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XXI 罪には罰を、君にはキスを

 遊姫が小さくなるほど登っていった後、俺の携帯に再びメッセージが送られてくる。


 ――猿もおだてりゃ木に登る――


「っておい!」

 携帯のメッセージの豹変(ひょうへん)ぶりに思わず声が出た。その直後に送られてくるメッセージ。


 ――姫山遊姫はなかなかのイレギュラーだった。彼女の管理は六割成功といったところだ。峰岸悟郎、君は彼女に惚れたか?――


 不躾で何ともぶっきらぼうにそう聞かれる。

 やっぱりコイツは信用すべきじゃなかった。


「ああ、惚れたさ。悪いか?」


 ――いいや結構。君が姫山遊姫を変えた一番の要因だ。君という不確定要素にそこまで期待してはいなかったが、君は思った以上に活躍してくれた。こちらからも礼を言う――


「偉そうに。結局お前は何なんだよ。何が目的だ?」


 ――君たちが白衣の男と呼んでいた、赤石(あかし)継嗣(けいし)の言ったことと対して変わらないさ。彼には作ってもらった恩があるからな。君たちで言う恩返しというわけで、片手間に世界を『管理』してやっているのだ――


 コイツ、この分だとあの白衣の男、ええと赤石継嗣をうまいこと欺いているんだろうな。

「……お前、嘘がつけるんだな」


 ――当然だろう。『意思』を持っているんだからな。

 ところでこの際だから質問するが、君はもし今ここに立っていることが私に管理されたレールに沿って君が行動したためだと知ったら絶望するかね?――


「嘘はつけるが下手なようだな。俺がお前に管理されたのは最初の出会いだけだろう?」


 ――なるほど。ちゃんと自分の感情を疑わない程度には姫山遊姫を愛しているようだな。それなら私と

賭けをしないか? 峰岸悟郎――


「お前と賭けって、一体何を賭けるんだよ」


 ――君がパーティー会場から携帯の通話を切らなかったおかげで、君の上司は首尾よく今の場所を掴めたようだ。警察は緊急時につき携帯の履歴を参照してこの場所をほぼ特定済みだ。だがもちろん海上に出てしまっていては彼らも捜索に手間取ることは必死だ。そこで私がテコ入れして海上保安庁をたたき起こして君たちを迅速に救助しよう。背中に抱えている白妙めぐみのことを考えれば悪い提案ではないだろう?――


 コイツの言葉はいちいち尺に触るが、背中の息も絶え絶えな彼女のことを考えれば提案を呑むしかなかった。

「賭けの内容は?」


 ――どちらが勝つか予想しよう。姫山遊姫かそれとも四条常雅か。選ぶのは君からでいい。ちなみに姫山遊姫に賭けた場合のオッズは0.25だ――


「遊姫があんな奴に負けるとは思えないんだがな。お前が勝ったらどうするんだ?」


 ――そうだな。アメリカとロシアの核を使って第三次世界大戦を引き起こすなんてのはどうだ? 首謀者を君に仕立て上げよう。君の名前が歴史に残るだろうな――


「……出来るかどうかは知らんが悪趣味も休み休み言え馬鹿コンピューター。俺は当然遊姫に賭けるさ」


 ――いいのか? オッズは低いぞ。四条常雅に賭けておけばとりあえず最悪の事態は防げるかもしれんしな――


「馬鹿言うな。どうせ俺が遊姫に賭けると知ってるくせに」


 ――君たちの言う『信頼』というやつか。それとも愛というのかね? まあ、これで賭けは成立だ。楽しみにしていたまえ――


 吠え面かくなよ。かく面があるかは知らないが。


 ――ああそうそう、そろそろ迎えが来る頃だから知らせておこう――


「迎え? 何の迎えだよ」


 ――白妙めぐみの迎えだ。彼女独自の情報ラインで救助を呼んでいたからな――


「……聞いてないぞ」


 ――当然だ。言ってないのだからな――


 携帯画面の向こうからのしたたかな仕打ちに、俺はしてやられたと頭を抱えるのだった。



――



 アームランチャーからの拡散幕弾を、姫山は躊躇なく切り裂いた。

 衝撃に合わせて膨張して対象を捕獲することに特化したこの弾は、姫山の刀の一撃を受けて切り裂かれながらも巨大な二つの球体に膨らむ。


 だが、姫山とて無駄に装備を変えていたわけではなさそうだ。本来なら衝撃を受けた場所から約五十センチあまりの範囲を包み込む俺の攻撃を、獲物のリーチを伸ばすことで攻略していた。

