぜ。…で、レイ君とロアは良いとして、コイツ誰よ?」

 「僕はユキヤ・ワイエルだ。で、あなたがさっき話題にあがったゼロ・クライシスだな。」

 「おっ。俺様が話題にね~。その通り、俺様がゼロ・クライシスだ。好きなものは女の子。野郎には一切興味無し。まぁ、名前くらいは覚えてやるよ。ユキヤ君。」

 僕が抱いた、ゼロ・クライシスの第一印象、軽そうな奴だな。いや、これってただのナンパ男じゃね?おもいっきり不安なんですけど。役に立つのかよ、この人。

 「ん?何だよユキヤ君。その疑うような目は。」

 「正直に言って良いか。あんた、強いの?」

 「ハァ。最近多いんだよなぁ、こうやって見かけで判断する奴。何なら、模擬戦やっても良いぜ。どうする、ユキヤ君?」

 「いいよ。僕もやってみたかったしね。自分がどの程度出来るのかが、分かるからな。」

 その後、模擬戦をやるために僕らは一度町をでた。雲は黒く、雨が降りそうだ。

 「準備は良いかい。ユキヤ君。」

 「ああ、いつでも来い。」

 そう言って僕らは開始した開始とともに、雨が降り出したが気にしない。。開始直後、ゼロの纏っていた空気が変わった。これはなめてるとヤバい、本能的にそれを悟った。僕はすぐさまにゼロと距離をとった。こうなったら一気に決める。僕の十八番、飛ぶ斬撃を放つ為に魔力を溜めた。……いい加減、飛ぶ斬撃って面倒臭いな。よし決めた。この技の名前は…

 「…絶風閃っ。」

 僕はそう言って、斬撃を放った。ゼロの不意を、若干つけたがそれは軽く避けられた。その後ゼロは一瞬で、合間を詰めてきた。そして…、

 「…双閃撃。」

 と腰に差していた双剣で、同時に居合い斬りを繰り出してきた。僕はそれを魔力を流した剣で防いだ。雷系統の魔力をね。 その瞬間、ゼロに電流を喰らわせた。それでも、ロンドの時みたいにはならなかった。ゼロは電流に気が付くとすぐさま僕から離れた。

 「成程ね。ユキヤ君の適性属性はわかった。なら、コイツでどうだ。」

 ゼロがそう言うと、双剣が炎を纏った。成程、ゼロは火属性か。ということは、光も使ってくるのか?どちらにしても注意は必要だ。そう考えていると、ゼロが攻撃を仕掛けてきた。僕はさっきと同じ方法で、ゼロの攻撃を防ごうとした。しかしゼロの炎を纏った双剣と僕の電流を流した剣がぶつかり合ったとき、爆発が起こった。小さなものだったが、僕を吹き飛ばすには十分だった。僕は咄嗟に受け身をとった。何をしたんだ、と聞くとゼロがさっきの調子で答えてきた。

 「簡単な事よ。水に電流を流した状態で火を近づけると、どうなるよ?簡単にいえば爆発する。詳しくは自分で調べてくれや。」

 「要するに、雨が降っていてそこに電流流れる剣と炎を纏う剣が近づいたから、爆発したってわけか。」

 パッと見はバカそうだが、コイツ頭いいな。くそっ。科学得意の僕が、こんな簡単なことに気付かないなんて。ん?だったら……、 

 僕は再度、剣に電流を流した。

 「ハァ。バカか?お前。それはもう通用しないって。」

 「だったら、何でさっきは僕しか吹き飛ばなかったのか…、な?」

 そういうが早いか、僕はゼロに攻撃を加えた。ゼロはそれを双剣でガードした。炎を纏った状態の双剣で。やはり、また爆発が起こった。だが吹き飛んだのは僕ではなく、ゼロの方だった。いや、僕にも反動は来るし結構危なかったし、かなり踏ん張ったし。それでも吹き飛ばなかっただけマシか。

