第11話 麻雀
ある日
( ´∀`)「ねえねえ、木原くん。お願いがあるんだ」
(´・ω・`)「なんですか?」
( ´∀`)「僕の代わりに麻雀大会に参加して貰えないかな?」
(´・ω・`)「え!ボクですか?」
( ´∀`)「引っ越しで大変で、でも人数がいないと麻雀にならないし」
(´・ω・`)「行ってもいいですけど……あの人が許すかどうか……」
(´・ω・`) .。oO(ジブリには箱根の関所の役人みたいな仕事の鬼がいる)
そう、あの宮崎駿だ
( ´∀`)「大丈夫、宮崎さんへはボクからお願いするから」
(´・ω・`)「まあ、それなら」
・・・
「ヒロカツくん!俗物のヒロカツくん!!」
(´・ω・`) .。oO(ほら来た!)
彡(゜)(゜)「聞いたで、男鹿さんは引っ越しで忙しいみたいや」
彡(゜)(゜)「だから特別や……今回は特別やで」
彡(゜)(゜)「ところで君は麻雀までやるんか?」
(´・ω・`)「ええまあ、人並みには……」
(´・ω・`) .。oO(実は麻雀の腕には結構自信がある)
ここだけの話、ラピュタの制作時代も週末の深夜に麻雀を打っていた
みんなには内緒だよ
(´・ω・`)「でも、遊ぶためだけに行っていたわけではない」
アニメ制作にとって麻雀は重要なスキルだとボクは思っている
麻雀卓を囲むのは常にアニメ関係者とだけ
だから卓上ではアニメ界の情報交換の場になる
麻雀大会当日
(´・ω・`)「リーチ一発ツモ四暗刻」
よし!役満を上がったんだからきっと優勝だ
・・・
(´・ω・`)「役満を上がったのに優勝できないなんて腑に落ちない」
「はい!役満賞の日本酒天狗舞は君のモノだ」
(´・ω・`)「ありがとうございます」
まあ、戦利品を得たから良しとするか
ジブリ第2スタジオ
(´・ω・`)「ただいまです」
( ´∀`)「おかえりー、どう?みんな強かったでしょ」
(´・ω・`)「そうなんですよ、役満を上がったのに優勝できなくて……」
( ´∀`)「え!役満を上がったの?」
(´・ω・`)つ「はい、これはその戦利品です。どうぞ」
(; ´∀`)「いやいやいや、これは木原くんが貰ってよ」
(´・ω・`)「ボクはお酒を飲まないんで、男鹿さんどうぞ」
( ´∀`)「え!本当にいいの?」
(´・ω・`)「どうぞどうぞ」
( ´∀`)「ありがとう!それじゃあ遠慮なく」
( ´∀`)「今度は一緒に打ちに行こうね」
(´^ω^`)「いいですね!」
「ゴホンッ!!」
(´・ω・`)( ´∀`)『あ……』
彡(●)(●)「二人とも……遊びの話もそこそこに……」
(´・ω・`)( ´∀`)『はい……』
(´・ω・`)「……内緒で行きましょうね」コソッ
( ´∀`)「うん」コソッ