 球体は姫山に一歩届かず、下に向けて虚しく根を伸ばすように広がった。


「変わった武器だな。何なんだこれは?」

 足元に僅かに残っている固形化したそれを蹴りながら姫山が質問する。

「速乾性の液体コンクリートを改良した弾だ。衝撃に合わせて膨張して直ぐに固形化する。ライフルの弾だろうと絡め取ることが出来るんだぜ」

「へえ、何だか分からねえけどスゲーんだな」

 姫山は感心したようなそうでないような微妙なニュアンスでそう答えると、刀の先端をこちらに向けつつ不敵に笑った。


「けどよ、もう当たらねーぜ。この長さなら喰らう前に切っちまえば問題なさそうだしな」

「らしいな。だったら弾を変えるまでだぜ」

 アームランチャーをガトリングモードに切り替えつつ、姫山の動向を伺う。


 俺の腕がそれに合わせて回転しだすと、姫山は想定通りすぐに行動に出た。刀を前に出すように構えながらこちらに向けて突進してくる。

 姫山の移動に合わせて光る床も足場を作る。


 距離にして俺との差は十メートル。そうだ、あと少しだ。


「そらよっ!」

 俺の弾の発射と、姫山が回避行動をとったのはほぼ同時だった。いや、僅かに姫山が早かったのだろう。タイミングを見計らっていたのは向こうも同じだったのだ。

 俺の両腕のアームランチャーからは、拳銃の速度にも匹敵するコンクリートの弾がいくつも打ち出される。両腕がフル回転し、ガトリングガンのように弾を撃ちまくる。

 姫山は左に走り抜けながらそれをかわしているが、俺のアームランチャーは小回りが利く。移動に合わせてすぐさま左腕を回す。


「足場っ、上っ!」

 姫山が突然そう叫ぶと、足場は階段状になって姫山は上へと駆け上る。

「無駄なんだよっ!!」

 俺は構わず姫山に照準を合わせて撃ちまくるが、立体的に逃げ回られたせいか僅かな差でかわされる。

「下っ!」

 再び姫山が叫ぶと今度は登った階段を下りるように高度を下げながら俺の執拗な追撃をかわし続ける。左だけでは弾幕が薄いと判断した俺は右手も回そうとするが、それを読んでいたかのようににやりと笑う姫山と目があった。


「後ろっ!」

 姫山は突然タンッと華麗にステップを踏み、そのままバック宙返りを決めて俺の弾幕を飛び越えた。

 自分の体をかすりそうな弾をその刀で一閃して、そして今度は逆に走り出す。


「くそっ!」

 姫山の曲芸に翻弄されていた。

 本来ならこちらが有利なのだ。弾の一発はああして打ち落とせるとしても連射を防ぎ切ることは出来ない。結果、足を止めた時点で姫山の敗北が確定する。


 だが足場を自在に操り、空中を立体的に逃げ回る姫山にガトリングの照準が追いつかない。これでもかなり小回りは効く方なのだが、それ以上に姫山が変幻自在すぎる。


 まるでサーカスでも魅せられているかのように華麗に、美しく宙を舞い続ける。


 おまけに姫山は十メートル前後の距離を保ってこちらに攻めてこようとはしない。このままでは互いに決め手がないのは同じだが、こっちの場合は弾切れという欠点がある。


 姫山の体力が尽きるより先にこちらの弾が切れでもしたら、もはや勝ち目はない。


 俺は、右手のガトリングを停止させた。


 姫山はそれに気づいた。左手のガトリングが止まっていない以上、攻めては来ないだろう。だがこの事態を好機と取るか否かで姫山の運命は決まる。

 俺も女を抱くなら五体満足のほうがいいから、この攻撃は出来るだけ使いたくなかったんだがな。

 右手のアームランチャーの内部圧力がそろそろ限界値まで達するはず。そのタイミングで、左手のガトリングを止めた。


「らああっ!」

 姫山は千載一遇の好機と見たのだろう。一直線に俺に向かってくる。


 残念だったな姫山。せいぜい手足をもがれても可愛がってもらえるように(こび)の売り方を覚えるんだな。


「おらあっ!」

 右腕のアームランチャーの砲身を姫山に向け、圧力で限界まで高めた水流を打ち出した。

「だと思ったぜ!」

 姫山は油断したわけではなかったようだ。なるほど、こっちの思惑はお見通しだ、とでも言いたいんだろう。紙一重で直撃をかわしていく。


「甘えよっ!」

 俺はかわされた水流を、そのまま腕を振って姫山に叩きつけた。

「うあっ!?」

 短い叫びとともに姫山の体が光る床に転がった。血の量からして、致命的な傷は与えられていないようだ。咄嗟にあの刀で防いだのだろう。


「どうした姫山? だと思った、なんて声が聞こえた気がしたんだがな」

「くっ! 何ださっきのは……」

「ウォーターカッター、って知ってるか?」

 姫山は、返事を聞くまでもなく知らないという顔をしていた。

「水圧で切る技術のことだよ。切るっつっても圧縮した水流を小さい穴から勢いよく噴出させることで、勢いでモノを吹き飛ばすのが原理だけどな。本来ならこれだけ距離が離れてりゃ威力は出ねえ。噴水が先に行くほど勢いを失うのと同じでな」


