第9話 佐藤好春
ある日
(´_ゝ`)「佐藤好春です。お世話になります」
彡(゜)(゜)「よろしゅう」
(´・ω・`)「よろしくおねがいします」
(´_ゝ`)←は佐藤好春さん
日本アニメーションで“世界名作劇場シリーズ”の原画担当を務め
今回、となりのトトロの作画監督を担当することになった
明るく温和で優しく静かな人物
まるで、サツキとメイのお父さんのような人だとボクは思った
(´・ω・`)「佐藤って苗字が多いんで、好春さんって呼んでいいですか?」
(´_ゝ`)「いいですよ」
ボクと好春さんは少し世間話をしていた
すると……
彡(゜)(゜)「ヒロカツくん、佐藤さん」
彡(゜)(゜)「ちょっと来てくれや」
(´・ω・`)「はい」
(´_ゝ`)「なんですか?」
彡(゜)(゜)「二人に見て貰いたいんやが……」
彡(゜)(゜)「姉のサツキの髪型は長髪、短髪どっちがいいと思う?」
(´・ω・`)「短髪です」
(´_ゝ`)「長髪です」
好春さんとボクの意見が分かれた
この瞬間、宮崎さんがニヤッと笑った
どうやら思うツボにハメられたようだ
彡(^)(^)「二人ともその理由は?」
(´_ゝ`)「僕は髪の長い方がお姉ちゃんらしくて女の子らしいと思いますし……」
(´_ゝ`)「メイの髪は短いからその逆がいいかな……長い髪の方が僕の好みですし」
彡(^)(^)「なるほど」
彡(^)(^)「ヒロカツくんは?」
(´・ω・`)「短いサツキに決まってます!」
彡(゜)(゜)「なんでや?」
(´・ω・`)「動きやすいからです。動きやすさ最優先」
(´・ω・`)「きっと元々サツキの髪は長かったんです」
(´・ω・`)「でも、お母さんがいませんから家事をしてメイの世話を焼く立場です」
(´・ω・`)「朝は早起きして食事の準備ですから、髪をセットする時間はありません」
(´・ω・`)「それに長いままだと髪が前に垂れて仕事の邪魔になります」
(´・ω・`)「だから自分でバッサリ切ってショートヘア」
(´・ω・`)「妹の髪は梳いて結んであげても、自分にはそんな時間は使わない」
(´・ω・`)「それがサツキです」
(´・ω・`)「どうですか?」
彡(゜)(゜)……
ラピュタの時と同じく、相変わらず宮崎さんはボクには何も答えてくれない
彡(゜)(゜)「ところで佐藤さんは……」
(´・ω・`) .。oO(好春さんと話し始めちゃった……)
宮崎さんのその背中は暗に
「ヒロカツくん、もう帰っていいです」と言っているようなもんだ
(´・ω・`) .。oO(まったく、聞いてきてこれだもんな……)
まあ、こういう時は長居は無用だ
さっさと自分の席に戻ろう
「佐藤さんはまだまだ女の子のことが分かっとらんな……」
後ろから、そんな宮崎さんの一言が聞こえた




