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第22話 映写室

ある日


(´・ω・`)「うーん……どうしたものか……」

ボクはある難題に直面していた

それは映写室をどうしたものかという問題だ


アニメーションは実際に流してみないと間違いがあるかどうか判断が難しい

だからその都度、映写して確認する必要があるのだが

スタジオジブリ第2スタジオにはそんな空き部屋はなかった


(´・ω・`)「だったら本社スタジオに借りに行く?」

いや、本社では火垂るの墓を制作しているからそんな余裕はないだろうし……

それに、試しでも映像を流すのだからスタッフ全員に見てもらいたい

全員一緒に確認すれば、作品の進み具合や世界観、自信の参加感、達成感を共有できるのだから……


(´・ω・`)「どうしよう……別に部屋を借りるか?いや、ダメだ」

(´・ω・`)「それだと不経済だし、いちいち移動するのも面倒だ」


(´・ω・`)「こういう困ったときは…………」

(´・ω・`)「上司に相談。社会人の鉄則だよね」


・・・


(´・ω・`)「とういことで映写室をどうしようかと……」

ξ゜⊿゜)ξ「そうね……」


ξ゜⊿゜)ξ←彼女は田中栄子さん

原社長の紹介でジブリで働くことになった制作担当

制作ディスクに任命されたボクの上司になる

元々は日本アニメーションでプロデューサーの経験を積んだ

活発、陽気、おまけに度胸もあって美人という四拍子揃った凄い人


フロアを眺めていた田中さんは何かに気がついたようで


ξ゜⊿゜)ξ「ないなら作ればいいのよ!」

(´・ω・`)「………へ?」


田中さんが目をつけたのは第2スタジオの道路側にはみ出していた

三角のデッドスペースだった


ξ゜⊿゜)ξ「床と壁と天井に木枠をはめて……」

ξ゜⊿゜)ξ「そこに黒幕を張れば………はい映写室の完成!」


(´・ω・`)「すげぇ………あっという間に解決した」

いったいボクの悩みはなんだったんだ………


彡(゜)(゜)「ファッ!なんやこれ!?」


ξ゜⊿゜)ξ「初めまして宮崎さん、田中栄子といいます」

ξ゜⊿゜)ξ「日本アニメーションからきました」

ξ゜⊿゜)ξ「川端俊之くんも一緒に連れてきたので使ってください」


( ・∀・)「どうも!」

(´・ω・`)「あ、どうも……」


(´・ω・`) .。oO(日本アニメーションの川端さんてかなりのベテランだったよな)

大幅戦力アップだ


彡(゜)(゜)「ヒロカツくん、ヒロカツくん……」

(´・ω・`)「はい」


彡(゜)(゜)「凄い人がやってきたな」

(´・ω・`)「とても心強いです」


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