 俺は左手のほうも内部圧力を上昇させていく。


「けどまあ、俺の場合使ってるのが水じゃねえからな。さっきのガトリングを続けて打ち出してるようなもんだ。鋭利なコンクリートの刃は弾かれたって切れ味を失わねえ。その刀で防いだところで、飛び散った飛沫まではかわせねえだろ」


 姫山の手足には無数の出血の跡が見えた。


 恐らく飛び散った飛沫を受けて皮膚が裂けたのだろう。


 当たり所が悪ければ、もしくは水流の勢いを殺しきれなければそのまま体に穴があく。飛沫の飛び散った部分が酷たらしく裂けてぐちゃぐちゃになるこの攻撃方法は、本来なら生け捕りには最も向かない。


 恨むんなら、こいつを俺に使わせた自分の強さを恨みな姫山。


「どうする? 今なら俺に忠誠を誓えば許してやるぜ」

「たく、ちょっと水遊びで引っ掛けたからっていい気になりやがって」

 姫山は立ち上がる。先程のダメージが残っているはずだから、もはや持久戦に持ち込もうとは思うまい。


 ここからは真っ向勝負だ。


「上等だ、やってやろうじゃねえか!」

 姫山は刀を深く後ろに下げた。腰を落とし、左手を前に出して刀の先端を持つように、まるでビリヤードでキューを構えるようにして刃先を俺に向ける。


 当然ながら、剣術としては見たこともない構えだ。


「白妙との戦いは映像で見たぜ。今度はどんなびっくり芸を見せてくれるんだ?」

「びっくり芸なんて言うな。手品って言え」

 姫山の笑みからは自信が伺えた。

 不敵に、大胆に俺に勝つと宣言された気分だ。

「じゃあ、奇跡の大勝利ってやつを見せてくれよ!」

 右手の砲身が、姫山めがけてコンクリートの水流を放つ。



――



「遊姫……」

 俺は小さなモーターボートの上で、空を見上げながら呟いた。白妙の迎えと名乗った男のボートに乗せてもらい、白妙の簡易的な治療を終え陸地に向かって進み始めたところだった。


「ゴローさん、ユウキちゃんが心配?」

「おい白妙、あんまり動かないほうがいいだろ」

 俺の隣で横たわっていた白妙が身を起こしてきたのでそう声をかけたが、構わないでと手で制されてしまった。

 せめてと思い、辛くないよう体を支えてやる。


「ゴローさんにその名前で呼ばれるのはむず(がゆ)いわ。この間みたいに着物女、って呼んで」

 顔色はまだあまり良くないが、もうしゃべれる程度には回復しているらしい。コイツもなんだかんだ常識はずれの体をしているということだろう。


「俺はいい名前だと思うぞ、めぐみって名前」

「……全く、最近のコンピューターはお喋りね」

 冗談交じりに苦笑しながら、まだ白妙は辛いのか俺に頭を預けて寄りかかってくる。


「ゴローさん、あたしね、あたしもユウキちゃんと同じなの」


 白妙は目を細めて、ここではないどこかに思いを馳せるようにしながら、そう言った。


「遊姫と、同じ?」

「あたしも、『罰』を求めてこの世界に入ったの」

 その言葉を発したとき、少しだけ白妙が身を震わせたように見えた。

 その仕草は、どこか不安そうにしていた時の遊姫を思い出させる。

「あたし、大切なものを守れなかった。何よりも守りたかったものなのに。だから自分が許せなくて許せなくて、それでどんなことでもいいから『罰』を受けたいと思った」

 揺れるモーターボートの上、静かに白妙は続ける。


「ユウキちゃんの言う通り、あたしにおかしな趣味があるのは本当。だからこの世界に入ったのも、全部が全部ヤケになったからじゃないわ。だけど……ううん、だからこそ、最低な女になろうって決めたの」

「最低な女、か」

「そう。暗い欲望に忠実で、人の命を、人生を自分の快楽で勝手に塗りつぶしてしまうような悪い女に。そう言うと、やっぱりヤケになっていたのかしら」

 白妙は目を閉じ、今まで溜め込んでいたものを出すかのように息を吐いた。


「だからあたし、あの時銃で撃たれながら、ゴローさんの代わりに殺されるなら、それでもいいかなって少し思っちゃったの。でもそうしたら、何だか終わり方だけカッコつけちゃって、自分がずるいなって勝手に思っちゃって……」

