1−1 王道ならではの異世界転生
魔法無双を今後ともよろしくお願いします。
「それじゃあまた明日」
そう言っていつもの交差点で友達達と別れる。
みんなは左にいき僕だけ右にいく。
交差点で宿題の事を考え信号が青になるのをまつ。
信号がちょうど青になった時横からトラックが来て気づいたら地面に倒れていた。
痛さなんてものはなかった…
いきなり空に浮いて地面に叩きつけられた気がする…
なんでだろうか…
友達たちが来て必死に何か叫んでいる………
頭が痛い…
今こうやって考えられているのが奇跡と思えるぐらい…
いや奇跡ではないな…
そうじゃなければこんな風にはならないだろう…
目が霞んで、目の前にある景色がぼんやりとしか見れない…
「・・・か!」
「今・・し・・・から」
まだやる事がいっぱいあるのに…
まだ…
やりのこした事が沢山あるのに…
あぁ…
「もう何も聞こえない…」
耳から聞こえるのは雑音と耳にこびりついたあのブレーキ音だけだ。
そしてそんな事を考えているうちに僕の意識は闇に吸い込まれた…
白い空間何もない世界…
本当にただ白く、全て白い世界なのだ…
あれ?
なんで俺はこんな空間が世界だと思っているんだ?
そしてもう一度僕の意識は闇に吸い込まれた…
そして次に目が覚めたら目の前には知らない木の天井が広がっていた。
そしたらいきなり持ち上げられ目の前に若い茶色の髪をしている女性がいた凄く戸惑ったなぜなら僕の体重は少なくとも50kgはある。
戸惑いながら手を見てみたらすごく小さかったそこで気付いた僕転生しているって事に!
そんな僕はまだ親に恩返しできてないし新作のゲームや特撮、アニメを遊んでも無い。
でもこんな事を悔やんでももう戻れないしょうがない切り替えよう。
そんな事を考えていると母親と思われる抱き上げられて、頭を支えてもらい自分の体が視界にはいることで、ようやく自分が本当に赤ちゃんになったことを確認した。
どうして自分の前世の記憶が残っているのかわからないが、残っていて困る事もない。
記憶を残しての生まれ変わりる事、誰もが一度はそういう妄想をする。
しかももしかしたら魔法なんかもあるかもしれない。
僕はこの世界に転生したことに初めて希望が持てた気がする。
一週間後、一つ言いたいことがある暇だ…
今まで数多くの異世界転生ものの小説を読んできた様々な本の中には貴族物が多かったせいかこの家は小さいし本もない窓の外を見ると一面畑だらけだ家も所どころにはあるがほぼ畑と山だ…
転生してから一週間が過ぎたどうやらここの家族は農家を経営してるらしい。
そして今は収穫の時期らしく母親が赤い色の大根?
人参みたいなものなのか?
みたいな何かを収穫している。
父親は朝早くから出かけていて帰ってこない日もある…
なんとなくだけどこれまでの異世界ものでは大抵の場合は、そう思いながら毎日を過ごす。
こんな毎日だそして半年の月日が流れた。
半年もこの世界の父と母の会話を聞いていると、言語もそれなりに理解できるようになってきた。
やはりずっと同じ言語を聴いていると自然と頭の中に何を話しているのかなんとなく分かる
それとも、この身体の頭の出来がいいのだろうか。
まだ年齢が若いせいか、物覚えが異常にいい気がする。
この頃になると、僕もハイハイぐらいは出来るようになった。
自分で移動できるというのは素晴らしい事だ。
今まで母親に抱き抱えられながらじゃないと家を見れなかった身体が動くという事にこれほど感謝したことはない。
移動ができる様になってわかって来た事がある一つやはり…
ここの世界には魔法がある、母親が料理をしている時、変な言葉を言ったら手から水が出て来たのは今でも鮮明に覚えている…
後父親が家を開けている理由がわかり始めた。
どうやら父親はこの村の警備員をやっているらしい…
やはりそうなるか…
両親はどちらも美男美女である自分の顔がどんな感じか知りたいのだが鏡がない
まあ別にいっか
いやこれで普通の顔だったら悲しすぎる