第六話 ぶらりラーメン二人歩き
ある日
彡(゜)(゜)カキカキカキ
(´・ω・`) .。oO(相変わらず宮崎さんと二人っきりだ)
借りた広い部屋には宮崎さんの机とボクの机
それと分解されたままで組み立てられていない山のような動画机
彡(゜)(゜)「広すぎてつまらんな……」
彡(゜)(゜)「互いの机を向かい合わせにくっつけようや」
(´・ω・`) .。oO(宮崎さんの提案で……)
広々としたフロアに奇妙な机のブロックができた
お昼
彡(゜)(゜)「ヒロカツくんは昼に何を食べるんや?」
(´・ω・`)「えっ?えーと博多ラーメンでも食べにいこうかなと……」
(´・ω・`) .。oO(宮崎さんがお昼の話題をしてくるなんて初めてだ)
ちなみに宮崎さんは毎回、お弁当を持参している
彡(゜)(゜)「貧しい食事やな……」
(;`・ω・´)「貧しいんですよ!放っておいてください」(だったら給料上げろよ!)
彡(^)(^)wwww
彡(^)(^)「ほんならお昼をご馳走したる。一緒に食べに行こうや」
(´・ω・`)「え?宮崎さんお弁当は?」
彡(^)(^)「忘れたんや」
(´・ω・`) .。oO(へー宮崎さんがお弁当を忘れるなんてことがあるんだ)
でも、しまったな……
奢って貰えるならもっとゴージャスな昼食を提案すればよかった
せめてトンカツ定食とか
彡(^)(^)「ほな、行くで」
こうして吉祥寺ぶらりラーメン二人歩きが始まった
彡(^)(^)フンッフフン
(´・ω・`) .。oO(ご飯の時ぐらい一人でいたかったな)
彡(゜)(゜)「それにしても吉祥寺もずいぶんと変わったなー」
彡(゜)(゜)「ワイが子どもの頃に遊びに来た井の頭公園の池は澄んでて浅くてな」
彡(゜)(゜)「底も魚も全部見えたもんやで」
彡(゜)(゜)「だから池の底に落ちた影がボートと一緒に動いてな」
(`・ω・´)「おー!パンダコンダの雨降りサーカスの巻きの原点ですね!」
そんなこんなでオタク話やいろんな話が飛び交う中
京王井の頭線のガード下にあるラーメン店に着いた
(´・ω・`)「この店は販売機の先払いなんですよ」
彡(゜)(゜)「ほーん」ポチ
(´・ω・`) .。oO(しまった!)
宮崎さんがボクの分もすぐにボタンを押したせいで大盛にできなかった
ちっくしょー
「はいよ、博多ラーメン2丁お待ち!」
(´^ω^`)「宮崎さん、この店はワカメ、もやし、紅ショウガ、シナチクが……」
(´^ω^`)「取り放題なんですよ!」
ボクは一心不乱にテーブルに置いてある具を次々と山盛りに乗せた
(´^ω^`)「オヤジさーん!もやしとワカメなくなりましたー」
彡(゜)(゜)「……それがヒロカツくん流ですか」
(´^ω^`)「それじゃあ、いただきます!!」
彡(゜)(゜)「いただきます」
若い頃は早く食うのも芸のうち
しかも、ボクの仕事は多忙を極めるアニメ制作
食えるときにたくさん食うのが大正義
大胆にズウズウと麺をすすっていると宮崎さんが呟いた
彡(゜)(゜)「ヒロカツくんはネコバスにそっくりや」
(´・ω・`)「違いますよ、トトロもネコバスも宮崎さんの顔です」
(´・ω・`)「キャラはずっと前に描いたんでしょ?」
(´・ω・`)「ボクに似ているなんて言ったらネコバスがかわいそうですよ」
彡(゜)(゜)「……ネコバスはヒロカツくんで行こうと思うんや」
(´・ω・`)「ボク?何がです?」
彡(゜)(゜)「ラピュタの時に追いかけっこしたアレや」
(´・ω・`)「あの夜中に二人で大笑いした?2CV対自転車のバカ競争ですか?」
※詳しくは「もう一つのバルス」彡(゜)(゜)「天空の城ラピュタ」をお読みください
(´・ω・`)「ちっともバスと関係ありませんよ?」
彡(^)(^)「あんなバカがええんや」
「いいね!昼間っから仲良く親子で話が弾んで!」
彡(●)(●)「親子じゃない!!」
(`・ω・´)「親子じゃない!!」
そんなこんなでスタジオに戻った
彡(^)(^)つ「ほれ、ヒロカツくんにコレやるわ」
(´・ω・`)「なんですか?」
宮崎さんから貰ったレイアウト用紙には
さっき二人でラーメンを食べている姿が描かれ
親子?兄弟?と書き添えてあった