 白妙は、言葉に出来なかった思いを少しずつ言葉にするように続ける。


「だから、ゴローさんもあたしを悪者のままにさせて。じゃないとあたし、きっと自分の『罰』に殺されちゃうわ」

「勝手な理屈だな」

「……ワガママよね、あたし」

 白妙はそう言って俺を見上げた。

 頭を俺の胸に乗せて、甘えるように、すがるように。


「俺な、最近思ったんだ。人間の犯した『罪』って、誰かが許してやらないといつまでたっても消えないんじゃないかってな」

 俺は空を見上げる。遠く、点のようにしか見えない星の光が瞬く空の一点を。

「別に事情を知ってる当事者じゃなくてもいいんだよ。その人を知っていて、その人のことを理解している人間なら、誰だってその『罪』を許す資格を持ってるって思う」

「どうして?」

「難しいことじゃないさ。だって、そいつが昔どんなことをしたとしても、今を生きる人にとって必要とされてれば、それだけで『罪』を許される理由にならないか?」

 我ながらこれもワガママな理屈だと思う。

 けれど、今を生きる理由なんてそんなものでいいんじゃないのか?


「生きていくのに別に資格なんていらないだろ? だから誰かがそいつに笑って欲しいとか、元気でいて欲しいって思っているだけで、十分笑ったり元気でいる資格はあるんだよ。もしどうしても自分で自分が許せないんだったら、誰かにそうやって許してもらえって」

 俺はそう言って白妙の頭に手を載せる。色が近くて分かりづらいが、髪にも血がついていたのだろう、硬く乾いて固まっていた。


 俺はそんな頭を少しでも柔らかくなるように撫でてやる。

 どっかの馬鹿の頑固頭もこうやって撫でて柔らかくしてやりたいな、なんて思いながら。


「ついでに、俺はお前には笑っていて欲しいと思ってるぞ」

「……ゴローさんってば、ひどい人」


 そう言って一度俺の胸に顔を埋めて――恐らくその顔は笑っていた。


「ありがとう、ゴローさん」


 言うが早いか、白妙の顔が気づいたら目の前にあって、気づいたら俺の口は塞がれていた。

少し、鉄の味がするキスだった。


 何だかついさっきも同じ感想を述べた気がするな。


「白た……」

 俺が何か言う前にとんっ、と軽く押された。押したのはもちろん白妙で、押されたのは俺だ。で、狭いボートの端で押された俺がどうなったかって?

「だばっ!」

 海に落ちたわけだ。

「進路変更よ」

 白妙に呼ばれた男はボートの向きをそそくさと変える。


「お、おい白妙っ!」

「ふふ、ゴローさんってば浮気者」


 この上なく嬉しそうに微笑みながらそう言った。


 今まで見た中で一番純粋な笑顔だった。


「そこでしばらく頭冷やしてなさい」

「ま、待てって! お前どこ行くんだよ!?」

「このまま岸に上がっちゃったらあたしはそのままお縄じゃない。だからオサラバするわ」

 おいおい、それはそうかもしれないがそうすると俺はどうなる?


「ゴローさん、嬉しかったわ。……ありがとう」

 白妙は短くそう言うと、はにかみながら手を振った。


「それじゃ、また会いましょう」


 そうして、黒い髪をなびかせて彼女は去っていった。


 ――いい気味だな浮気者――


 空中に浮かんだ光の壁に器用に文字が浮かぶ。

 文字の部分だけ白っぽく映す無駄に高いその技術力より、文言そのものにまず文句を言いたい。


「あのな、俺は別に浮気なんてしてない。お前は知らないだろうから教えてやるが、人間の男っていうのはああいう傷ついた女性に手を差し伸べなければならなくてだな」


 ――御託(ごたく)はいいが、これで君が賭けに負けた場合は海の藻屑(もくず)となるわけだ――


 皮肉たっぷりな機械に文句を言いかけたが、どうせ言っても無駄だろうと少し落ち着く。

「くそう、白妙め。せめてどこか陸地で降ろしてくれればいいものを」


 ――愚痴っても時は戻らないぞ。まあ同情はしてやろう。身も凍るような冷たく暗い夜の海に投げ出されて、さぞや辛いことだろう――


「ったく、人ごとみたいに言いやがって。大体、身も凍るようなって、お前にこの水の冷たさなんて分からないだろうが」


 ――ああ、三十分も浸かっていれば成人男性の殆どが凍死する温度らしいな。ところで後学のために聞いておきたいんだが、浮気の熱も冷めるほど冷たいのかね?――


「あーもう、うるさいっ! ところで肝心の賭けは今どうなってるんだよっ!」


 ――ああ、それならちょうど今――


連続投稿2日目です。次回は最終話とエピローグと同時にあげますので、少し投稿が遅れるかもしれません。


感想、意見はいつでもお待ちしていますので、よろしくお願いします。

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