表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
竜のナミダ  作者: ソウゲン
第零章
2/2

プロローグ2

ホンットに不定期です。

「…ハッ⁉︎い、痛っつつ! 」

「お姉ちゃん!目が覚めたんだね!」

「ガッ⁉︎」

深い深い穴の底。そこで姉は目覚めた。妹からの熱烈なハグを受けて。

「い、痛い痛い!ちょっと、離れなさいよ!」

「ヤダ!私の忠告を無視して、更には私に要らぬ心配をかけた罰なの!」

「罰って…アーはいはい。泣かないの。せっかくの美人さんなのにだい……キャー!」

側から見ればなんとも微笑ましい場面だ。

「やっと目が覚めたか」

そこに色白な()()の少年がいなければだが。髪は白銀で瞳が蒼く瞳孔が縦に割れている。

「なっ、何なのよアンタ!ぜ、ぜぜ、全裸!でな、なにをしているの!っ!まさかここで襲われる⁉︎ガッ!」

「誰が君を襲うんだ、アホ!」

姉の頭に拳骨を落とし、絵に描いたようようなコブができる。

「そうだよ!この人は私たちを助けてくれたのよ!お礼をするどころか性犯罪者に仕立て上げるなんてお姉ちゃんサイテーよ!」

「いや、手ぇ出してないからね⁉︎」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

 そんなワチャワチャ騒ぎを経て。

「そ、その、勘違いして申し訳ありませんでした。そして妹ともども助けていただき感謝いたします」

「ん、いや良いって。困った時はお互い様ってね。っていうか、さっきと口調が違くない?そんな固くなくていいよ」

少年は朗らかに笑う。

「いえ!貴方はきっと何処かの国の貴族様であらせられましょう。礼を欠くことはできません」

全裸をなんとかしろ、と言われたので少年は今、如何にも高級そうな純白のローブを羽織っていた。

「いや、僕貴族じゃないからね。いや、確かに人々からは敬われていたけど」

「周りから敬われているのに貴族ではない?いったいどういうこと、お姉ちゃん?もしかして王様なの?」

今の時代は王侯貴族しか敬われないのだろうか?ならば

「…君たちに話しておくべきことがあるんだけど…」

「何でしょうか」

「今から僕の本当の姿を見せるから、どうか驚かないでほしいんだ」

「本当の姿?いえ、分かりました」

そうして少年は2人から距離を取る。そして少年が眩い光に包まれた。

「「まっ、眩しい!」」

しばらくして光が落ち着き視界が戻ってくると

『これが僕の本当の姿だ』

白銀に輝く巨大な竜が顕れた。これが竜と少女たちの邂逅であった。

白銀に輝く竜。美しいですね

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