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第十五話 「ヤバいじゃん。剣が無いのにどう戦えと?」

 「お~い、レイ何して…。」

 「!!ユキヤ、こっちに来るな。」

 レイたちがいたから声をかけてみたんだけど、なんか切羽詰まってる感じじゃない?

 「ほう。君が幸也君か。聖槍の所有者の。」

 「なっ!?何でそれを?お前、何者だ?」

 「おやおや、君は自分と敵対する者の顔を知らないというのか。なら良いだろう、教えてやろう。我が名はシェイド・ジョイント。崇高なる『ブレイカー』のトップに君臨する。」

 シェイドは腕を横にのばし、ポージングをして、馬鹿にしたような笑みを浮かべ、そう名乗った。

 ちょっ、『ブレイカー』のトップって。名乗り方は微妙だし、なんか偉そうに言ってるうえに、ポージングまでして寒いキャラに成ってるけど、この人、色々とヤバいじゃん。勝てる気がしねぇ、いろんな意味で。ここですることは一つだな、うん。

 「そうですか。それじゃあ僕はこの辺で。さよう……。」

 「帰らせるワケなかろうに。愚かだな。」

 逃げようとした瞬間、シェイドの剣が僕の喉元に突きつけられたら。

 抜刀したのに気付かなかった…。てか、剣の軌道が見えなかった。ヤバいよこの人、勝てないよ。あぁもう、泣きそうだよ。

 「どうしても帰るというのなら、聖槍を渡して貰おうか?」

 ………何!?それだけで助かるの?なら、渡そうか…、

 「そうはいきません。それを貴方に渡したら、何が起こるかわかりませんしね。」

 ロアはこっちを向いてそう言った。イヤ、僕を睨んでそう言った。………やっぱり、それはだめなのね。イヤ、元々渡すつもりはねぇんだけどな。だからそんな目でこっちを見ないで。

 「ユキヤ、伏せてっ。 」

 レミアはそう言うなり、双銃でこっちに銃弾を飛ばしてきた。

 「危なっ。」

 僕は寸前でそれを避けた。シェイドも剣でそれを防いだ。シェイドが防御行動をとってくれたおかげで、なんとか奴から離れることが出来た。

 「クッ、逃げられたか。仕方ない、奥の手を出させて貰おう。来い、キラ、メア。」 シェイドがそう言うなり、僕と同じくらいの少年少女二人が上から現れた。

 ……よく、助っ人なんかが上から出てくるようなマンガやゲームはあるけど、あれってどこから出てきてるんだろう?やっぱり、屋根とかから飛び降りたりかな?

 「僕はキラ。『創造のキラ』。」

 「私はメア。『変革のメア』。」

 二人はそろって同じ様な名乗り方をした。

 二人とも金髪で、キラの方は適当にのばしている感じで、メアの方はポニーテールだ。背の高さも同じぐらい。着ている服はデザインは同じでキラが緑を基調の物、メアが赤を基調とした物とお揃いの物らしい。双子なのか?

 いや、そんな事よりコイツら二つ名を名乗ってた。まさか……、

 「私は一足先に戻る。聖槍の持ち主をやれ。殺しても構わん、一緒にいる他の連中もな。」

 「了解しました。シェイド様。」

 「了解しました。シェイド様。」

 やっぱり双子っぽいな。ここまでそろうのは、他人同士じゃ無理だろう。

 「来るぞ。ユキヤ、ポーッとするな。」

 レイがそう言った瞬間、二人とも僕の方に向かってきた。

 「クソ。間に合え。」

 僕はそう言うと両掌から一つずつ魔法陣を出現させ、キラとメアに向けて無数の風の刃を飛ばした。それは二人にはかわされたが、とりあえず距離を置くことが出来た。

 ゼロが距離があいたのを確認すると指示を出してきた。

 「ユキヤ君と俺様はキラの方に、レイ君とユーノはメアちゃんの方にロアとレミアちゃん、それとそこにいるカワイコちゃんは後方支援で頼む。」

 「了解。」

 「わかった。」

 「問題ないよ。」

 「任せて。」

 「前衛は任せますよ。」

 「わ、わかりました。」

 こうして僕らと『創造のキラ』と『変革のメア』との戦いが始まった。

 「ん?ヤバい、剣がねぇじゃん。どう戦えってんだよ。本当に泣きたいよ。」

 ………始まる前に僕の悲痛な声がその場に響いた。

 すみません。昨日の内にあげると言ったのに結局あげられず、今日になってしまいました。しかも何時もより短く、ただでさえ低クオリティーなのに更にクオリティーが低くなってしまいました。本当にすいませんでした。

 次の更新は来週かな?

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