表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

73/426

73.文化祭㊱

 私達4人はお面屋さんに行くと、私と九条さんと佐藤さんはお面を選びました。

「私はこれがいいわ。」

佐藤さんは犬のお面。

「僕はこれ。歌舞伎好きなんだ。」

と九条さんは歌舞伎の隈取りのお面。


今、私はセンスを問われているのよね。昨日はひょっとこを選んでなぜか怒られてしまったから・・・。

「私はこれ!」

と私は恵比寿さんのお面を選びました。恵比寿さんは豊漁の神様であり商売繁盛の神様。ご利益たっぷりです。それに笑顔がなんとも可愛いらしい。これは誰からも文句は言われないでしょう。


「はーぁ、で、選んだ理由を聞こうか?」

とかえでさんに言われたので、

「恵比寿様は豊漁の神様で、商売繁盛の神様だから縁起がいいなって思って・・。それにほら。かわいいじゃない?笑っていらっしゃって、こちらまで笑顔になるでしょ。」

すると九条さんが

「本当だね。笑顔が素敵なのは君によく似ている。温かい気持ちになるいいお面だね。」

と言ってくださいました。わかる人にはわかるんですね。

「どう?かえでさん。私のセンスもなかなかでしよ。」

「はぁー。ここにも独特なセンスの持ち主がいるよ。って言うか、九条さんナヲに甘いですよ。」

「吉田さんに同意見です。でも、小南さんがかわいいと思っていらっしゃるならいいと思います。」

「えー?佐藤さんまでそんなことおっしゃるんですか?」

「隆くんこのお面どうですか?」

「・・・いいんじゃね。」

・・・隆くん、そんなにめんどくさそうに言わなくてもいいじゃないですか・・・。


私達、狐2匹と犬と歌舞伎役者と恵比寿さんは最初の目的地、柔道部の体験ブースに行きました。午後から信くんが

ここで接客していると聞いて行ってみることにしたんです。ここでは柔道部員と綱引きをして勝てば賞品が貰えるようです。


看板には、


商品一覧

レベル1→駄菓子詰め合わせ。

レベル2→周南堂のどら焼き1箱(5個入り)

レベル3→ニコニコにょんすけぬいぐるみ小

レベル4→文化祭金券1000円分

レベル5→文化祭金券2000円分


ルール

レベル1 直径50センチの中にいる直立した柔道部員と綱引きをして、円から出したら勝ち。

レベル2 直径1.5メートルの円の中にいる柔道部員と綱引きをして、円から出したら勝ち。(ただし、柔道部は片手で綱引きを行う。)

レベル3 直径1.5メートルの円の中にいる柔道部員と綱引きをして、円から出したら勝ち。

レベル4 直径2メートルの円の中にいる柔道部員と綱引きをして、円から出したら勝ち。

※レベル4までは対戦相手を指名できる。

レベル5 直径2メートルの円の中にいる柔道部員と綱引きをして、円から出したら勝ち。


お子様や女性の方、体力に自信のない方はご相談ください。臨機応変に対応いたします。


と書いてあります。




とてもおもしろそうですね。


「そこのお面軍団やっていかないか?」

「もちろん受けて立つぜ。でも俺は信とはやらん。」

「なんだよ隆。俺はお前と男と男の勝負がしたかったのに。」

「悪いが俺はまだ死にたくない。」

信くんと隆くんは仲良しですね。

信くんは身長が180cmくらいで確か90キロくらいだって言ってたわよね。隆くんは175cmあるかないかくらいで、スマートな体型なので体格差がありますよね。確かに体型だけでいえば信くんに勝つには難しそうですね。」

「俺はレベル1で俺と同じくらいの体系の選手と戦う。」

「隆はレベル1で、じゃあ同じくらいの体型か・・・山口はどうだ、身長は170cm体重は70キロ。今いる部員の中で一番軽いんじゃないかな。。」

「じゃあ、山口さんお願いします。」

隆くんの対戦相手が決まりました。


「せっかくだから僕は坂上君にお願いしようかな。レベル1でお願いします。」

「おう、わかった。」

九条さんは信くんと対戦することが決まりました。


 私たちはどうしようかと話していたら、

「おつかれさん。」

と、とても大きな方がいらっしゃいました。

信くんは、その大きな方と一緒に戻ってきて

「こちらは小山先輩。先輩は100キロ超級の選手ですごい力持ちなんだ。だから君たち女子3人で先輩と勝負するのはどう?ただ先輩は大きいからレベル1の円には入らないんだよだからレベル2の円の直径を1メートルにしてチャレンジしてみない?もちろん商品は周南堂のどら焼き三人に1箱ずつで。」


「面白そうですわ。吉田さん、小南さんチャレンジしてみませんか?」

「そうね、ナヲやりましょう!」

「はい頑張りましょう!」



登場人物

小南ナヲ→前世で100歳まで生き、その記憶をもったままこの世界に生まれてきた。この物語の主人公。

角光明→日之本帝国第二皇子。幼い頃に遊んでいたあきちゃん(明)。

小南正次朗→ナヲの5歳歳上の兄。あだ名は正ちゃん。

花ちゃん→角光明の姉。

坂上信雪→貴族(士族)。正義感が強くて優しくて力持ち。柔道部期待の星。

水木富→貴族(華族)。気さくな性格で心優しい子。茶道部

長井隆→平民。九州の長崎出身。実家は長崎で貿易商、英語、仏蘭西語、独逸語が堪能。私が企画部部長を務めているセイコウ出版社で翻訳のアルバイトをしている。。

吉田かえで→平民。曲がったことが大嫌いな明るい活発な子。帝都の下町朝草生まれ朝草育ち。

野島柚木→あだ名はゆずちゃん。両親が営んでいる周南堂で働いている。午前中は購買で、午後は周南堂の店舗で働いている。ナヲとの幼馴染。

野島涼介→あだ名は涼くん。柚木の兄。

三条礼司→日之本帝国の上院、太政大臣。20年前は文部大臣だった。光明と花ちゃんの叔父。

市川先生→1年C組の担任。担当教科は数学。英国に留学経験があり英語が堪能。

相田さん→ナヲのクラスメイト。貴族

九条 善高→貴族。父は立法省の大臣 善成。社交ダンス部。

春日フジ→金属加工の春日工業副社長。竹男の妻。ナヲの父敏光の姉。ナヲの伯母。

春日竹男→金属加工の春日工業の社長。フジの夫。ナヲの伯父

中村さん→クラスメイト。文化祭の演劇のメイクを担当。

木田さん→クラスメイト。文化祭では衣装班。

佐藤さん→クラスメイト。文化祭では調理班。貴族。

瀬川くん→クラスメイト。文化祭では調理班。平民。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