 「っ痛ぅ~。何したんだ、お前?」

 「いや、何も。ただ思いっっっっ切り、剣を振り抜いただけ。それでも作用反作用で、ゼロが飛んでったけど。」

 「けっ。やるじゃねぇか。だがここまでだ。」

 「そうですね。これはあくまで模擬戦です。この辺で良いでしょう。」

 「ゼロ、さっきは悪かった。ごめん。」

 僕は自分の言ったことを反省した。

 「うひゃひゃひゃっ。分かれば良いのよ、分かれば。」

 ゼロはそこまで気にしてなかったらしく、許してくれたみたいだ。

 「だが、次は手加減なしで頼むぜ。」

 「…!お前、気付いてたのか。まぁ、予想外にユキヤ君が強かったからな。その辺はわかっちまうか。」

 「当たり前だ。こんな、剣を持って二週間足らずの僕がこんな接戦できる訳ない。」

 「う、嘘だろっ。こんなんで二週間足らずって、どんだけだよ。ウワーッ、俺様ショック~~~~。」

 「これは、本当のことだね。わたしがユキヤを向こうから連れてきて、そんなに経ってないもん。」

 「向こうって。まさかレミアちゃん、あのアイテム使ったの?」

 「うん。使っちゃった。てへっ♪」 僕らは、雨も強くなってきたから、町に戻りギルドへ向かった。ギルドのロアの部屋に着き濡れた体を拭き終わると、ゼロに僕のことや聖槍のこと、『ブレイカー』の事を話した。

 聖槍の話をしたとき、ゼロは信じられないって表情を浮かべ、その後妙に納得した顔になった。 

 一通り説明した後、僕はついでだからロアに頼んで、服を新調してもらった。

 その後、僕らは明日の朝集まることにして、ギルド内の空き部屋で休むことになった。

今更ですがこのあたりで、今まで出てきた主要キャラの紹介をしたいと思います。



 鈴無 幸也/ユキヤ・ワイエル

高校二年で17歳の少年。髪型は黒髪を適当に寝かしている。

身長は170ちょいで痩せ形。顔は結構、中性的。妹たちに女装させられたことで、女装にトラウマあり。特技は本の早読み。好きなものはスイーツと猫と妹。趣味は読書と妹と遊ぶこと。軽度のシスコン。

妹の自殺という、悲しい過去を持つ。

一人称は「僕」

使用武器は剣と槍

適応属性は風属性の二系統、風と雷。

服装は今まで学生服だったが、今回から黒を基調とした服装になった。



 レミア・フルール

金髪蒼眼を持つ16歳の美少女。髪はロングのストレートヘア。偶に三つ編み

ユキヤを連れてきた張本人。料理が壊滅的にヤバい。なんでも、彼の世と此の世を繋ぐ料理だとか。それでも彼女は、特に問題無く食べている。かなり天然な娘。

身長は150センチジャスト。足が細くてきれい。胸は残念な感じ。

一人称は「わたし」

武器は双銃

適応属性は水属性の二系統、水と氷

服装は下はホットパンツに白のニーソ上はビスチェにコート。



 レイネス

身長168センチ。口振りは結構えらそうな感じの、18歳の少年。

ユキヤ達が受けた依頼の依頼主で、そこから行動をともにした。

過去に何かあったようだが、詳細不明。

甘党の少年で、ユキヤとよくスイーツを食べにいく。

一人称は「僕」

武器は剣と盾

適応属性は土属性の二系統、土と闇。

服装は顔には仮面。黒や青紫、暗い青を基調としたものに、黒いマントを付けている。



 ロア・クルセイド

緑の髪に赤い目を持つ25歳、男性。

パッと見は穏やかな感じに見える、美青年。しかし本性は鬼畜。これでもかって位、鬼畜。しゃべり方は基本、丁寧語。眼鏡をかけている。言うなれば、眼鏡鬼畜。

185センチという高身長。レミアに命令下した本人。

一人称は「私」

使用武器はライフル。

適応属性は全属性の全系統。

服装は一年中コートを来ている黒基調の格好。



 ゼロ・クライシス

男にしては長い多少ウェーブのかかった赤髪を下ろしている。目の色は緑。年齢は20歳。

かなりの女性好きで、ナンパ癖の激しい、困った人。顔は良いため、成功率は結構高い。

普段はおちゃらけているが、シリアスな一面を持つ。

一人称は「俺」

使用武器は双剣

適応属性は火属性のの火と光の二系統

服装は白と赤を基調としたもの

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