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第2話 支配の歌声と灰の鎌-水の魔法使いミッシェル-

──赤髪の元気そうな女の子……、対戦相手の名前は“リア”さん

ガンガンコミュニケーションとりにこられたりするのは少し苦手かも……

ちょっとだけルールの確認、しておこうかな……──


①ゲーム開始時はカードを6枚引き手札として、2枚をコアチャージしてゲーム開始する。

②1stPlayerは最初のターンのドローとインタラプトがなし。

③2ndPlayerは1ターン限定の“ダミーコア”を持ってスタート、いつでもそれは起動出来る。


──かなり2ndPlayerに恩恵の多いルールだけれども、Arcano Duskアルカノダスクはそれだけ先行が有利ってことなのかも。

それに、このデュエルは、私が先行スタートだ、頑張ろう──


The Datacore awakens!


1stPlayerミッシェル Turn1

「私の先手番、ポケットをコアチャージ、“旧文明の癒し手”アウェイクします」

3コア/パワー2/登場時、障壁1枚の耐久+1

ミッシェル 障壁耐久2→3


2ndPlayerリア Turn1

「障壁の耐久上昇? ミッシェルさんはまずは守りを固めるタイプなんだね、私とは真逆かも」

「……、安心感がほしいので」

「ポケットをコアチャージ、カードを1枚インタラプト、 “旧文明の照らし鳥”アウェイク」

3コア/パワー2/“飛翔”


Turn1 Score

ミッシェル 障壁2枚 コア3枚 ポケット2枚

リア 障壁2枚 コア3枚 ポケット2枚


1stPlayer Turn2

「ポケットをコアチャージ、カードを1枚インタラプト、“旧文明の癒やし手”で障壁にアタックです」

リア 障壁枚数2枚→1枚


──リクレクトアウェイク!──

「障壁から“太陽国のゲージ”をリクレクトアウェイク、“不死鳥エテルナ”、今回も力を貸して」

3コア/デッキから鳥カードをポケットに加える。

“リフレクト”


──“不死鳥エテルナ”、強力な迅速エレメントですがその翼で私の波を越えられますか……?──

「“歌声港の聖歌隊”をアウェイク、終了です」

4コア/パワー2/破壊時、1ドロー。


2ndPlayer Turn2

先制点はとられちゃったけど、まだ始まったばかりだもんね! 手札で見守ってて、エテルナ。

「ポケットをコアチャージ、2枚目のカードをインタラプト」

まずこのターンは、ミッシェルさんのエレメントを叩くっ!

「“ソニックムーブ”をアウェイク」

2コア/ターン中自分の全ての飛翔持ちパワー+2.自分ターンで使用したなら1ドロー。

“旧文明の照らし鳥”パワー2→4


「“旧文明の照らし鳥”で“旧文明の癒し手”にアタック! さらに──」


──インタラプトアウェイク!──

「──“火吹鳥の吐息”インタラプトアウェイク、“歌声港の聖歌隊”に2ダメージ!」

「……、では聖歌隊が破壊されたのでカードを1枚引きます」

3コア/エレメント1体に2ダメージ。“リフレクト”

Result:

“旧文明の癒し手”破壊

“歌声港の聖歌隊”破壊


Turn2 Score

ミッシェル 障壁2枚 コア4枚 ポケット2枚

リア 障壁1枚 コア4枚 ポケット2枚


1stPlayer Turn3

「私のエレメントは全滅ですか……、ではポケットをコアチャージして……、ターンエンドです」

「えっ、本当にターンエンドですか? そんなに“引きが悪い”とか?」

「さぁどうでしょう、リアさんのターンですよ」

──迷っているようですが、リアさんは出すしかないはずです、“不死鳥エテルナ”を──


2ndPlayer Turn3

「ならこのチャンス、生かさせてもらうよっ!」

「ポケットをコアチャージ、まずは“旧文明の照らし鳥”で障壁にアタック」

ミッシェル 障壁耐久3→1


「今回も力を貸してね相棒! 5コアで不死鳥エテルナをアウェイク──」


──インタラプトアウェイク!──


「──ここです! 捨て札から“魂唱”の追加コストとして“歌声カード”を消費して“洪水引き金の歌声”をインタラプトアウェイクします!」

6コア/捨て札に歌声カード1枚/全てのエレメントを破壊する“魂唱:歌声1”

Result:

“旧文明の照らし鳥”破壊

“不死鳥エテルナ”破壊


「全体除去ログカード!?」

「リアさんの勢いは素敵です、波を越えられてしまいそうだったので、一度押し戻させてもらいました」

「悔しいけど、サービスが始まったばかりのカードゲームでその戦術は、シンプル称賛だよ」

──称賛は受け取っておきますが、歌声の支配はここからですよ──


Turn3 Score

ミッシェル 障壁2枚 コア5枚 ポケット2枚

リア 障壁1枚 コア5枚 ポケット1枚


1stPlayer Turn4

「ポケットをコアチャージして、“歌声のセイレーンラクリモラ”アウェイク!」

6コア/パワー3/相手のエレメントのパワー-1、自分のエレメントのパワー+1。

青の契約:汝契約の時あらず


「そのカードがミッシェルさんの“とっておきの1枚”?」

「……、そうなるかも? ラクリモラさんの歌声は盤支配の力、仲間の力を高め、敵の力を弱めます」


2ndPlayer Turn4


──インタラプトアウェイク!──

「“転生”インタラプトアウェイク!」

6コア/自分の捨て札のエレメント1枚を登場させる。

「私たちはまだ溺れてはいない、そうだよねエテルナ!」

5コア/パワー↓1/“飛翔.迅速”

赤の契約:汝契約の時あらず


「まずはダメージを与えてある障壁を叩くよ、エテルナで耐久1の障壁にアタック!」

ミッシェル 障壁枚数2枚→1枚


Turn4 Score

ミッシェル 障壁1枚 コア6枚 ポケット2枚

リア 障壁1枚 コア5枚 ポケット1枚


1stPlayer Turn5

「ポケットをコアチャージ……、パワー1のエテルナでは、障壁は割り切れない、けれども──」

「──まずは頭数を抑えさせてもらいます」

「ラクリモラさん、エテルナを排除してください」

Result:“不死鳥エテルナ”破壊


「続けて“彼方通しの歌声”アウェイク」

3コア/デッキから歌声ログカードをインタラプトする。“リフレクト”


「彼方通しでサーチした“破滅呼びの歌声”をインタラプトします、これでどんなエレメントのアウェイクも無駄になります」

5コア/アウェイクされるエレメントをデッキへ還す“魂唱:歌声1”


2ndPlayer Turn5

「──ねぇミッシェルさん、“私”が戦う分にはラクリモラのパワーマイナス効果は受けない、そうだよね?」

「……そうですね?」

「なら私の攻撃はまだ途切れない!“ダミーコア”アウェイク! そして──」


「──ウェポンカード、“アッシュサイズ”アウェイク」

6コスト/パワー3/“耐久2”

破壊時、捨て札の不死鳥カードが舞い戻る。


──ウェポンカードっ!

2つあるインタラプトゾーン一つを埋めてしまうけど、プレイヤー自体に戦う力を与えてくれる──


その鎌の全長は1メートルほどだろうか、アバターとの対比的に私が握るには少々大きめだ。

不死鳥の遺灰による祝福が施された刀身を覆うように、微かだが鋭い輝きの赤い魔力光が灯り

柄には同じく不死鳥の羽根が1枚添えられている。

「私が“アッシュサイズ”で、最後の障壁にアタック!」

ミッシェル 障壁枚数1枚→0枚

“アッシュサイズ” 強度2→1


──リフレクトアウェイク!──

「恨まないで、くださいね……、障壁から、“彼方通しの歌声”をリフレクトアウェイク!」

3コア/デッキから歌声ログカードをインタラプトする。“リフレクト”


「彼方通しでサーチした“迷い霧の歌声”をインタラプトします」

2コア/攻撃を一度無効にし、1ドロー“魂唱:歌声1”


Turn5 Score

ミッシェル 障壁0枚 コア7枚 ポケット1枚

リア 障壁1枚 コア5枚 ポケット1枚


1stPlayer Turn6

「ラクリモラさんで、最後の障壁にアタックです」

リア 障壁枚数1枚→0枚


「2枚のインタラプトによる万全のカウンター盤面、それでもまだ勝機があると言えますか? リアさん」


2ndPlayer Turn6

「私が“アッシュサイズ”で、リーサル(とどめの一撃)──」

「──当然“迷い霧の歌声”インタラプトアウェイク、攻撃を打ち消して1ドロー」

“アッシュサイズ” 耐久1→0 アッシュサイズ破壊


「──まだ希望は繋がってるよ!、アッシュサイズの破壊時効果発動、三度力を貸して、エテルナ!」

5コア/パワー↓1/“飛翔.迅速”

赤の契約:汝契約の時あらず


「……失念してました、そのエテルナは“アッシュサイズ”の“破壊時効果”で舞い戻ってるからアウェイクされた訳じゃないですね、つまり──」

「──つまりこのエテルナに、アウェイクされてるエレメントを還すことの出来る“破滅呼びの歌声”は打てないっ! エテルナでリーサルっ!」


──Game set.Winner リア!!!──


──か、勝てたぁ

“洪水引き金の歌声”やラクリモラ、強力なカードの波を越えられてよかった、ありがとうね、エテルナ──


「……、すごいですね、エテルナを使いこなしてる」

「すごいのはミッシェルさんですよ、私にはそんなパーミッション(カウンター)デッキ、そんな練度で使うのはとてもとても」

「あ、えっと、うん、ありがとう、ございます? この後のトーナメントも頑張って?」

「うん、ありがとう!」

2回も勝てて来ると、1回戦目とはまた違う緊張感が出てきてしまう。

このトーナメント、私の力はどこまで通用するのだろう。


──トーナメント3回戦からはシード枠の招待プレイヤーとマッチングする場合があります──


コレクトブックに表示されるシステムメッセージの後、私の待機ロビーに落ち着きある大人のおねえさんといった声質のMCが響く。


「ゲームプレイ重視VTuber事務所、“ゲムガチ”所属、高飛車お嬢様VTuberと言えばこのお方、光祥ダイヤ選手のご入場です!──」

「──ご機嫌麗しゅう、一般階級ファンネームの皆様、私、光祥ダイヤがArcano Duskで、てっぺん、とってみせますわぁ〜っ!!!」


赤い派手なパーティードレスと胸元にはサファイアの大きなブローチ。

先程までのMCお姉さんとは対照的に甲高く、いかにも高笑いが似合いそう。

金髪の縦巻きロングを指でくるくるする仕草といい、役作りとしてあそこまでお嬢様お嬢様しているならすごいプロフェッショナル!

このVTuberお嬢様が次の私の対戦相手だ。


「光祥さん、インタビューよろしいでしょうか? なんでもArcano Duskにはクローズドベータから“お気に入りのドラゴン”がいるとかで──」

「──ええ、次の試合はそのカードのお披露目にと考えてましてよ!」

ドラゴンカードといえば高いコストと強力なパワーかな、速度で勝てるように頑張らないと!

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